審美治療

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

前歯が出ているのが気になるなら

抜歯とスクリューを活用した本格ワイヤー矯正で、口元の印象が大きく変わった症例をご紹介します はじめに 「上の前歯が出ていて、口元が気になる…」 「下の歯がガタガタしていて、笑うときについ手で隠してしまう…」 こんなお悩みをお持ちの方、じつは少なくないんです。 歯並びが気になっていても、「矯正って何年もかかるんでしょ?」「抜歯が必要って聞くと怖い…」と、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。 今回は、上の前歯の突出と下の前歯のがたつきを主訴に来院された患者さんの、ワイヤー矯正の治療経過をご紹介します。 治療前の状態 まずは治療前のお口の中の写真です。   治療前・正面の写真 前方から見ると、上の前歯が前に出ているのが分かりますね。いわゆる「出っ歯」の状態です。それにより下の前歯が隠れてしまっている状態です。   治療前・左側の写真   治療前・右側の写真 横から見ると、上下の前歯の位置関係がよりはっきりと分かります。上の前歯がかなり前方に出ていますね。   治療前・下顎の写真 下の歯並びを見ると、前歯にがたつき(叢生)があるのが確認できます。歯が重なり合って並んでいる状態ですね。   治療前・上顎の写真 上の歯並びも確認していきます。これから治療を進めていくにあたって、この状態がスタート地点になります。 治療方針について 今回のケースでは、前歯をしっかり後ろに下げる必要がありました。 そのためには、歯を動かすスペースを確保しなければなりません。相談の結果、上の前から4番目の歯を抜歯して、スペースを作る方針になりました。 また、矯正の方法としては、マウスピース矯正とワイヤー矯正がありますが、今回のように前歯をしっかり下げたいケースでは、ワイヤー矯正のほうが向いていると考えます。 さらに、前歯を確実に後方へ引っ張るために、**上顎にスクリュー(矯正用のアンカースクリュー)**を使用しました。スクリューとは、小さなネジのような装置を骨に一時的に埋め込んで、歯を動かす際の固定源にするものです。これにより、効率よく前歯を後ろに引くことができます。 ワイヤー装着の様子 いよいよ矯正装置をつけていきます。 まずは上顎から装置をつけて行きます。   ワイヤー装着後・正面の写真 正面から見た、ワイヤーを装着した状態です。ここからいよいよ歯が動き始めます。   ワイヤー装着後・左側の写真   ワイヤー装着後・右側の写真 左右それぞれの側面です。ブラケットにワイヤーが通っているのが見えますね。   ワイヤー装着後・上顎の写真 上顎に装置とスクリューが装着された状態 上の前から4番目の歯を抜歯し、上顎に入れたスクリューとワイヤーを繋いで、前歯を後ろに引っ張っていきます。これが今回の治療のポイントになります。   治療中の経過 治療が進んでくると、少しずつ変化が見えてきます。   治療中・正面の写真 正面から見て、前歯の位置が変わり始めているのが分かりますね。   治療中・左側の写真   治療中・右側の写真 左右からも確認すると、上の前歯が少しずつ後方に下がってきているのが見えます。   治療中・上顎の写真 抜いたスペースが少なくなってきているのがわかると思います。   治療中・下顎の写真 前歯のがたつきはほぼ改善されています。 この段階では、上の歯は抜歯済みで後方に動かしながら、下顎にも装置が装着されました。上下同時に歯並びを整えていきます。 治療後の状態 そして、約2年の治療を経た結果がこちらです。   治療後・正面の写真 パッと見た時の印象が違いますよね。前歯の出っ張りが改善され、歯並びがきれいに整っています。   治療後・左側の写真   治療後・右側の写真 横から見ても、上下の前歯の位置関係がしっかり改善されているのが分かります。治療前と比べると、口元の印象がかなり変わりましたね。   治療後・上顎の写真 上顎の歯並びも、抜歯したスペースがきれいに閉じて、整った歯列になっています。 治療後・下顎の写真 下顎のがたつきもしっかり改善されていますね。治療前にあった歯の重なりがなくなり、きれいなアーチ状に並んでいます。 よくある質問 Q. ワイヤー矯正は痛いですか? A. ワイヤーを調整した後、2〜3日程度は歯が動く際の痛みを感じることがあります。ただ、多くの方が徐々に慣れていきますし、痛みが強い場合は痛み止めで対応できますので、ご安心ください。 Q. マウスピース矯正ではダメだったのですか? A. 今回のケースのように、前歯をしっかり後方に下げたい場合は、ワイヤー矯正のほうが向いている場合があります。症状によって最適な方法は異なりますので、どちらが合っているかは診察時にご相談いただければと思います。 Q. 抜歯は必ず必要ですか? A. すべての矯正治療で抜歯が必要になるわけではありません。ただ、前歯を大きく後ろに下げたい場合は、歯を動かすスペースを確保するために抜歯が必要になることがあります。抜歯の有無は、お口の状態を見て判断していきます。 Q. スクリュー(アンカースクリュー)は痛くないですか? A. 埋入時は麻酔をしますので、処置中の痛みはほとんどありません。処置後も大きな痛みはなく、日常生活に支障をきたすことはほぼないです。治療が終われば取り外しますので、ご安心ください。 Q. 治療期間はどのくらいかかりますか? A. 今回のケースでは約2年でした。歯並びの状態や治療の内容によって期間は変わりますが、ワイヤー矯正の場合は1年半〜3年程度が目安になります。 担当歯科医師からのコメント 今回のケースでは、上の前歯の突出と下の前歯のがたつきという、複合的な症状に対してワイヤー矯正で対応しました。 前歯をしっかり後方に下げるためには、抜歯でスペースを確保し、スクリューを固定源として利用することがとても有効です。マウスピース矯正も優れた治療法ですが、大きな歯の移動が必要なケースでは、ワイヤー矯正のほうが確実にコントロールできることが多いんです。 矯正治療は見た目の改善だけでなく、噛み合わせの改善にもつながります。歯並びでお悩みの方は、みなさんが治療法を選択するときの参考にしていただけたらと思います。 治療の詳細 項目 内容 主訴 上の前歯が出ていて口元を下げたい、下の前歯のがたつき 治療内容 ワイヤー矯正(上下)、抜歯、アンカースクリュー使用 治療期間 約2年 治療費 合計 99万円(税別) ・検査 3万円 ・治療費 90万円 ・保定装置 6万円 治療のリスク 歯の移動に伴う痛みや違和感、後戻りの可能性、装置の接触による口内炎などができる可能性。     最後に いかがでしたか? 「前歯が出ている」「歯並びがガタガタ」というお悩みは、ワイヤー矯正でしっかり改善できるケースが多いんです。 矯正治療に興味はあるけれど、「自分の場合はどうなんだろう?」と気になっている方は、ぜひ一度アズ歯科桶川院までお気軽にご相談ください。 患者さんお一人おひとりのお口の状態に合わせて、最適な治療法をご提案させていただきます。

2026.04.07

マウスピース矯正 約半年でこんなにキレイに

はじめに 「前歯のがたつきが気になるけど、矯正ってなんだか大変そう」そう思っている方、実はとても多いんです。特に上の前歯が重なっていたり、少し口もとが出ているのが気になったり。でも、ワイヤーを付けるのは抵抗があるし、歯を抜くのも怖い。 今回ご紹介するのは、まさにそんなお悩みを持って相談に来られた患者さんの症例です。 抜歯をせず、マウスピース型の矯正装置(インビザラインGO)を使って、約半年で治療が完了しました。 患者さんのお悩みと治療方針 この患者さんは、上の前歯のがたつきが一番気になるということで来院されました。加えて、「口もとを少し引っ込めたい」というご希望もありました。カウンセリングでは、大きく口もとを下げる場合には抜歯も選択肢になることをお伝えしました。 ただ、患者さんご自身が「抜歯はせずに、できる範囲で治したい」とのご希望でしたので、その方針で進めることになりました。 治療前後の比較写真 正面 Before After 治療前は上の前歯にがたつき(叢生)が見られますね。歯が重なり合っていて、歯並びのラインが乱れている状態です。 治療後は前歯のがたつきが改善され、きれいなアーチになっていますね。パッと見た時の印象がだいぶ違いますよね。 右側 Before After 治療前は横から見ると、前歯の凸凹がよく分かりますね。 治療後は横から見ても、歯の並びが整っているのが分かります。 左側 Before After 治療前は左側からも右側と同様に、歯の重なりが確認できます。 治療後は、右側と同様にきれいに並んでいますね。 上顎 Before After 治療前は上から見ると、前歯部分のアーチが乱れているのが分かりますね。 治療後は上から見ると、前歯部分のアーチがきれいに整っているのが一目で分かります。 下顎 Before After 治療後は下の歯並びも整った状態です。歯が後戻りしないように、前歯の裏側を保定装置(リテーナー)で固定しています。約半年の治療期間で、ここまで変わりました。患者さんもとても喜んでくれました。 治療の詳細 主訴 上の前歯のがたつき(叢生)、口もとの突出感 症状 上顎前歯部の叢生(歯の重なり) 治療内容 IPR(歯間削合)+インビザラインGO(マウスピース型矯正装置) 治療期間 約6ヶ月 治療費用 合計 59万円(税別) ・検査 3万円 ・治療費 50万円 ・保定装置 6万円 治療のリスク・副作用 歯の移動に伴う痛みや違和感、IPRによるしみ、後戻りの可能性、マウスピースの装着時間不足による治療期間の延長 治療内容 今回の治療では、以下の方法を組み合わせました。 IPR(ディスキング) IPR(InterProximal Reduction)とは、歯と歯の間をごくわずかに削って、歯を動かすためのスペースを作る方法です。削る量は少しなので、歯への影響はありません。抜歯をしない代わりに、このIPRでスペースを確保しました。 インビザラインGO インビザラインGOは、前歯を中心とした部分的な矯正に特化したマウスピース型の矯正装置です。透明なマウスピースを装着するので、見た目もほとんど気になりません。取り外しができるので、食事や歯磨きもいつも通りできるのが大きなメリットです。 担当歯科医師からのコメント 噛み合わせの観点から、理想的に治すのであれば別の治療方法もあったかと思います。 ただ、今回は患者さんの「抜歯はしたくない」「できる範囲で治したい」というご希望を最優先に考えました。結果として、前歯のがたつきはしっかり改善でき、患者さんにもとても満足していただけました。 矯正治療はさまざまな方法がありますが、大切なのは患者さんのご希望と、実現できる範囲のバランスをしっかり話し合うことだと考えています。「完璧を目指す治療」だけが正解ではなく、患者さんが納得して、満足できる治療を一緒に見つけていくことが大切です。 みなさんが矯正治療を考える際の参考にしていただけたらと思います。 よくある質問 Q:マウスピース矯正は痛いですか? A:ワイヤー矯正に比べると痛みは少ないと言われています。新しいマウスピースに交換した直後は少し締め付けられる感じがありますが、数日で慣れる方がほとんどですね。 Q:治療中、周りの人に気づかれますか? A:インビザラインは透明なマウスピースなので、ほとんど気づかれません。接客業の方にも安心して使っていただけます。 Q:食事のときはどうすればいいですか? A:マウスピースは取り外しができますので、食事のときは外していただきます。食事制限はありません。食後に歯磨きをしてから、再度装着していただく流れです。 Q:治療後、後戻りしませんか? A:矯正治療後は、歯が元の位置に戻ろうとする力が働きます。そうならないようにするためにも、保定装置(リテーナー)をしっかり使っていただくことが大切です。 Q:インビザラインGOと通常のインビザラインの 違いは何ですか? A:インビザラインGOは、前歯を中心とした軽度〜中等度の歯並びの乱れに対応した部分矯正です。対応できる範囲は限られますが、そのぶん治療期間が短く、費用も抑えられるのが特徴です。 最後に いかがでしたか?「歯並びが気になるけど、大がかりな矯正は避けたい」という方にとって、インビザラインGOは一つの選択肢になるかもしれません。 歯並びのお悩みは人それぞれです。まずはお気軽にご相談ください。患者さんのご希望に合わせた治療方法を、一緒に考えていきましょう。

2026.03.25

ホワイトスポットは削らずに治せます

歯の白斑、白濁(ホワイトスポット)が気になりますか?   むし歯ではないのですが、 前歯なんかは目立ちますし、気になりますよね。   そもそも白濁とは何なのか。   初期むし歯で生じることもあるのですが、 前歯の目立つところの白濁は、 ほとんどがエナメル質形成不全とよばれる状態です。   歯の表面のエナメル質が正常に作られなかったため結晶構造が変化し、光の散乱が起こるため白く濁ったように見えるのです。     こちらの患者さんは、 前歯のホワイトスポットが気になる、治したいというご希望がありました。     この赤マルで囲った部分にホワイトスポットを認めます。 痛みはなく、審美的な改善をご希望されておりました。   ホワイトスポットの治療法として、 ホワイトニングも一つの選択肢となります。 ホワイトニングを行い、ホワイトスポット以外の歯の明度を上げることで目立たなくするものです。     また、コンポジットレジン修復という方法もあります。 ホワイトスポットの部分を削って白い材料を用いて穴を埋めます。 深い白斑や、帯状のホワイトバンドと呼ばれる状態でも対応可能ですが、歯を切削する必要があります。     そして、今回ご紹介したい治療法が、 Icon®️(アイコン)という材料を用いるものです。 もともとは、むし歯の進行を予防するシーラント材として開発されました。 現在ではむし歯予防よりも、審美的な治療に用いるニーズが高くなってきている製品です。     実際の治療を見てみましょう。 先ほどのホワイトスポットがある歯にラバーダムというゴムのシートをかけて、 処置部位に唾液がついたり、口腔内に材料がかかるのを防ぎます。     エッチング処理を施します。 青く見えるのがエッチング材です。 むし歯治療で詰め物をする時にもよく使用されるものです。     エッチング材を水で洗い流します。 歯の表面を酸処理することで、エナメル質に材料が入り込むようになります。 ここから低粘度のレジンを塗布します。     処置後の写真です。 ホワイトスポットが見えなくなりました。 治療の前後を見比べてみましょう。     治療前 治療後   Icon®️を用いることで、歯を削らずにホワイトスポットを消すことができました。 歯を削らないため、痛みもありません。   ホワイトスポットの深さや範囲によってIcon®️が適さない場合もあるため、 すべての方におすすめできるわけではありませんが、 気になる方はぜひ一度ご相談ください。       治療期間 1日 治療費 ¥22,000(税込) 治療のリスク ホワイトスポットが消えない可能性がある

2026.02.22

ホワイトニングからのCRで白い歯を手に入れる

①全体的に白くしたい ②前歯の古い詰め物を治したい   というお悩みで来院された患者さんです。   白くしたい場合、まず思い浮かぶのは、そう、   ホワイトニングですよね。     ただ、もう1箇所、この赤いマルで囲まれた部分をよーく見ていただくと、   ここに古い詰め物がついていて、変色しているのがわかります。   おそらく以前むし歯になって治療されたのだと思いますが、 コンポジットレジン(CR)という樹脂製の材料を使用されているようです。   この材料は、むし歯治療で使用されている材料なのですが、 時間経過とともにどうしても吸水して色が変わってしまうのです。   それが気になるのであれば、 ホワイトニングをしても、自分の歯ではないので白くなりません。     それではどうしたらいいのか。   そこだけ詰め物をやり直すしかないのです。     ただし、 自分の歯をまた大きく削るわけではないのでご安心ください。   古くなった詰め物を削りとった後で、 接着面の歯質を一層削って、 再度コンポジットレジンで詰め直すのです。     それでは実際の治療を見てみましょう。     真正面だけでなく、   横から見たり、   噛む面から見たりと、この詰め物の状態をよく確認します。 また、   レントゲンでも詰め物の奥で再びむし歯になっていないか等、 色以外にほかに問題点がないか検査が必要です。 今回はとくに問題ありませんでした。   ただ、古くなった詰め物は、 歯との接着面も劣化している可能性があるため、 一度除去して詰め直すことはむし歯対策として有効です。     患者さんは全体的に歯を白くしたいというご希望があるので、 まずはホワイトニングをします。   ドイツのVITA社のシェードガイドという色見本を用いて、この患者さんの歯の色を確認します。 A3という日本人の標準的な色合いであることがわかりました。     こちらがホワイトニング後の写真です。 A1という色と同じくらい歯が白くなりました。   するとどうでしょう。 古くなった詰め物の色が最初よりも、より際立ってしまっているのがわかります。   見比べてみましょう。   ホワイトニング前 ホワイトニング後   どうでしょうか。 より詰め物が茶色く見えてイヤですよね。   ただし、このような場合、まずはホワイトニングを先にするのです。   その理由は、 ホワイトニングをしてどれくらい白くなるかはやってみないとわからないからです。   コンポジットレジンはさまざまな色が用意できるので、 好みの色に詰めることができるのですが、   ホワイトニングは各患者さんの歯の質によって、 白くなる結果に差が出てくるのです。   なので、 先にとても白いコンポジットレジンにしたけど、 ホワイトニングをした自分の歯はそこまで白くならなかった、 なんてことになると大変ですよね。   そうならないように、 先にホワイトニングを進めていくことが多いのです。     あとは、この前歯の端っこの古くなったコンポジットレジンを、   削りとって、   新しい白いコンポジットレジンで詰め直します。 どうでしょうか。   それぞれの段階で見比べてみましょう。   治療前 ホワイトニング後 コンポジットレジン後   詰め物を新しくした後は全体が白くなって、かつ、前歯のところも違和感がないですよね。   今回のように、 「全体を白くしたいし、気になる詰め物もやり直したい」   というお悩みをお持ちの患者さんはじつは結構いらっしゃいます。   気になっている方はぜひ一度ご相談ください。   治療期間 1ヶ月 治療費 ¥33,000(税込) 治療のリスク 時間が経つと色が後戻りする可能性がある

2025.11.12

目立たない入れ歯

歯を失ってしまった場合の治療方法には ブリッジ、入れ歯、インプラントが考えられます。 口の中の状況、残っている歯の本数、費用などにより、どの治療が1番適しているかが変わってきます。 特に複数本の歯を失っている場合、ブリッジが適用できない場合があります。 その際に選択できるのが、入れ歯かインプラントになります。   インプラントはしっかり噛むためにとても良い治療方法だと考えますが、 金額がかかってしまう 外科処置が必要なため全身状態が不良な人にはリスクがある 治療期間がかかる などのデメリットがあります。   そういったことを考慮して入れ歯を選ぶ患者さんもいらっしゃいます。   今回は入れ歯の相談で来院された患者さんです。 元々、入れ歯を使用していたが、歯にかける金具が見えるのが気になるとの事です。 治療前の口腔内写真です。   下の歯は2本のみ残存しており、その部分に入れ歯をかけている状態でした。   正面から口元を見ると、歯にかけている入れ歯の金具があるのが分かります。   今回は歯の本数が少ないため、ブリッジを選択することができないのと、治療期間、金額の面を考慮し目立たない入れ歯を検討することになりました。 通常、保険の入れ歯では金具を使用する必要があります。 そのため、金属を使用しない保険外の入れ歯、ノンクラスプデンチャーをおすすめしました。     ノンクラスプデンチャーとは歯茎の色に近い特殊な樹脂を使用します。 利点 柔軟性があり、フィット感が高いため違和感が少なくなる。 入れ歯が歯を包み込む設計のため、周囲の歯に負担をかけづらい。 入れ歯の下に食べ物などの汚れが入りづらい。 金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がない。 審美的である。   欠点 保険外治療のため費用がかかる。 歯の状況によって適用できない場合がある。   同意を得て、治療に移ります。 保険外専用の材料を用い、精密な型取りを行います。 そして歯と歯茎の形に合わせた入れ歯を作成していきます。 ケースにもよりますが、 型取り→咬み合わせの記録採取→試適→完成といった流れで進みます。 4−5回の来院が必要になることが多いです。   完成し装着した状態の口腔内写真です。   口元の写真です。 金具を使っていないため、入れ歯を装着しているのが外から見ても分かりづらいと思います。 審美面のみではなく、入れ歯の下に食べ物が入りづらく、硬いものもよく噛めると患者さんに大変喜んで頂けました。 患者さんのお口の状態によって、ブリッジ、インプラント、入れ歯の中で1番適した治療方法は異なると考えています。 一人一人の患者さんとしっかりとお話しをした上で治療方法を検討していきます。 お気軽にご相談ください。   よくある質問 ここで患者さんからよくある質問を挙げたいと思います。 Q:入れ歯はすぐ作れますか? A:残っている歯の状態が問題なければすぐに型取りを行い、作成可能です。ただし、治療が必要な歯があれば、まずその歯の治療を行った上で型取りをする必要があります。 Q:痛みが出ますか? A:新しい入れ歯を装着する際には歯茎に当たって痛い場合があります。また、長期的に使用していくと歯茎の形も変化してくるため痛みが出ることもあります。その際は入れ歯の調整をすれば痛みを取り除くことが可能です。 Q:メリット、デメリットを教えてくだい。 A:メリット:周囲の歯を削らない。治療期間が短く済む場合がある。        デメリット:違和感がある。噛む力があまり発揮できない。材料にもよるが審美面に影響が出ることがある。   治療期間 1ヶ月 治療費 ¥150,000 + tax 治療のリスク 材料が欠けてしまう可能性がある。 長期的に使用すると調整が必要な場合がある。      

2025.10.03

すきまを埋める「ダイレクトボンディング」

矯正治療後、数年して、 当時治療したときの材料が茶色くなってきたのでキレイにしたい、 ということで来院されました。   前歯が2本少なく、矯正治療で位置をよせたものの、 少し残るすきまをコンポジットレジンという白い樹脂の材料で埋めたようです。     歯の表面にコンポジットレジンを接着しているのですが、 接着力が弱くなり、その境目に着色がみられたり、   コンポジットレジンそのものが吸水、変色してしまっているようです。 そのせいでどこが材料でどこが自分の歯なのか、 だれが見てもわかるようになってしまっています。   この角度で見ると歯の表面に材料をくっつけているのがわかりやすいかと思います。 以前の治療では犬歯にのみ盛り足しているので、 犬歯が大きく見えてしまいます。     そこで、まずは当時の材料をキレイに削り取ります。 自分の歯を削るわけではないので痛みはありません。   もとの歯の形が見えるようになりました。 前歯の形が少し細く見えるのですが、 これは以前の矯正治療で歯を動かすために少し削られたと聞きました。   なので今回の治療では、 この前歯と犬歯のあいだのすきまをコンポジットレジンという材料を使って埋めていきます。   治療前 治療後 できるだけ治療しているとわからないように、 つなぎ目がわからないように形や色を考えて盛り足していきます。   治療前 治療後 今回は犬歯だけでなく、前歯にも材料を足すことで、 歯の大きさをそろえています。     治療前 治療後 いかがでしょうか。 歯の表面に材料を接着しているだけなので、 歯を削る必要はありません。   なので、痛くないのです。   これがダイレクトボンディングという治療です。   ご興味のある方はぜひ一度ご相談ください。   治療期間 1日 治療費 ¥110,000(税込) 治療のリスク 欠けたり、変色する可能性がある

2025.09.20

「保険 白い歯」と検索している方へ

「銀歯、いやだなぁ」   昔、むし歯の治療したところ、銀歯にしたけど、 やっぱり白い歯がいいなーって思っている方へのお話です。       ズバリ、条件によりますが、   できます。   現在、保険診療でも白い材料でむし歯の穴を詰めることができます。   残っている歯の本数などで制限があるので、 できない場合もありますが、   1本ごとのむし歯治療であれば、 多くのケースで白い材料を選択できるようになってきています。   この患者さんもそんなお悩みで来院されました。     以前、奥歯のむし歯治療で銀歯を入れたようです。 よく見るとわかりますよね。   銀歯をつけてしばらくするとセメントがゆるみ、スキマができてくるので、 そこから再びむし歯になることもあります。   銀歯の部分が心配なので外して中を見てほしいというご依頼で始めました。     銀歯を外すと、、   こんな感じで以前むし歯治療したときの穴が見えてきます。   以前治療された銀歯の中は、   こんな感じになっていました。 黄色く見えるのが歯の内部の象牙質という部分です。   銀歯を削って外すときは中の象牙質が露出するので、しみてしまうことが多いです。 なので治療の際には麻酔をすることがほとんどです。     銀歯の下では、セメントが劣化して黒くなっていたり、 その内部でむし歯がひろがっていたりするので、   その部分を削ってきれいにします。   残っている歯の状態によっては、 コンポジットレジンという材料でその穴を埋めて治療おしまい、 なんてこともありますし、   今回のように欠損が大きい場合は強度などの面から、 歯型をとって、 CAD/CAMインレーとよばれる白い材料(ハイブリッドレジン)で歯の形を作製、 後日来院時につける、という場合もあります。     今回はCAD/CAMインレーを選択しました。     治療の前後を見比べてみてください。   治療前   治療後     いかがでしょうか? 保険診療で使用できる材質では強度の面で金属より劣るため、 場合によっては治療前より歯を削る量が増える可能性もあります。   なので、 銀歯が入っている人みなさんにオススメできるわけではないです。   ただ、 銀歯が古くなってきて気になる方は、 その銀歯を外してむし歯の治療後、 次に詰める材料として、 保険治療でも白いものを選択できるようになってきていることを知っておいてほしいと思います。   治療期間 2ヶ月 治療費 保険治療 治療のリスク 欠ける可能性がある  

2025.09.12

CAD/CAM冠とセラミックの違いはここに出る!

奥歯に保険治療のCAD/CAM冠や、 自費治療のセラミック(ジルコニア)冠が入っている患者さんです。   じつはこの見えているあたり、ほとんどかぶせ物なんです。 治療時期や治療した医院が違うため、材質もさまざまなものが入っています。   下の一際白い歯がセラミック冠です。 色に関しては患者さんのお好みで調整は可能です。     見た目はセラミックのほうが綺麗に仕上がります。   「奥歯だから見た目はそこまで気にしないよ」 という患者さんもいらっしゃいます。     ただ、ここで差が出てくるのです。 白い歯がセラミック冠、 その右の歯が保険治療のCAD/CAM冠です。   定期検診時に、 歯垢がピンク色に染まる検知液を使って、 みがき残しを確認したときの写真です。   CAD/CAM冠の周り、歯ぐきのあたりにピンク色に染まった歯垢がたくさんついているのがわかります。   イラストで見るとこの辺りですね。   ここに歯垢がたまる状況が続くと、、、       むし歯菌がかぶせ物の中に再びむし歯を作ってしまったり、 歯周病菌が歯ぐきに炎症をおこし、歯ぐきが下がってきてしまったりする原因となるのです。   そうならないようにするためにも、 歯ぐき周りの歯垢が効率よくとれるように歯ブラシの当て方も大事なのですが、 そもそも歯垢がつきづらい材質のかぶせ物にすることで、 今後のむし歯の再発や歯周病進行のリスクを減らすことに繋がるのです。   みなさんがかぶせ物の材質を選択するときの参考にしていただけたらと思います。   治療期間 2ヶ月 治療費 ¥50,000 +  tax 治療のリスク 歯を削る必要がある  

2025.09.03

歯を抜いた日にインプラントを入れることもできます

歯を抜いた場合、その後の治療の選択肢として インプラント、ブリッジ、入れ歯があります。 基本的にはどの治療を選択しても、抜いた穴がある程度治るまで次の治療に進めず、待機する期間が出てしまいます。 しかし、ケースによっては歯を抜いたのと同じ日にインプラントを入れることができる場合があります。   今回は前歯の治療相談で来院された患者さんです。 左上の前歯が腫れを繰り返し、他院で抜歯を勧められたそうです。 周囲の骨がないため、抜歯後はインプラントは難しくブリッジを提案されていました。   実際にお口の中を見ていきます。 左上の前歯(向かって右側)には昔に治療したセラミックが入っています。 周囲の歯茎が赤くなっており、それは歯茎の内部で炎症が起きているためと考えられます。   CTで骨の状態を確認します。 正面から見た画像です。 前歯の根の周囲が黒くなっているのが確認できると思います。 横から見た画像です。 こちらでも同様な状態が確認できます。 これは根の周囲の骨が細菌の感染により溶けてしまっている状態だと考えられます。 この状態ですと、抜歯が適用になることを説明しました。   周囲の骨が少ない状態で、ブリッジを選択する先生が多いと思います。 また、ブリッジであれば保険が適用できるため希望する患者さんも多いと思います。   診断の結果 ①抜歯後、経過をみてブリッジを選択する ②抜歯後、骨の状況をみてインプラントを選択する が考えられました。   相談したところ、今回は両隣の歯が健康で治療をしていない歯だったため、可能であればインプラントを希望したいとのことでした。   口腔外科専門医とシュミレーションを行いインプラントの計画を立案します。 抜歯と同時に人工の骨を用いてインプラントを埋入。 可能であれば同日に仮歯を作成するところまで進めることにしました。   処置後のレントゲン画像と口腔内写真です。   下の画像の赤い丸の部分に人工の骨を添加していますが、それ以外のインプラントの周囲は自分の骨に噛み込んでいるため、しっかりと固定が取れました。 それにより、当日に仮歯を装着することが可能となりました。 しかし、強い力を加えてしまうと固定が緩んでしまう可能性があるため、インプラントの部分の噛み合わせを弱くし、前歯であまり噛まないように説明しました。   この状態で人工の骨が自身の骨に置き換わるまで約半年程待ち、問題が出なければ最終的な被せ物(今回はセラミック)に置き換えていく予定です。   このように、費用、期間はかかりますが、ケースを慎重に精査して処置を行えばできるだけ治療回数の少ない、ダメージの少ない治療が可能になる場合があります。 口腔外科専門医とインプラントを含む難易度の高い治療にもあたっております。 お気軽にご相談ください。   よくある質問 ここで患者さんからよくある質問を挙げたいと思います。 Q:痛みや腫れはでますか? A:処置後、1−2日くらいに腫れのピークが来ますが、表面から見てあまり分からない程度の腫れで済む場合が多いです。痛みは、鎮痛剤を服用すればコントロールできる程度で、数日でおさまることがほとんどです。 Q:処置時間はどれくらいですか? A:抜歯と人工骨の添加、インプラントの埋入までで40ー60分程度。仮歯の作成で40分ほどかかります。 Q:ブリッジと比べたメリット、デメリットを教えてくだい。 A:メリット:周囲の歯を削らない。審美的である。        デメリット:外科処置が必要。治療期間と費用がかかる。 治療期間 半年ー1年 治療費 インプラント、人工骨の使用 ¥330,000 (税込) 仮歯 ¥22,000 (税込) 被せ物は種類によって別途かかります 治療のリスク インプラントが生着しない可能性がある 処置後に腫れ、痛みが出る可能性がある

2025.08.17

アイコンという治療方法を知っていますか?

前歯の白濁(ホワイトスポット)が気になり、アイコン治療を希望して来院される患者さんが最近増えてきています。 この白い部分は大きく以下の2つに分かれます。 ①エナメル質形成不全 乳歯のときの外傷や感染、病気や栄養障害などによって、永久歯のエナメル質が十分に形成されなかった場合に起こる白濁です。エナメル質形成不全が原因の場合、虫歯とは違い脱灰は生じていません。 しかし、正常なエナメル質と比べて作りが不完全なため、光の屈折や透過の違いによって白く見えてしまいます。 ②初期虫歯 歯の表面が初期虫歯になると、虫歯菌が作り出す酸の影響で、歯のリンやカルシウムなどのミネラルが溶け出してしまいます。 表面はまだ崩壊していないため、外から見ると光の屈折率や透過性が変化して白く濁って見えます。これが虫歯に由来するホワイトスポットです。   ↓に詳細が載っています。 https://www.as-dc.com/treatment/icon.html   構造的には通常のエナメル質より強度が落ちるため、虫歯やかけてしまうリスクがあります。 この部分を審美的にも改善し、虫歯リスクを減らすことにもつながるのが “アイコン“です。   今回は前歯2本の審美的な改善を希望して来院された患者さんです。 初診時の写真です。 真ん中の前歯の先端寄りに白濁があります。 小さい頃からこの部分がずっと気になっており、最近ネットでアイコンという治療方法を見たので自分にも適用できるのか教えてほしいとい来院されました。   今回の場合はエナメル質形成不全によるものと考えられました。 白濁の部分はかなり濃く、アイコンだけでは治らない可能性を説明し同意を得たため処置に移ります。 白濁が強いため、時間をかけしっかりと薬剤を浸透させます。   処置後の写真です。 白濁の部分がなくなり、周囲の歯の色と境界が分からなくなりました。 とても綺麗に治ったと思いますし、患者さんもとても喜んでくれました。   処置前 処置後   よくある質問 ここで患者さんからよくある質問を挙げたいと思います。 Q:痛みはありますか? A:白濁がとても強い場合のみ、歯の表面を少し研磨することはありますが、痛みを伴うことは基本的にありません。 Q:どれくらいの時間でできますか? A:複数本まとめて行う場合でも1時間程で終わります。 Q:デメリットはありますか? A:アイコンを使用した歯へホワイトニングの効果があまり出ない可能性があります。そのため、ホワイトニング予定の方には先にホワイトニングすることをおすすめしています。   基本的には歯も削らず、1度の来院で済み、審美面の改善、虫歯リスクの軽減につながるためとても良い治療方法だと考えます。 昔から臨床に取り入れられていた治療方法ではありませんが、当院ではすでに数多くのケースを扱っています。 お気軽にご相談ください。   治療期間 1日 治療費 1本あたり ¥20,000 + tax 治療のリスク 完全に色が隠せない可能性がある

2025.07.19
AS DENTAL CLINIC.
日本歯科医療評価機構

患者様満足度アンケートにご協力ください。

患者様により良い歯科医療を提供するため、
第三者機関に依頼して
満足度調査を行っています。
当院には患者様の個人情報は
一切伝えられません。
是非、たくさんのお言葉をお寄せ下さい。

また、当院では皆様から頂いたご意見をもとに、スタッフ全員で医院をよりよくしていく取り組みを実施しています。
当院について、お気づきになられた点などがございましたら、何でもお気軽にご意見をお寄せください。