予防歯科

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

クリーニングして歯を白くしよう

「最近歯が黒くなってきたなぁ」 と思っていませんか?   そんな時は歯医者に来てください。 歯のクリーニングをしましょう。     歯の表面にステイン(着色汚れ)が付いていますね。   ステインが歯に付着する原因は、タバコのヤニや、食べ物や飲み物に含まれる色素です。   これらが歯の表面のタンパク質と結びつき蓄積していくので、歯磨きやうがいをしても簡単に落とすことはできません。     そんな時は歯科医院で専門的な器具を使用した施術を受けることで簡単に落とすことができます。     術後の写真です。 1回クリーニングをしただけです。   パッと見た時の印象が違いますよね。 歯の表面のステインを落としただけで、ホワイトニングをしたわけではありません。   基本的に施術に痛みはありません。 専用ペーストを使用して汚れを浮かせたり、高速振動による物理的な除去力を利用します。     その後は再びステインが付いてこないようにご自宅でのセルフケアについても知っていただきます。 より歯を白くしたい方にはホワイトニングのご提案もいたします。   いかがでしたか? 歯が黒くなってきたら歯医者にクリーニングに行きましょう。 桶川市で歯科医院をお探しの方は、アズ歯科桶川院までお越しください。   治療期間 1日 治療費 保険診療 治療のリスク 定期的なお手入れが必要である  

2023.09.18

歯医者でクリーニングするとどう違うの?

自宅で歯みがきするのと、 歯医者でクリーニングするのと、 何が違うと思いますか?       使ってる器具が専門的なもの? 特別な歯みがき粉を使ってる?     いろいろ違いはありますが、 大事なポイントとして2点あげると、     ① どこに汚れがついているのか確認すること ② それをしっかり取りきること   ここが違います。     お子さんの仕上げ磨きをされたことがある方はわかると思うのですが、 本人が磨いているつもりのところも、 横にしてライト当てて見たら全然磨けてないじゃん、 ということがよくあります。     大人にも同じことが言えます。 自分で磨いているつもりが習慣によってあまり磨けていないところがあるのです。     歯科医院ではその部分をより専門的に検査して確認することで、 まず磨かなければいけないところを抽出します。       50代の男性の患者さんです、クリーニング希望で来院されました。 歯みがき時の出血が心配とのことです。 上の奥歯に歯石がついているのがわかります。 ご自宅でもここまで見えたら磨けると思うのですが、難しいですよね。     まずはこの部分を患者さんに実際に見て確認してもらうことが大事です。 見ることで、普段の歯みがきの時に注意することができるようになります。 そのためにこのような写真をモニターに映して見てもらっています。     また、歯石の付着位置、歯周病の進行を確認するために、 レントゲン写真を撮って検査します。 矢印の部分に歯石が付いていることがわかります。     歯石が歯ぐきの周りに付いていると歯周病が進行して、 やがてグラグラして歯が抜けてしまいます。     そうならないためにも、 クリーニング(歯石を除去)することで、 歯周病の進行を阻止しなければなりません。 歯科医院の定期検診で行っていることは、この繰り返しなのです。       歯石の付着がわかったら、 それを取り残しのないようにしっかりクリーニングしていきます。     見えづらい部分なんかはマイクロスコープを使って細かく確認する必要があります。 歯石がしっかり取れていることを確認することもとても大切なポイントです。 超音波を使用した専用の器具や、先の細い器具を用いて歯と歯の間までキレイにします。       クリーニング後の検診時の写真です。 歯石が取れて、ご自宅でのセルフケアが上手にできると、 歯ぐきからの出血も改善してきます。     クリーニング後のレントゲン写真です。 歯石の付着がなく、歯槽骨(歯を支えている周りの骨)の吸収がおさまっていることを確認します。       いかがでしたか?   ご自宅で毎日しっかり歯みがきしているから大丈夫、 と思っていても、 隠れた歯石が付いているかもしれません。 そのまま気づかないでいると、歯周病が進行してしまいます。   定期的に歯科医院を受診し、専門的な検査、施術を受けることで、 歯周病を確実に予防していきましょう。 桶川市で歯科医院をお探しの方は、ぜひ一度アズ歯科桶川院へお越しください。 治療期間 1ヶ月 治療費 保険診療 治療のリスク 定期的にチェックする必要がある    

2023.06.24

定期検診で虫歯を早期発見しよう

虫歯は痛くなってから治療するものと思っていませんか?   「普段忙しいから、なかなか検診に行けてなくて」 という声をよく聞きます。   そういう方は、 痛くなってから仕方なく歯科医院を受診することになると思うのですが、   その場合、   虫歯を削る量が多くなることで、 型をとって銀歯を作らなくてはいけなかったり、 歯の神経にまで虫歯が進行して、 神経の治療まですることになったりと、 結局、歯科医院に通院する回数が増えて、期間も長くなることが多いです。   そうならないためにも、 本日は、 「定期検診で見つける虫歯の大きさとその治療について」 実際の治療を見ていただきます。     20代の患者さんです。 ご本人は「痛いところはないけど検診で」 ということで来院されました。   この写真を見て、虫歯があるのがわかりますか?   おそらくわからないと思います。   虫歯には好発部位があります。 奥歯であれば、①溝の深い部分、②歯と歯の間、です。   パッと見て虫歯がないように見えても、実は虫歯が進んでいることがあるのです。   そういった見落としがないように、 検診ではレントゲン写真も使って、虫歯の検査をします。   どうでしょうか。 実は虫歯があるのですが、わかるでしょうか。     ここです。 歯と歯の間に黒くなっているところがあります。 重なっているのでわかりにくいかもしれませんが、 反対側と見比べてみてください。 こちらにはそのような影はありませんよね。   このように、歯と歯の間の部分はレントゲンのほうが虫歯を発見しやすいのです。 これに気づかずにいると知らぬ間に虫歯が進行して神経が痛くなり、 痛くなってから歯科医院を受診すると、 神経を取らなければいけなくなります。   実際はここに虫歯があったんですね。   それでは、治療の様子を見てみましょう。     歯と歯の間の虫歯の位置を確認して、   表面のエナメル質から削っていきます。 虫歯が見えてきました。 この部分は柔らかくなっており、触るとボロボロ崩れてきます。   虫歯を青く染める検知液も使いながら、 取り残しのないように虫歯になってしまっている部分を削っていきます。   虫歯を取りました。 治療中は麻酔をしているので痛くありません。   虫歯を取りきった後の穴はコンポジットレジンという白い詰め物で埋めます。 これで治療終了です。 早い段階で見つけて虫歯を取ってしまえば、 型をとる必要もなく1日で終わりますし、 銀歯にもならなくて済むのです。   いかがでしたか? 家の鏡で見て、 黒くなってないから虫歯がないと思ってませんか?   でも実は、 こんなに虫歯がひろがっているかもしれません。   定期的に歯科医院で検診を受ければ、 虫歯になっていたとしても小さいうちに早期発見できます。 そうすれば、削る量も最小限で済みますし、 銀歯にならずに済むことがほとんどです。   仕事や家事が忙しくて症状が出るまではなかなか受診できないという状況もわかります。 ただ、 虫歯が大きくなってからでは何度も通院しなければなりませんし、 何よりも歯を削る量が増えてしまいます。   この記事を読んで、定期検診の大切さが少しでも伝われば嬉しいです。 桶川市で歯科医院をお探しの方は、アズ歯科桶川院までお越しください。   治療期間 1日 治療費 保険診療 治療のリスク 欠ける可能性がある  

2023.03.23

中高生の虫歯は進行が早い〜幼若永久歯〜

小学生のお子さんは保護者の方と虫歯検診に来てくれることが多いです。   歯の生え変わりが気になったり、歯ならびが気になったりする時期ですからね。   じつは、すべて大人の歯に生え変わった後の中学生以降のお子さんにも定期検診が大切なのです。     最後に生えてくる大人の歯は7番、第二大臼歯と呼ばれ、 12歳くらいに生えてきます。   生えてきた後の数年間、永久歯はまだ未完成で、 虫歯に対する抵抗力が弱いため虫歯になりやすく、 なってしまった後の進行も早いのです。   ちょうど12歳というと小学校を卒業して中学入学の頃ですよね。 そして部活を始める子も多いです。   部活でいっぱい活動して、 スポーツドリンクを飲んで、 帰宅して疲れて寝てしまう。   青春ですね。   しかし、生え変わったばかりの永久歯にとって、 虫歯が進んでしまう環境ばかりなのです。   ①スポーツドリンクには虫歯の原因となる糖がたくさん含まれている ②寝ている時は唾液量が少なくなり、プラークが歯の表面に停滞しやすい ③保護者の仕上げ磨きをしなくなり、磨き残しに気づきづらい ④乳歯よりも永久歯は8本多く、奥歯に歯ブラシが届きづらい ⑤永久歯は大きく、歯の溝に磨き残しが残りやすい ⑥保護者と歯科医院へ定期検診に行く機会が減り、虫歯をチェックする機会も減る   これらの要素が虫歯を作ってしまうわけです。   ここで、 奥歯の痛みで受診された高校生の方の治療をご紹介します。   半年くらい前に別の病院で奥歯の虫歯治療をしたとのことでした。 下の歯に詰め物をした跡が見えます。 白いところがそうです。 ただ、その白い部分の周りに黒くなっているところが見えます。 ここが虫歯でした。   実際に見てみるとこんな感じです。 歯と歯の間に白い詰め物が見えますが、この奥で虫歯が進んでいるのです。   幼若永久歯は虫歯の進行が早いので、黒くなる前に穴が広がっていきます。   詰め物を削っている時の写真です。 虫歯が青く染まる薬液で確認しています。 詰め物の周りに虫歯が広がっているのがわかりますね。   元の詰め物はこれくらいだったのに、 虫歯を取り終えると、 こんなに穴が広がっていました。 これ以上虫歯が大きくなっていたら神経をとる治療も必要になっていたかもしれません。 虫歯の進行が早い上に黒くなりづらいので、 気づかないうちに大きくなっていることが多いのが幼若永久歯の虫歯の特徴です。   その後、コンポジットレジンという白い詰め物で穴を埋めて、 歯の形を作ります。   今回この歯の治療はこれでおしまいですが、 今後も定期的に虫歯のチェックを続けていきます。   いかがでしたか?   中学生、高校生になると部活や塾も忙しくなり、 歯科医院の定期検診が遠のいてしまう人もいるかもしれません。   ですが、虫歯で歯が痛くなってしまっては、 大事な試合や試験の時に困ることも出てきてしまいます。   そして、生えてきたばかりの永久歯は一生モノです。 大人になった後も、これからずっとその歯で食事を取るのです。 そのことをおうちでもよく話してあげてください。     治療期間 1日 治療費  保険治療 治療のリスク 定期的に受診する必要がある    

2022.05.28

染め出しって知っていますか?

小さなお子さんのいる家庭であれば歯磨き後の仕上げ磨きを頑張っている方が多いと思います。 しかし、だんだんお子さんが大きくなってくると、そろそろ自分で磨けてるでしょうと考えたり、子供が嫌がってしまったりするため、仕上げ磨きをやらなくなってしまいます。 1回の歯磨きで全部の汚れを取るのは難しく、本人とご家族で2回磨くことによって除去できる汚れも増えるため、年齢関係なく仕上げ磨きを続けていくのは大事だと考えます。 ただ、本人が上手に磨けないと意味はないので、仕上げだけに頼ってしまうと本人の成長にはつながらないため自分で磨くクセをしっかりつけていく必要もあります。 本人への歯磨き指導とご家族への磨き残しの確認のために大きな効果を出してくれるのが染め出しです。 汚れの部分を染めてくれる染色液を使用し、磨き残しがどこにあるかを見やすくすることができます。   例えば健診で来てくれた4歳の男の子   一見きれいな歯に見えますが 染め出してみると   こんな感じです。 磨きやすいはずの前歯にも汚れが多く残っています。   次は小学生低学年の女の子です。 仕上げ磨きはたまにするとのことでした。 染め出してみると 上の奥歯にも汚れが多く付いてるのがわかると思います。   今度は中学生の女の子 仕上げ磨きは全くしてもらってないとのことです。 染め出してみると 全部が赤く染まりました。 中学生くらいになると上手く磨けない子がいる場合もありますが、磨こうとしていない子も多くいます。 汚れが残ることで虫歯のリスクが上がること、口臭なども出てくる可能性があることを理解してもらい、その意識を変えるためにも染め出しはとても効果的です。   最後に当院に定期的に通院し歯磨き指導を行なっている小学生の女の子です。 表面に少し汚れがついていますが上手に磨けている状態です。 最初から 上手く磨けていたわけではなく、練習を繰り返した結果歯磨きの質が安定してきました。 小さい頃からちゃんとした歯磨きの仕方を覚えるだけで将来虫歯ができてしまう可能性を大きく減らすことができます。 また、本人の意識も高く定期健診にもしっかり来てくれるため、虫歯の早期発見や歯並びのチェックも行えます。 染めだすと歯茎の周囲にも色がつくため、避ける保護者の方もいらっしゃいます。 しかし、磨き残しを確認し予防に繋げることで将来守れる歯が増え、歯のことで悩まず生活することができると考えます。 1度歯科医院で磨き残しをチェックしてみてはいかがでしょうか。 桶川市で歯科医院をお探しの方、ぜひ一度アズ歯科桶川院へお越しください。 治療期間 1日 治療費  保険治療 治療のリスク 一時的に歯茎に色がつく  

2022.05.23

銀歯の下の虫歯

銀歯の下の虫歯(セメントの取り残しによる) 主訴:歯の間が気になる、検診も一緒に希望 年齢とともに歯茎が下がってきて食べ物がつまるようになり、最近歯間ブラシを使うようになった。 ただ、なかなか通らない部分があることに気づき、久しぶりの検診も兼ねてチェックして欲しいと来院されました。 検診も一緒に希望されたため、レントゲン写真撮影、口腔内写真撮影、歯周病検査、ブラッシングのチェックを行っていきます。 そして、患者様が気になっていた部分をマイクロスコープで確認すると、銀歯を装着する際に使用するセメントが残っており、歯と歯の間を埋めてしまっています。 数年前に治療を受けたとのことです。 その状態が下の写真です。   この状態では歯ブラシで歯自体を磨けず、歯間ブラシも通りません。 しかし、汚れは中に入ってしまう状況です。 歯を傷つけないように、マイクロスコープを使用しセメントを除去していきます。 固まったあとのセメントはとても硬く簡単には除去できません。   一部除去した状態です。 歯石を除去する超音波の機械を用いても硬く、完全に除去できません。 そのため虫歯を削る機器で歯を触らないよう慎重に除去していきます。   完全に除去しました。 するとセメントが残っていた影響で、隣の歯の金属の下に虫歯ができてしまっています。 患者様には虫歯の治療が必要な旨を説明しました。   セメントの取り残しは時間が経過することで硬くなり、歯石のように歯にこびりついてしまいます。 それが原因で歯周病や虫歯が進行してしまう可能性があります。 こういったことを防ぐために当院ではマイクロスコープを通常の診療で使用し、精度の高い診療レベルを提供しています。 お口の中に気になる部分がある方はお気軽にご相談ください。 治療動画はアズ歯科桶川院公式のyoutubeチャンネルにあります。 ぜひご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=zMBvGXxO8os  

2020.08.21

歯ぐきの中にも歯石はある?

歯周病の治療をしている、もしくは定期検診を受けている方にはよく話すのですが、今日は歯石について少しお話したいと思います。 まず歯石とはなんぞ?という方のために簡単に説明します。 細菌の塊である歯垢が、不十分なケアにより歯に付着したまま放置されると、唾液に含まれているリン酸やカルシウムが沈着して石のようになります。この歯垢が硬く変化(石灰化)したものが歯石です。 (ちなみに、歯垢1mgには1億個以上の細菌が存在しています・・・)   こんな感じのイメージです。 「いやいや、そんなこと言われてるけど自分は毎日歯磨きしてるし、鏡で見ても付いてないから大丈夫だよ」という方、結構多いんです。 実は、見えない場所、歯ぐきの中にも潜んでいるのです。 この画像を見てください。   歯ぐきは少し下がってきてるけど、さっきみたいな歯石は付いてないですよね? でもこの時、歯周病の検査をしたところ、歯ぐきの中にも歯石が付いていることが分かったのです。 なのでその歯石をとるための手術をしました。 ※そういうのあんまり見たくないという方は、画像を見ないでとばしてください。     これです。 これは手術で歯ぐきを一部めくって、中を見ているところです。 黒いの見えますか?これが歯ぐきの中にある歯石です。 こうして見ると一目瞭然ですよね。 それを丁寧にとっていくと、   このように歯ぐきの中、根の表面もツルツルになります。 歯石がなくなれば、ひとまず歯周病の進行は止まります。 そして手術の後は数週間もすれば何もなかったかのようにキレイに治ります。 それがこちらです。   歯石がとれたことにより、腫れていた歯ぐきも引きしまって健康的になりました。 ちなみにこの患者さんは、手術後の痛みはまったく感じなかったとのことでした。 もしさっきの歯石があのままずっと残っていたとしたら、もっと歯周病が進行して、抜かなきゃいけなくなることだってあります。 そうなる前にまず検診を受けてください。 そして歯周病が早期にわかれば、このような手術を受ける必要もなく、衛生士さんのクリーニングで十分治ります。 このように歯ぐきの中に歯石がついていたとしても、ちゃんと治療を行ってメンテナンスを継続すれば大丈夫です。 歯周病を放置しないように。 自分は大丈夫、と見て見ぬふりをしないように。 見えていないところに、歯石が潜んでいるかもしれませんよ?

2020.08.03

歯周病治療

主訴:歯茎から血がでる 歯磨きすると痛みはないが、歯茎から出血すると来院されました。 歯科医院は約10年ぶりとのことです。 今まで症状がないため、なかなか行く気にならなかったと話していました。   口の中を確認すると全体的に汚れと歯石が付着し、歯茎に強い炎症がある状態です。 歯茎の検査を行い、歯周病と診断しました。 初診時の写真です。 歯茎の中に歯石が確認できます。   歯茎に触れていない状態でも出血しています。   検査結果と写真を用いて現在の状態を説明し、歯周病治療が必要な事を説明しました。 歯周病治療の流れとして、まず歯の表面の汚れ、歯石をとります。 それと同時並行で歯磨き指導も行っていきます。 歯周病治療では特に患者さんの協力が必要になってきます。 医院でのお掃除も重要ですが、日々の歯ブラシが不十分だとすぐに歯石ができてしまうからです。   表面の歯石とりが終わり、2回目の歯茎の検査を行います。 歯茎の腫れ、出血が減り、歯茎の色が変わってきているのがわかると思います。 歯ブラシの状態も改善し、歯間ブラシを使用するのも習慣化してきました。 しかし、所々歯茎の中に歯石があり、歯茎に赤く炎症が残っている部分があります。   そこでここから歯茎の中に隠れている歯石を除去していきます。     全体の歯周病治療が終了した状態です。 歯茎が全体的に引き締まり、赤い部分もなくなっているのが確認できます。 ここからは再発しないよう定期的な医院でのメンテナンスに移行します。   歯周病は汚れ、歯石などにより歯を支える骨が溶けてしまう病気です。 一度感染し溶けてしまった骨はなかなか再生しません。 再度感染するリスクも高い病気のため、そうならないよう医院でのメンテナンスと患者様ご自身での歯磨きなどのセルフケアがとても大切です。 ぜひ、アズ歯科桶川院でサポートさせていただければ幸いです。   治療期間 3ヶ月 治療費 保険診療 治療のリスク 歯周病が再発する可能性がある

2020.06.16

セラミックは汚れがつきづらい

虫歯などで形態が崩れてしまった歯は、元の形に戻してあげる必要があります。 その際、部分的な詰め物で治したり、型取りを行って被せ物を作ったり、様々な修復方法があります。 また、材質でも保険内適用のもの、保険外でのみ作製できるもの、など治療のパターンは数多くあります。 保険内治療のものでも、丁寧な治療を行い、定期的なメンテナンスを受けていけば、すぐに大きな問題が出ることは少ないと考えます。 しかし、使用できる材質には限界があり、保険のルール内で認められている物でしか治療を行うことができません。 強度が弱く割れてしまったり、変色して黒くなってきてしまったり。   歯にとって一番良いことは、虫歯にならず治療を受けないことだと思います。 もし、虫歯などで治療を受ける必要がでても、できるだけ精度の高い治療を受け、メンテナンスによってその状態を維持していくことが大切です。   被せ物や詰め物がダメになってしまい、再度同じ歯の治療を行うと、残っている歯の量が減るため、その歯の寿命が短くなってしまいます。 そのため、より精度の高い治療を受けることをお勧めする場合があります。 保険外診療ではよくセラミックを使用します。   セラミック治療のメリット・デメリット メリット ・天然の歯に限りなく近い色のため目立たない ・歯茎との境目がわかりずらい ・金属アレルギーの心配がない ・生体親和性に優れている ・表面が滑沢のため汚れがつきずらく、虫歯や歯周病になりずらい ・着色、変色が起こりにくい デメリット ・稀にわれてしまう事がある ・保険適用外のため治療費が高くなる ・強度の高いセラミックを選択した場合、稀に相手の歯を痛めてしまう場合がある   見た目などの理由でセラミックを選択する患者様もいらっしゃいます。 もちろん審美的に優れているため、周りの自分の歯と近い色合いで作製できます。 しかし、再度虫歯にならないためには適合精度が良く、いかに表面が滑沢であるかが重要だと思います。 しっかりとした作業工程を経て作製したセラミックは表面が滑沢で汚れがつきづらく、経年的にセラミック自体の変色も起こしません。   下の写真は歯磨き指導にあたって、汚れの付着状況を患者様に確認してもらうため、汚れを染めだしています。 3枚とも1番奥の歯がセラミックです。   見て分かるように、セラミック表面には汚れの付着がありません。 それだけ表面がつるつるしている証拠です。   医院によってお勧めする材質や理由は様々ですが、保険外治療のメリットは精度の高さと再発の少なさだと考えます。 被せ物の材質や治療の方法など、気になる点がありましたらアズ歯科桶川院までお気軽にご連絡ください。

2020.06.07

歯茎の中に隠れた歯石

歯周病(歯槽膿漏)の大きな原因となるのが歯垢と歯石です。 口の中の食べカスや磨き残しはプラーク (歯垢)と呼ばれ、細菌の塊です。 これがそのまま放置されると、唾液の中に含まれるカルシウムやリン酸が沈着して、石のように硬くなります。これを歯石と呼びます。 歯石は表面がぼこぼこしているため、歯石がある状態ではさらに多くの歯垢が付きやすい環境になっています。 歯石に含まれる細菌が毒素を出し、歯を支える骨を溶かしてしまう病気が歯周病です。 歯の表面に沈着している歯石は白く、あまり硬くないため簡単に除去することができます。 この状態であれば、歯周病が大きく進行する要因にはなりづらいため、この段階での歯周病治療をおすすめします。 下の前歯の裏側についた白い歯石 上の奥歯についた白い歯石   しかし、表面の歯石を放置するとどんどん歯石が沈着し、歯茎の炎症も起き、歯茎も腫れてくるため歯茎の中に歯石が隠れてしまいます。 この歯石は歯茎の中に生息している菌の色素や血液中の赤血球が混ざるため、黒く見えます。 歯茎の中に隠れた黒い歯石   黒い歯石は白いものと比べ、硬く、歯にこびりついているため簡単には除去できません。 部位に合わせて専用の器具を用いたり、一本一本時間をかけないと取れない場合があります。 さらに黒い歯石がある部分は炎症が起こっている事が多いため、歯茎を触ると痛みを感じやすくなっています。 そのため、痛みの強さによっては麻酔が必要になる場合もあります。 以前のお掃除でかなり痛かったなと記憶がある方は、この黒い歯石があったのかもしれません。 黒い歯石になってしまうと歯周病が大きく進行してしまう可能性が上がりますし、処置時の痛みが増えてしまうかもしれません。 また、保険のルール上回数が増えてしまう可能性があるため、白い歯石、歯の表面についている歯石の段階での定期的な除去をおすすめします。   アズ歯科桶川院では術者全員が拡大鏡(ルーペ)を使用し、精度の高い、痛みの少ない治療を心がけています。また、歯茎の中の歯石に関してはマイクロスコープを使用しての治療も行っております。        

2020.06.03