矯正治療

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

口元が変われば印象が変わる

数本の歯の形や見え方を変えたい場合、セラミックなどの被せ物で治療することも可能ですが 多数の歯にわたる歯並びを治したい場合、基本的に矯正治療が必要になります。 一概に矯正治療といっても、ワイヤー矯正、マウスピース矯正、表側矯正、裏側矯正、部分矯正など様々な治療方法があります。 患者さんの要望、歯並び、金額、期間などを考慮し、相談の上、治療方法が決まりますが、しっかりと治療方針の擦り合わせをし、診査、診断を進めていくことがとても大事だと考えられます。   今回のケースです。 歯並びの相談で来院されました。 初診時の写真です。 上の前歯の引っ込んでいる部分が特に気になるとの事です。 また、前歯の長さがずれていること、所々にねじれがあるのも気になるそうです。 下の前歯は少しだけずれがあります。   部分的に気になる部分だけをセラミックで治す方法もありますが、 ○健康な歯を削ること ○セラミックなどの保険外治療を希望した場合、費用が多くかかる可能性があること がデメリットとして挙げられます。 年齢も若く、処置している歯も少ないため今回は矯正治療をお勧めしました。   矯正も様々な方法がありますが、マウスピース矯正が1番適していると考えられ、治療プランを相談させていただきました。 型取りを行い、矯正前後のシュミレーションを行います。   治療前                  治療後 内側に入っている歯を前に出すには隙間が足りないため、歯と歯の間を0.5mmほど削る必要があります。 それによってできたスペースに前歯を並べ、段差をなくしていくプランです。 削ることに抵抗を感じる方もいらっしゃいますが、歯へのダメージが出ない範囲内での処置になります。 また、歯の表面には歯にかかる力を最適にするためのアタッチメントと呼ばれる白い装置を取り付けます。 治療内容、金額、期間などを提示し、同意が得られたため治療に移行します。   治療終了時の写真です。   治療前後で比較します。 治療前                  治療後 内側に入っていた歯もきれいに並び、前歯の長さも揃いました。 下の前歯の段差もなくなり、きれいな歯並びにすることができ、とても喜んでいただけました。   今回、歯並びがきれいになったことで色もきれいにしたいとホワイトニングも希望されました。 ホワイトニングは患者さん専用のトレーを作成し自宅で行ってもらうホームホワイトニングと歯科医院で専用の薬剤、スタッフにて行うオフィスホワイトニングがあります。 患者さんは自宅でやるのは手間との事で、オフィスホワイトニングをすすめることになりました。 処置前                 処置後 1回の処置で1トーン明るくなりました。 患者さんの歯の色の濃さや色の種類によっては長く期間がかかる場合もあり、そのようなケースではホームホワイトニングの併用もおすすめします。   今回のように矯正とホワイトニングをセットで行う患者さんは最近とても増えています。 口元が変わると印象が変わり自分の自信にもつながると思います。 無理な矯正治療やセラミック治療はおすすめしませんが、しっかりと計画を立てリスクの少ない治療方法を選択して行う事はとても良いことだと考えています。 お気軽にご相談ください。 治療期間 5ヶ月 治療費 ¥520,000  +  tax 治療のリスク 矯正後に歯が後戻りする可能性がある 予定通り歯が動かない可能性がある 歯茎が下がってしまう可能性がある ホワイトニングの歯の色が後戻りする可能性がある  

2024.12.02

ちょっとだけ歯並びが気になるなら

全体の歯並びはそこまで気にはなっていないが、一部だけ気になっている方は多いんじゃないでしょうか。 歯並びを治す場合、以前ではワイヤーをつけて治すケースが多かったのですが、マウスピース治療の技術の進歩により現在は症例に合わせてワイヤーとマウスピースを選んで治療できるようになりました。 それぞれの治療方法は装置の種類や見た目などの違いもありますが、歯の動かし方が違うため、向いている症例と向いてない症例があります。 そのため、患者さんがマウスピースを希望してもワイヤーの方が適している場合などもあり、細かい相談が必要になります。   今回のケースです。 右上の前歯が内側に入っているのが気になることを主訴に来院されました。 治療前の写真です。 上顎の真ん中から右へ2本目の歯が内側に入っている状態です。 それ以外の歯並びは大きく問題はなさそうですし、患者さん自身も気にしていませんでした。   この部分のみを治す場合 ・セラミックなどの被せ物で歯の形と角度を変える方法 ・部分矯正 の2つに分かれると思います。 セラミックなどで治す方が短い期間で行えますし、安い金額で済むと思います。 しかし、歯を削ってしまう事、角度を変えるために神経を取る事はかなりのデメリットだと考えます。 そこで、今回は期間は少し伸びますが矯正をお勧めしました。   まず始めに矯正検査を行います。 当院のマウスピースはインビザラインと呼ばれるシステムを使用しています。 インビザラインには患者さんの歯並びのデータ、レントゲン写真、顔写真が必要になります。 資料を採取し、矯正治療のシュミレーション(クリンチェックと呼ばれます)を作製し患者さんに確認してもらいます。 気になる部分があれば修正を行い、出来るだけ理想的な治療ゴールを目指します。   今回のクリンチェックです。 治療前   治療後   患者さんに了承を得てから、マウスピースの作製を依頼します。 2、3週間ほどでマウスピースが完成するので、口腔内に装着していきます。 ケースによってマウスピースの枚数は異なります。 また、ケースによって7〜10日と1枚ごとに使用する日にちを調整します。   マウスピース矯正は患者さん自身で最低1日あたり20−22時間の使用が必要です。 そのため、使うのを忘れてしまったり、無くしてしまったりすると矯正治療がうまくすすみません。 ワイヤー矯正に比べ、取り外せること、審美的なことなどメリットはたくさんありますが、患者さん自身でしっかりと管理していく必要があります。 治療開始前にそういった注意事項や使用方法などを説明する時間を確保しています。   矯正治療後の写真です。   前後で比較します。 内側に入っていた歯もきれいに並びました。 今回は15枚のマウスピースを使用したため、15週間で終了しました。 患者さんも使用方法をしっかり守って治療に協力していただけたのでスムーズにすすめることができました。   矯正治療はとても難しい治療です。 ケースによっては予定通り歯が動かず、治療期間が伸びてしまう場合もあります。 事前の診査、診断がとても大事ですし、処置を行う歯科医師の経験値もとても大切です。 当院では矯正専門医3名、インビザラインドクター3名が日々診療にあたっています。 お気軽にご相談ください。   治療期間 5ヶ月 治療費 ¥500,000  +  tax 治療のリスク 矯正後に歯が後戻りする可能性がある 予定通り歯が動かない可能性がある 歯茎が下がってしまう可能性がある  

2024.10.29

生えてこない歯を出す方法があります

「大人の歯がなかなか生えてこないんですよね」 というご相談で歯科医院を受診される方はけっこう多いです。   たいていは、そのまま様子見で大丈夫なのですが、 中には検査してみたら治療が必要な場合があります。   今日はそんなお話です。     13歳の患者さんです。 右下の前から4本目の歯がまだ乳歯です。   レントゲン写真を撮りました。 大人の歯はちゃんとありました。 ただ、他の歯は正常に生えてきてるのにこの歯は埋まったままです。 これ以上待っても自然に生えてこないと判断し、乳歯を抜歯しました。   しかし、 抜歯後しばらく待っても大人の歯が生えてきませんでした。   このままでは、全体の歯ならびに悪影響が出てくると判断し、 矯正治療で大人の歯を誘導することにしました。   まずはワイヤーを装着します。   生えてこない歯の真上にワイヤーがくるように調整します。   レントゲンだとこんな感じです。   ここからは外科処置になります。 苦手な方はとばしてください。         歯ぐきを切開してめくると骨が見えてきます。 この中に大人の歯が埋まっているので、   表面の骨を削って、大人の歯を露出させます。   そこにボタンをつけて、真上のワイヤーまでの間を結紮線(けっさつせん)で結び、引っ張ります。   処置後は歯ぐきを戻して縫合します。 あとはこれで数ヶ月待つと、 埋まっていた大人の歯がだんだんと生えてくるんです!         レントゲンではこんな感じです。 他の歯と同じくらいまで生えてきました。   微調整をしながら矯正治療を進めていくと、   埋まっていたとは思えないほど綺麗に歯がならびました。   治療の前後を見比べてみましょう。   治療前 治療後   治療前 治療後   いかがでしょうか?   「乳歯が抜けたのに大人の歯がなかなか生えてこなくて心配」   という方への治療の一例でした。   みんながこういう治療が必要というわけではないですが、 気づくのが遅れるとできない治療でもあります。   気になる方はぜひ一度アズ歯科桶川院までご相談ください。   治療期間 3年 治療費 ¥1,000,000  +  tax 治療のリスク 矯正後に歯が後戻りする可能性がある  

2024.10.25

矯正は大人になってからでも遅くはない

矯正相談で来院される方は以前に比べ大人の方も増えてきています。 矯正は子供の頃から始めるイメージが強いかもしれませんが、大人になってからも矯正は可能です。 矯正治療は 子供の頃(乳歯の段階)から始める矯正治療:1期治療 大人になってから(全て永久歯)から始める矯正治療:2期治療 に分かれます。   ○1期治療の特徴 歯並び、骨格がまだ完成していない段階からの治療のため、顎の骨の成長が良い方向に進むよう促し、できるだけ矯正のための抜歯が必要にならないようにするための治療です。 歯磨きが難しい年齢で、固定式の装置だと虫歯のリスクがより上がってしまうため、当院では基本的に取り外し可能な装置を使用します。 上下の前歯と6歳臼歯が生えてくる小学校低学年ごろからスタートすることが多いです。 全て永久歯に生え変わり成長がある程度落ち着いてくる、中学生ごろまでを1期治療にあてます。 治療期間が長くなり、装置の使用は自宅のため、ご家族の協力が必要になる部分がデメリットになります。   ○2期治療 いわゆる成人矯正にあたります。 骨格が完成しているため、顎の成長は見込めず、現状の骨格の中で歯を並べていく必要があります。 そのため、がたつきの多い歯並びであれば抜歯をしてスペースを作った上で歯を並べていく必要があります。 また、それでも不十分なケースであれば、矯正用のインプラントなど補助的な装置も必要になる場合があり、装置が取り外せないため、虫歯や歯周病のリスクが上がり定期的なクリーニングが必要になります。 しかし、1期治療に比べると治療期間が短くできるメリットがあります。   それぞれのメリット、デメリットがあるためケースに合わせてどちらが適切か判断し、相談の上、治療にあたっていきます。   今回のケースです。 矯正相談で来院されました。 40代女性の方です。 上下の前歯のがたつきが特に気になる、八重歯を治したいとのことでした。 口腔内をチェックした段階で、 歯を並べるためにはスペースが足りず、抜歯が必要になることが予想されました。 今回は2期治療、成人矯正治療にあたります。 抜歯に関しては抵抗がないとのこと。また、治療期間がかかること、保険外治療であることに同意を得たため、矯正検査を行いました。 検査の結果、上下4本の歯を抜歯すること、上の前歯を後ろに引く際の固定源として矯正用のインプラントを使用する必要がありました。 内容を説明し、同意を得て、治療に移行します。   矯正用インプラントを上顎に処置し、下に装置をつけるところから始まります。 装置装着後、歯の動く痛み、口内炎や話しずらさなどは出ますが、次第に慣れていく方がほとんどです。 月に1度、装置を交換、調節しながら矯正治療を進めて行きます。   矯正治療の後半、仕上げに近づいている段階です。 この後、まだ残っている歯を抜いたスペースを閉じていきます。   矯正治療が終わりました。 前歯のがたつきもなくなり、八重歯もきれいに解消されました。 噛み合わせも安定しています。 歯並びが良くなったことで、歯磨きもしやすくなり、今後の虫歯予防、歯周病予防にもつながります。 矯正治療には年齢やケースによって段階があります。 型にはまった治療方法ではなく、患者さんそれぞれに合わせたオーダーメイドの治療が必要になります。 今回はワイヤー矯正のケースでしたが、マウスピースでできるケースもあります。 また、抜歯をせずに治せる場合もあります。 その治療方法を決めるには正確な検査と診断が大切です。 アズ歯科桶川院では矯正専門医が3名治療にあたり、その他の歯科医師も矯正治療対応が可能です。 外科専門医と連携した難易度の高いケースも行っております。 お気軽にご相談ください。 治療期間 2年3ヶ月 治療費 ¥1,000,000  +  tax 治療のリスク 矯正後に歯が後戻りする可能性がある  

2024.09.03

矯正、ブリッジ、インプラント、どれを選択しますか?

歯がない部分を治療する場合、一般的にはブリッジやインプラント、入れ歯などを検討することがほとんどだと思います。 歯科医院によってはその説明しかしていない可能性があります。 しかし、ケースによっては矯正を選択できる場合もあります。   また、矯正治療にはマウスピース矯正とワイヤー矯正があります。 現在、審美的な面からマウスピース矯正を希望する患者さんが多くいらっしゃいます。 食事や歯磨きの時は取り外すこともでき、装置をつけていても透明で目立たないため、生活への支障は少ない利点があります。 しかし、どんなケースでも適用できるわけではなく、しっかりと矯正検査による分析を行い、マウスピース矯正が適用できるか見分ける必要があります。 歯並び、噛み合わせ、歯がない部分の治療など複数本の治療になる場合、矯正、インプラント、ブリッジなど選択肢が増えてくるので、どれが適切な治療方法か慎重に相談していきます。   今回のケースです。 矯正の相談で来院されました。 上の歯並びのがたつきと、下の歯のない部分をどうしたら良いか相談したいとのことでした。 初診時の口腔内写真です。   上は顎の大きさに対して歯が収まりきっておらず、汚れが溜まりやすい状態になっています。 また、下は以前に歯を抜歯してからそのまま放置されていたため、後ろの歯が手前に倒れてしまい、スペースが少なくなっています。 上の歯並びを治すには矯正治療が必要になってきます。 下に関しては、歯がない部分の治療方法として、一般的にはブリッジ、インプラント、入れ歯が選択する候補になります。 しかし、今回はスペースが狭いため、このままの状態で治療をすすめるなら、入れ歯、インプラントを作ることは難しいと考えました。 また、上の歯並びの改善のため矯正治療を検討しており、下の歯がないスペースも同時に矯正治療によって改善するプランを提案しました。   同意を得たため、矯正検査を行い、分析、診断を経て治療に入りました。 上顎は抜歯を行い、そのスペースを利用して歯を並べる必要があり、奥歯を固定源にするため、下のような装置を作成し、装着します。   治療後半の口腔内写真です。 上下共に装置が入っていると、普段の歯磨きがとても難しく、虫歯や歯周病のリスクが上がるため、定期的に歯科医院でのクリーニングと歯磨き指導を行なっています。   矯正治療が終了しました。 とても綺麗な歯並びになり、下の空いていたスペースも歯の移動によって閉じることができ、良い噛み合わせを獲得できました。 これにより、虫歯や歯周病のリスクも減らすことができると思います。 今後は前歯の差し歯の色が気になるとのことなので、全体の歯のホワイトニング後、きれいな色調のセラミックで修復する予定です。   今回のように歯を抜いたまま放置してあり、歯並びが崩れているケースはよくあります。 その治療として、ブリッジなどの被せ物で治す場合もありますが、矯正専門医と連携することで審美的にも改善でき、また削らないことで歯へのダメージを減らす治療方法を選択できる場合もあります。 現在矯正医が3名在籍し、マウスピース矯正、ワイヤー矯正、外科治療を含んだ矯正など幅広いケースに対応しております。 アズ歯科桶川院までお気軽にご相談ください。 治療期間 2.5年 治療費 ¥1,000,000 + tax 治療のリスク 矯正後に歯の後戻りが起こる可能性がある  

2024.06.26

埋まってる歯も矯正できるの?

歯並びや咬み合わせの相談のため来院される方は最近増えてきています。 それだけ、口の中を意識する人が増えているのだと感じます。 また、子供の乳歯がなかなか抜けない。 大人の歯が生えてこないが大丈夫かと心配されている保護者の方もよくいらっしゃいます。   今回は歯並びと乳歯が抜けないことを主訴に来院されたケースをご紹介します。 初診時の写真です。 向かって右側の左上の犬歯が八重歯のようになっています。 また向かって左側の右下の歯が乳歯のままで残っています。 他の歯は全て大人の歯に変わっている状態です。 年齢的に生え変わっていなくても問題ない場合は経過をみることもありますが、今回は周囲の歯に比べ、明らかに生え変わりが遅いためレントゲンにて確認することになりました。 レントゲン写真です。 下に大人の歯が埋まっているのが確認できます。 また、この歯は根の先まで形が完成しているように見えます。 根の形が完成すると歯が生えてくる力は弱くなるため、このまま骨の中に埋まったままになってしまう可能性が高いと考えられます。 患者さん、保護者の方に説明し、矯正治療にて歯並びの改善と埋まっている歯を引っ張り出す計画を立てました。 同意を得たため、矯正治療に移行します。   まず乳歯を抜歯し、永久歯を引くための固定の装置を型取りし作製します。   ここから血を含んだ画像が出ます。 問題ない方のみご覧ください。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 歯茎に切開を加え、中の骨を露出させます。 この骨の内部に歯が隠れているため、CT画像で確認しながら慎重に骨を削除し、歯を露出させます。 出てきた歯に矯正の装置を取り付け、ワイヤーで固定の装置と繋ぎます。 糸で縫い、処置は終了です。 この状態から、ワイヤーに少しづつ力を加え歯を引いていきます。   歯が出てきたところで、上下の他の歯にも矯正装置をつけ、全体的に歯並びの改善を目指します。   全体矯正が終了しました。 治療後の写真です。   治療前後で比較します。 八重歯も治り、埋まっていた永久歯も周囲の歯と同じように綺麗な位置に並びました。 本来なら生えてこなかった歯が健全な歯として機能し、見た目の改善もできたため大変喜んで頂けました。   他の患者さんでも、永久歯が埋まったままで大人になり、歯が1本少ないといった方を見かけます。 その場合、その部分を補うためにブリッジや入れ歯、インプラントなどの治療が必要になる可能性があります。 また、今回のように下に永久歯が埋まっている場合はインプラント自体が難しいケースもあります。 矯正は治療期間、金額はかかりますが、できるだけ自分の歯を守ることができる選択肢だと考えています。 アズ歯科桶川院は矯正専門医3名が在籍しており、口腔外科専門医、理学療法士、口育士、歯科医師、歯科衛生士など多職種で連携し、矯正治療にあたっています。 小児矯正、マウスピース矯正、複雑な矯正などほとんどのケースに対応できます。 他の医院では難しいと言われた矯正治療も対応できる場合があります。 桶川市内の歯科医院で、矯正をお考えの方はアズ歯科桶川院までお気軽にご相談ください。 治療期間 3年 治療費 ¥1,000,000 + tax 治療のリスク 矯正後に歯の後戻りが起こる可能性がある    

2024.05.30

お子さんの噛み合わせや歯並びは問題ないですか?

虫歯予防などでお子さんの健診に来院される方は年々増えてきています。 汚れがちゃんと取れているか、虫歯になっていないか気にされている保護者の方は多くいらっしゃいます。 しかし、意外と噛み合わせや歯並びに関してあまり意識して子供の口の中を確認していない方もいます。   今回の患者さんも虫歯がないか見てほしいと来院されました。 初診時の口の中の写真です。 虫歯もなく歯磨きの状態もよく、歯茎も健康な状態でした。 しかし、歯並びはきれいですが、噛み合わせに少し問題がありました。 こちらで顎を誘導し噛み合わせを確認してみると、上下の前歯が先端で当たり、下顎が前方に誘導するされています。 この状態の噛み合わせが続くと下顎が前方に成長し、完全な反対咬合になってしまう可能性があります。 歯の位置、角度の問題であれば矯正で歯を動かせば改善しますが、上下の顎の位置関係や大きさの問題になると治療期間が長くなる可能性や程度によっては成長が止まってから顎の骨の手術が必要になる場合があります。 そのため早いうちからこの噛み合わせを改善するために矯正を始める必要があります。(矯正治療を始める年齢はケースによって異なります)   矯正医と相談の時間をとり、矯正を開始することで同意していただきました。 今回はマウスピース型の矯正装置を使用します。 また、歯並び、顎の位置、大きさなどは口周りの筋肉や舌などの影響を大きく受けます。 当院では理学療法士、口育士、管理栄養士など歯科医師、歯科衛生士以外の職種も多く在籍しているため、連携をとり患者さんの治療にあたります。 小児の患者さんであれば、遊びながらのトレーニングで自然と口周りの筋肉を鍛え、顎の位置にも関係する姿勢の改善も目指します。   治療後のお口の中です。 前歯の位置は改善し、きれいな噛み合わせ、歯並びになっています。 今後大人の歯に移行していくため、歯の大きさによっては歯並びが崩れてしまう可能性はありますが、口周囲の筋肉や舌の動きが正常になっていることによって防げる部分も多くあります。 このように、当院では様々な職種が連携し診療にあたっています。 ただ歯を診るだけではなく、周囲の環境や姿勢など診るべき部分は多くあります。 様々なサポートが可能ですので、お口のこと以外でもアズ歯科桶川院までお気軽にご相談ください。 治療期間 6ヶ月 治療費 ¥200,000 + tax 治療のリスク 成長によって歯並びが崩れてしまう可能性がある  

2024.04.26

抜歯が必要な場合もある?(矯正)

歯並びの相談で来院された患者さんです。 下の前歯のがたつきと上の前歯が出ているのが気になるとのことです。 初診時の写真です。 上下とも顎の骨の大きさに対して歯が大きく、入りきっていないため、がたつきができています。 矯正で歯を並べる場合 1、歯を抜かずに並べる 2、歯を抜いて並べる に分かれます。 もちろん歯を抜かずに治すのが最善と言えます。 ケースによって抜歯をせずに治せる場合と抜歯をした方がキレイに治せる場合があります。 それを判断するために矯正の検査がとても大切になってきます。 口の中だけで判断する訳ではなく、顔貌からも口元を評価しキレイな口元になるよう治療方法を検討します。 今回のケースを検査、診断したところ がたつきが大きく、歯を抜かずに矯正する場合、専用の器具を使用し歯と歯の間を少し削り、全体的に歯を外側に動かすことによって歯を並べることになります。 それにより歯はキレイに並びますが、上の前歯は治療前とほぼ同じ位置になり、上の前歯が出ているという主訴の改善ができない可能性が考えられました。 その事を患者さんに説明し治療方法を相談します。 抜歯のデメリットはありますが、上の前歯を下げ口元を下げることを強く希望していたため、抜歯を含んだ矯正治療で進めることになりました。   治療開始です。 上下の歯を抜歯し、まずは奥歯にのみ装置がつきます。 抜いたスペースを利用し、前歯を下げるため抜歯後早期に装置を取り付けます。 また、前歯を下げる際にその力に負けて後ろの歯が前にきてしまうのを防ぐため、上顎の部分に固定のための装置を取り付けます。   歯の動きを見ながら、前歯にも装置を取り付けていきます。 下のワイヤーが曲がっているのが分かると思います。 ワイヤーを交換したり、力の掛け方を調整しながらこの歪みを治していきます。   上の前歯にも装置がつき、少しづつワイヤーを太くしながら歯にかける矯正力を強くしていきます。 抜歯したスペースが小さくなってきているのが分かると思います。   矯正治療が終了しました。   治療前後で比較します。 下の前歯のがたつきもなくなり、上の前歯が内側に入ってきているのが分かると思います。全体的にとてもキレイに仕上がり、大変満足していただけました。   歯を抜いて治すことに抵抗がある方も多くいらっしゃいます。 抜かずに治せるのが最善の治療だとは考えますが、それによって治療のゴールに制限が出てしまい、満足した結果が得られなくなるのも問題かと思います。 そのため、治療前にしっかりとカウンセリングを行い、検査を通して治療のゴールを共有し相談しながら進めていくのがとても大切です。 アズ歯科桶川院には矯正医が2名在籍し、他の勤務医も矯正対応が可能です。 院内でのセカンドオピニオンも対応しています。 相談のみで来院される方も多くいらっしゃいます。 お気軽にご相談ください。 治療期間 2年 治療費 ¥1,000,000 + tax 治療のリスク 抜歯が必要になる、治療後に後戻りする可能性がある      

2023.11.20

矯正治療 → 小学生で始めるメリット

小学生くらいのお子さんで矯正治療を始める方は多いと思います。   では、 なぜそれくらいの年齢が多いのでしょうか?     答えは、顎の成長に関係しています。     大人、 もう少し丁寧に説明すると、 身長の伸びが止まっている方。   その方はもう顎が大きくならないのです。   歯の大きさに対して顎が小さいと、 歯ならびが窮屈になります。   すると、ガタガタな歯ならびとなります。   顎がもう成長しない人は、歯を抜いたり削ったりして、 スペースを確保する必要があります。   矯正治療で抜歯が必要と言われた方はそういうことです。   対して、 まだ顎の成長に余力がある方は、顎を大きくして歯が生えてくるスペースを確保するのです。   それができるのが、 大人の歯に生え代わり始める小学生なのです。       一例として、このように入れ歯のような装置を使う治療法があります。 上顎は真ん中から左右に広がるように成長するので、そこを利用します。 真ん中の部分をくるくる回して、装置を左右に押し広げること数週間、、、   顎はこのように左右に広がり、無事に歯が生えてくるスペースが確保されるのです。       実際に上記の治療をされた患者さんです。 治療前はこのように歯並びのアーチが狭く、 これから生え代わる大人の歯がきれいにならばないと予想しました。   それに対する治療として、 先程ご紹介した装置を使用しました。   治療を始めた後の写真です。 大人の歯に生え代わりましたが、きれいな歯ならびのアーチになってきています。   スペースは十分に確保できてきたので、 ここからさらにきれいな歯ならびをご希望される場合は、 ブラケットと呼ばれる装置を用いて治療を継続します。     見比べてみましょう。   治療前 治療後   きれいになりましたね。 これは小学生のうちにした治療です。   このように、 小学生のうちにしかできない矯正治療もあるのです。   「うちの子はきれいに大人の歯に生え代わるのだろうか」 と心配されている方は、ぜひ一度アズ歯科桶川院までご相談ください。   矯正治療には様々な治療法があるので、 患者さんそれぞれに最適な治療をご提案します。     治療期間 約2年 治療費 ¥450,000 + tax 治療のリスク 治療後に後戻りする可能性がある  

2023.07.16

しっかり矯正すればきれいになります

現在矯正治療において、マウスピース矯正や部分矯正がトレンドになっています。 あまり目立たせたくない、費用をかけたくない、短い期間で終わらせたい など、患者さんの希望もさまざまです。 もちろん、審美的で費用も期間も最小限で終わることができるのが理想だと思います。 しかし、治療のための検査、診断をしっかり行い、適切な治療方法を選択しないとトラブルにあってしまう場合もあります。 そのため、矯正を検討する場合は矯正医としっかり治療方針のすり合わせを行う必要がある考えます。 当院では矯正専門医2名、マウスピース矯正担当医2名で診療にあたっています。   今回のケースです。 検診などで当院通院中の方が矯正に興味あるとのことで、矯正医が相談にあたりました。 矯正治療前の写真です。 歯の大きさに対して顎が小さく、うまく並んでいない状態です。 八重歯になっており、複数の歯が噛み合っていません。 前歯の噛み合わせも弱いため、奥歯への負担が大きく、将来的に奥歯が揺れてきたり、かけてしまう可能性があります。 また、歯並びの影響で歯が磨きづらいため、虫歯や歯周病のリスクがあります。 相談後、検査を希望されたため、矯正検査、診断、治療方針の決定へとすすみます。   今回のケースでは上下4本抜歯とワイヤー矯正にて治療を行う方針になりました。 抜歯を行うデメリットはありますが、それによって得られるメリットを理解していただけました。 また、抜歯がある矯正のケースではワイヤー治療の方が適切と考えるため、審美的なマウスピースではなくワイヤー治療を選択させていただきました。   上顎には矯正用のインプラントを使用し、強い力をかけ歯を動かしていきます。 下の写真で上顎の真ん中にあるのが矯正用インプラントです。   治療終盤のワイヤーが入っている状態の写真です。   治療後の写真です。   治療前後で比較します。 とてもきれいに並んでいると思います。 予定よりも治療がスムーズに進み、治療期間は2年かからず終了しました。 歯を抜いてしまうデメリットはありますが、噛み合わせや歯並びが良くなることによって得られるメリットも数多くあります。 治療方法や方針によっては費用を抑えたり、期間を短くすることができるかもしれませんが、理想的な噛み合わせ、歯並びを得ることができない場合もあります。 患者さんの持つイメージと実際に矯正でできることの擦り合わせがとても大切で治療前の相談、検査が大きな意味を持ってきます。 この部分を中途半端に行うとトラブルにつながる可能性があります。 当院ではしっかり時間をとり矯正相談を行なっています。 ワイヤー矯正、舌側矯正、マウスピース矯正、部分矯正、小児矯正、外科治療を含んだ矯正。 アズ歯科桶川院では全ての矯正治療に対応しております。 お気軽にご相談ください。   治療期間 約2年 治療費 ¥900,000 + tax 治療のリスク 治療後に後戻りする可能性がある。 歯茎が下がってしまう可能性がある。    

2023.07.11