洗面所で歯を磨いて、お口をゆすいだら、
鏡にニィーってして、
歯を見ることはありませんか?
磨き残しがないか確認するのは大事なことです。
そしたら、
「あれっ、黒い? 虫歯?」
気になるものを見つけてしまうかもしれません。
そんな時は、
私たちにご相談ください。
この方は、前歯の間に黒い点のような部分を見つけ、
気になるとのことでした。
これは、以前虫歯の治療をした時に詰めた白い詰め物が、
月日が経って劣化してしまっているのです。
そうなると接着も弱くなり、その部分からまた虫歯が広がってしまいます。
この場合、劣化した詰め物を削って歯の表面をキレイにしたら、
そこにまた新しい詰め物を詰めるのです。
こちらが詰めた後の写真です。
自分の歯を大きく削ることもなく、このようにキレイになります。
詰め物がピッタリになると、
歯と歯の間にデンタルフロス(糸)を通す時も
スルッと通るので、歯磨きも楽になりますよ。
お次はこんなところに黒い点があります。
こういう虫歯も多いんです。
歯ぐきが下がって歯の根元が露出してしまっているのですが、
そこは虫歯のリスクが3倍くらい高くなります。
この黒くなってしまっているところを削ってキレイにしたら、
こんな感じで白い詰め物を詰めます。
表面がツルツルになるので、汚れもたまりにくくなります。
よーく見てみると、奥歯の黒い点も見つかります。
奥歯の根元が黒くなり、穴があいています。
虫歯ですね。
同じように虫歯を削って、詰め物を詰めましょう。
白くキレイになりましたね。
奥歯の根元は自分で見づらいところですが、
歯ぐきをマッサージするような感覚で歯ブラシを当てて磨くと、
汚れを落としやすくなるので試してみてください。
このような大きさで見つかった虫歯は、
治療時に痛みがなく、麻酔なしで治療できることもあります。
また、削ってその場で詰めるタイプの治療になるので、
どれも1回で治療が終わります。
おうちで黒い点が見つかったら教えてください。
小さいうちに早めに見つけて、早めに治しましょう。