矯正治療

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

前歯のガタつき、部分矯正で整えられることがあります

「前歯の歯並びが気になる」「人前で笑う時に、前歯のガタつきが目立つ気がする」 そんなお悩みをお持ちの方は、少なくありません。今回は、前歯の歯並びをきれいにしたいというご希望で来院された、50代男性の患者さんの症例をご紹介します。 診断名は叢生(そうせい)です。叢生とは、歯が並ぶスペースが足りず、歯が重なったり、ガタガタに並んだりしている状態のことです。 今回の患者さんは、上下の前歯にワイヤー矯正装置をつけて、部分矯正を行いました。目立ちづらいように白いワイヤーを使用し、見た目にも配慮しながら治療を進めています。 治療前の状態 治療前の正面写真 前歯の歯並びにガタつきがあり、歯がきれいなアーチ状に並びきれていない状態です。   治療前の下顎の写真 下の前歯にも叢生(歯の重なり)が見られます。   治療前の上顎の写真 上の前歯にも歯並びの乱れがあり、患者さんが「前の歯並びをきれいにしたい」と感じられていたことが分かります。   前歯の歯並びは、笑った時や話している時に目に入りやすい部分です。そのため、噛み合わせだけでなく、見た目の印象にも関わってきます。 治療内容 まずは矯正検査を行い、歯並びや噛み合わせの状態を確認しました。そのうえで、上下の前歯にワイヤー矯正装置を装着し、歯を少しずつ動かしていきました。 ワイヤー矯正とは、歯に装置をつけて、ワイヤーの力で歯を計画的に動かしていく治療方法です。今回は部分矯正として、主に前歯の歯並びを整えることを目的に行いました。 また、通常の金属色のワイヤーではなく、白いワイヤーを使用しています。矯正装置の見た目が気になる方にとって、目立ちにくい装置を選べることは、治療中の負担を軽くするポイントになります。 治療中は、ワイヤーのサイズや形を調整しながら歯を並べていきます。いきなり大きく動かすのではなく、歯や周囲の組織に負担がかかりすぎないよう、段階的に進めていきます。 ワイヤー装着後 治療中   治療後   歯並びが整った後は、裏側に固定用のワイヤーを装着しました。これは保定(ほてい)と呼ばれる段階で、矯正で動かした歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」を防ぐために行います。 矯正治療は、歯を動かして終わりではありません。きれいに並んだ状態をできるだけ長く保つためには、治療後の保定がとても大切なんです。 今回の治療期間は約半年間でした。歯並びの状態や動かす範囲によって治療期間は変わりますが、部分矯正では、全体矯正に比べて治療範囲が限られるため、比較的短期間で変化を感じられる場合があります。 ただし、すべての歯並びに部分矯正が向いているわけではありません。奥歯の噛み合わせや、歯を動かすためのスペースの有無によっては、全体矯正が必要になることもあります。まずは検査を行い、その方に合った方法を確認することが大切です。 よくある質問 Q:部分矯正は誰でもできますか? A:前歯だけの軽度な歯並びの乱れであれば適応できることがあります。ただし、噛み合わせ全体に問題がある場合や、歯を動かすスペースが足りない場合は、部分矯正では対応が難しいこともあります。 Q:白いワイヤーは本当に目立ちにくいですか? A:通常の金属色のワイヤーに比べると、見た目は目立ちにくくなります。ただし、完全に見えなくなるわけではありません。装置の種類や歯の色によって見え方には個人差があります。 Q:矯正中に痛みはありますか? A:ワイヤーを調整した後に、数日ほど歯が浮くような痛みや違和感が出ることがあります。多くの場合、時間の経過とともに落ち着いていきます。 Q:治療後に歯並びが戻ることはありますか? A:保定装置を適切に使用・管理しない場合、後戻りが起こる可能性があります。そのため、治療後の保定期間も大切にしていただく必要があります。 Q:費用はどのくらいかかりますか? A:今回の症例では、検査が3万円、矯正処置が40万円、保定装置が3万円でした。治療内容や範囲によって費用は変わるため、詳しくは診断後にご説明します。 治療の詳細 項目 内容 主訴 前の歯並びをキレイにしたい 年齢・性別 50代男性 症状・診断名 叢生 治療内容 ワイヤーによる部分矯正 治療期間 約半年間 治療費 検査:3万円/矯正処置:40万円/保定装置:3万円 リスク・副作用 装置による違和感や痛み、口内炎が生じる場合があります。また、歯磨きがしにくくなるため、むし歯や歯周病のリスクが高まることがあります。治療後は、保定装置を適切に使用・管理しない場合、後戻りが起こる可能性があります。   いかがでしたか? 前歯の歯並びは、見た目の印象に関わりやすい部分です。部分矯正で対応できるケースもありますが、適応できるかどうかは歯並びや噛み合わせの状態によって異なります。 「前歯だけ整えたい」「目立ちにくい装置で矯正したい」とお考えの方は、お気軽にご相談ください。  

2026.07.09

ワイヤー矯正でここまで変わる:八重歯のお悩みを改善した症例

「八重歯が気になる」「歯並びをきれいにしたい」 ——こうしたご相談はとても多いです。 今回は、抜歯でスペースを確保し、ワイヤー矯正でしっかり歯を動かしていった症例をご紹介します。   今回の主訴(患者さんのお悩み) 「八重歯が気になる。歯並びを綺麗にしたい。」というご相談でした。   治療前後の比較 正面(治療前 / 治療後)   右側(治療前 / 治療後)   左側(治療前 / 治療後)   上顎(治療前 / 治療後)   下顎(治療前 / 治療後)     治療前は上下ともにスペースが足りず八重歯になっていましたが、治療後は歯並びが整い、口元もすっきりしました。八重歯もなくなり、とても喜んでいただけました。 歯並びをきれいに整えるためには「歯が並ぶスペースがあるかどうか」がとても重要になります。 スペースが足りない場合、無理に並べようとすると歯が前に押し出されてしまったり、噛み合わせが崩れてしまうことがあります。 治療後、後戻りを防ぐために、上下の前歯の裏側に固定用の細いワイヤーをつけています。 また、夜の時間だけ使用するマウスピースも作成してあります。 治療中(部分的に装置がついた状態) 下の歯には全体的にワイヤーがつき歯を並べています。 上の歯は八重歯の位置が高く装置に強い力がかかってしまうため、まずは奥歯だけに装置を取り付けています。 上顎にはインプラントアンカーが固定源として使われています。   治療中(全体に装置がついた状態) 上下に太いワイヤーが入り、抜いた部分のスペースもだいぶ閉じてきました。 噛み合わせ、歯の並び、前歯の見え方など全体的に確認しながら仕上げていきます。   治療方針 今回は 不正咬合(噛み合わせや歯並びが理想的な位置からずれている状態)と判断しました。 このケースでは、歯が並ぶスペースが足りないため 抜歯でスペースを確保 し、そのスペースを使って八重歯の改善と前歯を下げる(前歯の位置を整える)ことを目指しました。今回は抜歯を含んだケースのため、ワイヤー治療を提案させていただきました。 そして、スペースを使って前歯を下げる治療では、奥歯が前に動いてしまう(固定源が負けてしまう)ことがあります。 そこで今回は インプラントアンカー(小さなネジのような装置で、歯を動かすための“固定”に使います)を使用して、奥歯が前に来ないように固定源をしっかり作りました。   ワイヤー矯正について メリット 幅広い歯並びに対応しやすい(細かい歯の動きまでコントロールしやすい) 装置がついている間は、基本的に「つけ忘れ」が起きにくい(つけ外し式ではないため) 状況に応じてゴムなどを使い、噛み合わせも含めて調整しやすい デメリット 装置の周りに汚れがたまりやすく、むし歯・歯肉炎(歯ぐきの炎症)のリスクが上がるため、ケアがとても重要です 装置が当たって口内炎ができたり、調整後に痛み・違和感が出ることがあります 食べ物が挟まりやすい/着色しやすいなど、日常生活で気になる場面があります 見た目が気になる方もいます(※装置の種類によって目立ちにくくすることも可能です) ※どの矯正方法が合うかは、歯並びの状態・治療ゴール・ライフスタイルによって変わります。   インプラントアンカーを使用するのはどんな時? インプラントアンカーは、矯正で歯を動かす時に「動かしたくない歯(固定源)」をしっかり固定したいケースで使います。 たとえば、次のような場面です。 抜歯スペースを使って前歯を大きく下げたい(前歯を後ろに移動させたい)時 奥歯をできるだけ前に動かしたくない(奥歯の位置を守りたい)時 ゴムかけなどだけでは固定が足りず、計画通りに歯を動かしにくいと判断した時 ※小さなネジを歯ぐきに固定して使用します。違和感が出ることはありますが、治療計画を安定させるための大切な選択肢になります。 治療内容(材料・術式)・詳細 項目 内容 主訴 八重歯が気になる。歯並びを綺麗にしたい。 年齢・性別(任意) 20代女性 治療期間 約1年半 治療内容 ワイヤー矯正、インプラントアンカー 抜歯によるスペース確保 ワイヤー矯正で歯列を配列 インプラントアンカーを固定源として使用 ※治療内容(材料・装置の詳細)は、症例ごとに最適なものを選択します。 治療費用 検査:3万円 装置代:100万 保定装置:6万円 消費税:別途 リスク・副作用 矯正により歯茎が下がってしまう可能性があります。 矯正後、後戻り(歯並びが戻ること)してしまう可能性があります。 ※治療後は 保定(ほてい)(歯並びを安定させるための期間)と、定期的なチェックがとても大切です。   よくある質問(FAQ) Q. 抜歯は必ず必要ですか? A. 歯が並ぶスペースが足りない場合、歯を無理に並べようとすると前歯が前に出たり、噛み合わせが不安定になることがあります。今回のようにスペース不足が大きいケースでは、抜歯でスペースを確保する方が仕上がりと安定性の面で有利なことがあります(必要性は検査・診断で決まります)。 Q. マウスピース矯正では難しいのですか? A. 歯の動かし方(大きく下げる動き・細かなコントロールなど)によっては、ワイヤー矯正の方が計画通りに進めやすいケースがあります。今回はワイヤーが適していると判断しました。 Q. 治療中の痛みはありますか? A. 装置の調整後などに、数日ほど痛み・違和感が出ることがあります(感じ方には個人差があります)。必要に応じて痛み止めの使用や、ワックス等での調整を行います。 Q. むし歯や歯周病が心配です。 A. ワイヤー装置の周りは汚れが溜まりやすいため、むし歯・歯肉炎のリスクが上がります。歯磨き方法の確認や、定期的なクリーニング・チェックが重要です。 Q. 矯正後に後戻りしますか? A. 後戻りの可能性はあります。そのため、矯正後は保定装置を使用し、定期的に経過を確認して歯並びを安定させていきます。 Q. 費用は変わることがありますか? A. はい。治療計画や装置内容、追加処置の有無などで変わる場合があります。詳細は検査・診断後にご案内します。   まとめ 八重歯や歯並びのお悩みは、見た目だけでなく、噛み合わせや清掃性(歯磨きのしやすさ)にも関わってきます。スペースが不足している場合は、抜歯や固定源(インプラントアンカー)を含めて、無理のない計画を立てることがポイントです。 ケースによってマウスピース矯正・表側ワイヤー矯正・裏側ワイヤー矯正など、装置の選択が可能です。 当院には矯正医が3名、口腔外科専門医が2名在籍しており、難しいケースにも対応可能です。 矯正相談はいつでも受け付けておりますので、桶川市で矯正歯科をお探しの方は、ぜひアズ歯科までお気軽にご相談ください。

2026.06.03

前歯の噛み合わせが逆…

「歯並びの相談」から始まった、お子さんの噛み合わせの経過 「子どもの歯並び、これって大丈夫かな?」 「前歯の噛み合わせがなんだか逆に見える…」 そんなふうに気になったことはありませんか? 今回は「歯並びの相談」で来院されたお子さんの症例をご紹介します。 初診時 初診時は全て乳歯の状態で、前歯の噛み合わせが逆(反対咬合)でした。 この状態が続くと、下顎が前に成長するように誘導されてしまうことがあるため、早めに噛み合わせを正常に近づけてあげることが大切です。   まずは「原因探し」から始めます 歯並びや噛み合わせは、歯だけの問題ではなく、生活習慣や姿勢、口の周りの筋肉の使い方など、いろいろな要因が重なって起こることがあります。 そのため今回の治療では、 問診で普段の生活習慣や癖(口呼吸、舌の位置など)を確認 口腔機能検査(お口の機能チェック) レントゲン撮影 などを行い、現在の歯並びに至った原因を丁寧に調べました。 今回行った治療(マイオブレース) 治療方針としては、 生活習慣の見直し 口腔周囲筋(お口の周りの筋肉)の癖の改善 姿勢改善の指導 口腔機能改善トレーニング マイオブレースの使用 を組み合わせて、噛み合わせの改善と顎の成長をサポートしていきました。 経過写真 3ヶ月後 3ヶ月後には、前歯の噛み合わせが少し改善してきています。 「少し良くなってきた」タイミングこそ、継続がとても大事なんです。 半年後 半年後には、噛み合わせが正常に改善しました。 ただ、ここで終わりではありません。 まだ上の歯並びの隙間(スペース)が狭いため、顎の成長のために継続してマイオブレースの使用とトレーニングを行っていきます。 乳歯から永久歯に生え変わると、前歯4本だけでも大きさが増えるため、前歯同士に隙間ができるくらい顎が大きくなる必要があります。 そのため、前歯の永久歯が生え揃うまで、トータル2〜3年ほど継続する予定です。 よくある質問(Q&A) Q:マイオブレースは、どのくらいで変化が出ますか? A:お口の状態や成長段階、装置の使用状況によりますが、今回の症例では3ヶ月で変化が見え始め、半年で噛み合わせが正常に改善しました。 Q:どうして姿勢や癖も関係するんですか? A:舌の位置、口呼吸、飲み込み方、姿勢などは、顎の成長や歯並びに影響することがあります。そのため装置だけでなく、生活習慣やトレーニングも一緒に行うことが大切です。 Q:どのくらい続ける必要がありますか? A:永久歯が生え揃う時期までの成長を見ながら進めます。今回のケースでは、全体で2〜3年ほど継続する予定です。 Q:費用はどれくらいですか? A:今回のケースでは、装置費用トータルで40万円です(内容は状態により変わります)。 治療の詳細 項目 内容 主訴 歯並びの相談 症状(診断名) 不正咬合 治療方針 問診、レントゲン、口腔機能検査、生活習慣指導、姿勢改善トレーニング、口腔機能改善トレーニング、マイオブレース 治療内容(材料・術式) 問診にて生活習慣・癖・アレルギー・内服・家庭環境・食事環境・睡眠などを確認。口腔機能検査を行い原因を評価し、生活習慣指導と各種トレーニング、マイオブレースを実施 治療期間 噛み合わせ改善まで半年。スペースが少ないため継続して使用。永久歯が生え揃うまで継続予定(およそ3年) 治療費 装置費用   40万円 + 消費税 トレーニング 5,000円 + 消費税 リスク・副作用 癖が改善されていないと後戻りしてしまう可能性がある 最後に お子さんの噛み合わせは、成長の影響を受けやすいからこそ、早めに気づいてあげることがとても大切です。 いかがでしたか? 「これって反対咬合かな?」「歯並びが心配…」という方は、お口の状態と生活習慣も含めて一緒に確認していきますので、お気軽にご相談ください。

2026.05.08

前歯が出ているのが気になるなら

抜歯とスクリューを活用した本格ワイヤー矯正で、口元の印象が大きく変わった症例をご紹介します はじめに 「上の前歯が出ていて、口元が気になる…」 「下の歯がガタガタしていて、笑うときについ手で隠してしまう…」 こんなお悩みをお持ちの方、じつは少なくないんです。 歯並びが気になっていても、「矯正って何年もかかるんでしょ?」「抜歯が必要って聞くと怖い…」と、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。 今回は、上の前歯の突出と下の前歯のがたつきを主訴に来院された患者さんの、ワイヤー矯正の治療経過をご紹介します。 治療前の状態 まずは治療前のお口の中の写真です。   治療前・正面の写真 前方から見ると、上の前歯が前に出ているのが分かりますね。いわゆる「出っ歯」の状態です。それにより下の前歯が隠れてしまっている状態です。   治療前・左側の写真   治療前・右側の写真 横から見ると、上下の前歯の位置関係がよりはっきりと分かります。上の前歯がかなり前方に出ていますね。   治療前・下顎の写真 下の歯並びを見ると、前歯にがたつき(叢生)があるのが確認できます。歯が重なり合って並んでいる状態ですね。   治療前・上顎の写真 上の歯並びも確認していきます。これから治療を進めていくにあたって、この状態がスタート地点になります。 治療方針について 今回のケースでは、前歯をしっかり後ろに下げる必要がありました。 そのためには、歯を動かすスペースを確保しなければなりません。相談の結果、上の前から4番目の歯を抜歯して、スペースを作る方針になりました。 また、矯正の方法としては、マウスピース矯正とワイヤー矯正がありますが、今回のように前歯をしっかり下げたいケースでは、ワイヤー矯正のほうが向いていると考えます。 さらに、前歯を確実に後方へ引っ張るために、**上顎にスクリュー(矯正用のアンカースクリュー)**を使用しました。スクリューとは、小さなネジのような装置を骨に一時的に埋め込んで、歯を動かす際の固定源にするものです。これにより、効率よく前歯を後ろに引くことができます。 ワイヤー装着の様子 いよいよ矯正装置をつけていきます。 まずは上顎から装置をつけて行きます。   ワイヤー装着後・正面の写真 正面から見た、ワイヤーを装着した状態です。ここからいよいよ歯が動き始めます。   ワイヤー装着後・左側の写真   ワイヤー装着後・右側の写真 左右それぞれの側面です。ブラケットにワイヤーが通っているのが見えますね。   ワイヤー装着後・上顎の写真 上顎に装置とスクリューが装着された状態 上の前から4番目の歯を抜歯し、上顎に入れたスクリューとワイヤーを繋いで、前歯を後ろに引っ張っていきます。これが今回の治療のポイントになります。   治療中の経過 治療が進んでくると、少しずつ変化が見えてきます。   治療中・正面の写真 正面から見て、前歯の位置が変わり始めているのが分かりますね。   治療中・左側の写真   治療中・右側の写真 左右からも確認すると、上の前歯が少しずつ後方に下がってきているのが見えます。   治療中・上顎の写真 抜いたスペースが少なくなってきているのがわかると思います。   治療中・下顎の写真 前歯のがたつきはほぼ改善されています。 この段階では、上の歯は抜歯済みで後方に動かしながら、下顎にも装置が装着されました。上下同時に歯並びを整えていきます。 治療後の状態 そして、約2年の治療を経た結果がこちらです。   治療後・正面の写真 パッと見た時の印象が違いますよね。前歯の出っ張りが改善され、歯並びがきれいに整っています。   治療後・左側の写真   治療後・右側の写真 横から見ても、上下の前歯の位置関係がしっかり改善されているのが分かります。治療前と比べると、口元の印象がかなり変わりましたね。   治療後・上顎の写真 上顎の歯並びも、抜歯したスペースがきれいに閉じて、整った歯列になっています。 治療後・下顎の写真 下顎のがたつきもしっかり改善されていますね。治療前にあった歯の重なりがなくなり、きれいなアーチ状に並んでいます。 よくある質問 Q. ワイヤー矯正は痛いですか? A. ワイヤーを調整した後、2〜3日程度は歯が動く際の痛みを感じることがあります。ただ、多くの方が徐々に慣れていきますし、痛みが強い場合は痛み止めで対応できますので、ご安心ください。 Q. マウスピース矯正ではダメだったのですか? A. 今回のケースのように、前歯をしっかり後方に下げたい場合は、ワイヤー矯正のほうが向いている場合があります。症状によって最適な方法は異なりますので、どちらが合っているかは診察時にご相談いただければと思います。 Q. 抜歯は必ず必要ですか? A. すべての矯正治療で抜歯が必要になるわけではありません。ただ、前歯を大きく後ろに下げたい場合は、歯を動かすスペースを確保するために抜歯が必要になることがあります。抜歯の有無は、お口の状態を見て判断していきます。 Q. スクリュー(アンカースクリュー)は痛くないですか? A. 埋入時は麻酔をしますので、処置中の痛みはほとんどありません。処置後も大きな痛みはなく、日常生活に支障をきたすことはほぼないです。治療が終われば取り外しますので、ご安心ください。 Q. 治療期間はどのくらいかかりますか? A. 今回のケースでは約2年でした。歯並びの状態や治療の内容によって期間は変わりますが、ワイヤー矯正の場合は1年半〜3年程度が目安になります。 担当歯科医師からのコメント 今回のケースでは、上の前歯の突出と下の前歯のがたつきという、複合的な症状に対してワイヤー矯正で対応しました。 前歯をしっかり後方に下げるためには、抜歯でスペースを確保し、スクリューを固定源として利用することがとても有効です。マウスピース矯正も優れた治療法ですが、大きな歯の移動が必要なケースでは、ワイヤー矯正のほうが確実にコントロールできることが多いんです。 矯正治療は見た目の改善だけでなく、噛み合わせの改善にもつながります。歯並びでお悩みの方は、みなさんが治療法を選択するときの参考にしていただけたらと思います。 治療の詳細 項目 内容 主訴 上の前歯が出ていて口元を下げたい、下の前歯のがたつき 治療内容 ワイヤー矯正(上下)、抜歯、アンカースクリュー使用 治療期間 約2年 治療費 合計 99万円(税別) ・検査 3万円 ・治療費 90万円 ・保定装置 6万円 治療のリスク 歯の移動に伴う痛みや違和感、後戻りの可能性、装置の接触による口内炎などができる可能性。     最後に いかがでしたか? 「前歯が出ている」「歯並びがガタガタ」というお悩みは、ワイヤー矯正でしっかり改善できるケースが多いんです。 矯正治療に興味はあるけれど、「自分の場合はどうなんだろう?」と気になっている方は、ぜひ一度アズ歯科桶川院までお気軽にご相談ください。 患者さんお一人おひとりのお口の状態に合わせて、最適な治療法をご提案させていただきます。

2026.04.07

マウスピース矯正 約半年でこんなにキレイに

はじめに 「前歯のがたつきが気になるけど、矯正ってなんだか大変そう」そう思っている方、実はとても多いんです。特に上の前歯が重なっていたり、少し口もとが出ているのが気になったり。でも、ワイヤーを付けるのは抵抗があるし、歯を抜くのも怖い。 今回ご紹介するのは、まさにそんなお悩みを持って相談に来られた患者さんの症例です。 抜歯をせず、マウスピース型の矯正装置(インビザラインGO)を使って、約半年で治療が完了しました。 患者さんのお悩みと治療方針 この患者さんは、上の前歯のがたつきが一番気になるということで来院されました。加えて、「口もとを少し引っ込めたい」というご希望もありました。カウンセリングでは、大きく口もとを下げる場合には抜歯も選択肢になることをお伝えしました。 ただ、患者さんご自身が「抜歯はせずに、できる範囲で治したい」とのご希望でしたので、その方針で進めることになりました。 治療前後の比較写真 正面 Before After 治療前は上の前歯にがたつき(叢生)が見られますね。歯が重なり合っていて、歯並びのラインが乱れている状態です。 治療後は前歯のがたつきが改善され、きれいなアーチになっていますね。パッと見た時の印象がだいぶ違いますよね。 右側 Before After 治療前は横から見ると、前歯の凸凹がよく分かりますね。 治療後は横から見ても、歯の並びが整っているのが分かります。 左側 Before After 治療前は左側からも右側と同様に、歯の重なりが確認できます。 治療後は、右側と同様にきれいに並んでいますね。 上顎 Before After 治療前は上から見ると、前歯部分のアーチが乱れているのが分かりますね。 治療後は上から見ると、前歯部分のアーチがきれいに整っているのが一目で分かります。 下顎 Before After 治療後は下の歯並びも整った状態です。歯が後戻りしないように、前歯の裏側を保定装置(リテーナー)で固定しています。約半年の治療期間で、ここまで変わりました。患者さんもとても喜んでくれました。 治療の詳細 主訴 上の前歯のがたつき(叢生)、口もとの突出感 症状 上顎前歯部の叢生(歯の重なり) 治療内容 IPR(歯間削合)+インビザラインGO(マウスピース型矯正装置) 治療期間 約6ヶ月 治療費用 合計 59万円(税別) ・検査 3万円 ・治療費 50万円 ・保定装置 6万円 治療のリスク・副作用 歯の移動に伴う痛みや違和感、IPRによるしみ、後戻りの可能性、マウスピースの装着時間不足による治療期間の延長 治療内容 今回の治療では、以下の方法を組み合わせました。 IPR(ディスキング) IPR(InterProximal Reduction)とは、歯と歯の間をごくわずかに削って、歯を動かすためのスペースを作る方法です。削る量は少しなので、歯への影響はありません。抜歯をしない代わりに、このIPRでスペースを確保しました。 インビザラインGO インビザラインGOは、前歯を中心とした部分的な矯正に特化したマウスピース型の矯正装置です。透明なマウスピースを装着するので、見た目もほとんど気になりません。取り外しができるので、食事や歯磨きもいつも通りできるのが大きなメリットです。 担当歯科医師からのコメント 噛み合わせの観点から、理想的に治すのであれば別の治療方法もあったかと思います。 ただ、今回は患者さんの「抜歯はしたくない」「できる範囲で治したい」というご希望を最優先に考えました。結果として、前歯のがたつきはしっかり改善でき、患者さんにもとても満足していただけました。 矯正治療はさまざまな方法がありますが、大切なのは患者さんのご希望と、実現できる範囲のバランスをしっかり話し合うことだと考えています。「完璧を目指す治療」だけが正解ではなく、患者さんが納得して、満足できる治療を一緒に見つけていくことが大切です。 みなさんが矯正治療を考える際の参考にしていただけたらと思います。 よくある質問 Q:マウスピース矯正は痛いですか? A:ワイヤー矯正に比べると痛みは少ないと言われています。新しいマウスピースに交換した直後は少し締め付けられる感じがありますが、数日で慣れる方がほとんどですね。 Q:治療中、周りの人に気づかれますか? A:インビザラインは透明なマウスピースなので、ほとんど気づかれません。接客業の方にも安心して使っていただけます。 Q:食事のときはどうすればいいですか? A:マウスピースは取り外しができますので、食事のときは外していただきます。食事制限はありません。食後に歯磨きをしてから、再度装着していただく流れです。 Q:治療後、後戻りしませんか? A:矯正治療後は、歯が元の位置に戻ろうとする力が働きます。そうならないようにするためにも、保定装置(リテーナー)をしっかり使っていただくことが大切です。 Q:インビザラインGOと通常のインビザラインの 違いは何ですか? A:インビザラインGOは、前歯を中心とした軽度〜中等度の歯並びの乱れに対応した部分矯正です。対応できる範囲は限られますが、そのぶん治療期間が短く、費用も抑えられるのが特徴です。 最後に いかがでしたか?「歯並びが気になるけど、大がかりな矯正は避けたい」という方にとって、インビザラインGOは一つの選択肢になるかもしれません。 歯並びのお悩みは人それぞれです。まずはお気軽にご相談ください。患者さんのご希望に合わせた治療方法を、一緒に考えていきましょう。

2026.03.25

子供の噛み合わせが気になるなら

お子さんの歯並びを心配されて相談に来院される保護者の方は多くいらっしゃいますが、歯並びが悪くても矯正が適用になる年齢は患者さんやケースによって異なります。 前歯が永久歯に生え変わる時期、また奥歯に6歳臼歯が生えてくる頃に矯正を始めるのが一般的と考えています。 しかしケースによってはもっと早く矯正の介入をした方が良い場合もあるので、歯科医院での定期的なチェックをお勧めします。   今回は前歯の歯並び、噛み合わせが気になると来院された患者さんです。 初診時の口腔内写真です。 前歯の噛み合わせが逆になっているのが分かると思います。 上の真ん中の前歯2本と下の前歯4本は永久歯です。 また、真ん中から向かって左に2本目は乳歯ですが、これも反対の噛み合わせになっています。 今の状態は歯の生える向きの問題、上顎の前方への成長不良によるものと考えます。 この状態のまま放置しておくと、下の前歯が上の前歯に押されるため下顎が前方に成長していってしまいます。 それにより骨格的な問題が出てしまう可能性があります。 そのため早めの改善を目指し、矯正治療をおすすめしました。 また、上顎の前方への成長不良の原因として口呼吸や舌の使い方が間違っていることが考えられます。 これに対して、理学療法士と専門の衛生士によるトレーニングも同時並行で必要と判断しました。   矯正の検査を行い現状の分析、どんな治療が必要かを調べます。 本人、保護者の方に説明し治療に移ります。 当院での小児矯正で使用するものはほとんどが取り外せる装置です。 基本的には学校から帰ってから、自宅で使用してもらい、夜間の使用もお願いしています。 最初は違和感があり使いづらいこともありますが、子供の順応性は早く、すぐに慣れる子がほとんどです。   約半年間の装置の使用とトレーニング後の写真です。 前歯の噛み合わせは正常になりました。 隣の乳歯の噛み合わせも改善されています。 歯並びは後戻りする可能性があるため、一定期間使用を継続し経過を見ていきます。   さらに1年後の写真です。 上下とも前歯は全て大人の歯に生え変わりました。 噛み合わせも歯並びも大きな異常はありません。   治療前後で比較します。 治療前 治療後   今後は全ての歯が永久歯に変わるまで歯科検診と合わせて定期的にチェックしていく予定です。 今回のように早い段階で治療に介入できると、治療期間も長期にかからずに済む場合があります。 もし、全て永久歯に変わってからの相談であれば、骨格的な問題が出ている可能性があり、通常の矯正では治せないこともあります。 虫歯も歯並びも早期に介入できた方が楽に改善できる場合が多くあります。 歯科医院での定期的なチェックをおすすめします。   よくある質問 ここで患者さんからよくある質問を挙げたいと思います。 Q:痛みはありますか? A:歯茎に当たって痛むことがありますが、その場合は使用を中断し医院に持ってきてもらえれば調整できます。 Q:通院頻度はどれくらいですか? A:基本的には月1回の通院をお願いしています。 Q:期間はどれくらいかかりますか? A:大人の歯が生え揃う頃までチェックする場合がほとんどです。 治療期間 1年半 治療費 ¥450,000 + tax 治療のリスク 装置が当たって痛い場合がある。 歯が後戻りする場合がある。  

2025.10.16

その歯並び、早めに矯正した方がいいかもしれません

子供の歯並びは日々変化し、顎の大きさも成長に合わせて変化します。 そのため、元々歯並びが良いと考えていたお子さんが、気づいたら歯並びに問題が出てきているなんてこともあります。 特に、乳歯から永久歯に生え変わるタイミングで歯並びが大きく変わる事がよくあります。 定期検診でしっかり通っていただいてるお子さんであれば、早めに変化に気づけるため大きな問題にならずに対処できる可能性が高くなります。   今回は前歯が乳歯から永久歯に生え変わるタイミングで、歯並びに変化が起きたケースです。 6歳の女の子です。 上の前歯は全て乳歯で、下の前歯が生え変わりを始めている段階でした。 向かって左下の前歯が少し内側に入っていましたが、それ以外には大きな問題はありませんでした。   その後、上の前歯が交換のタイミングを迎え、定期検診で来院された時の口腔内の状況です。 上の永久歯の前歯が内側から生えてきており、下の前歯の内側に入ってしまっています。 まだ生え始めの段階ではありますが、このまま進むと前歯の噛み合わせが完全に逆になり、反対咬合となってしまいます。 この段階は歯の生えている角度の問題ですが、反対のままの噛み合わせで成長していくと、下顎が前に誘導され、下顎自体が上顎より前に出てしまい審美的にも問題が出てしまいます。 その状態まで進んでしまうと、歯の矯正治療だけではなく、顎の骨の形や位置を変えるための手術が必要になる可能性があります。 そうならないようにするためには、できるだけ早めに前歯の噛み合わせを改善してあげる必要があります。   子供の矯正治療には様々な方法がありますが、精密検査を行い最適な治療方法、装置を検討していきます。 今回はマイオブレースと呼ばれる柔らかい取り外しの可能な装置を選択しました。 顎のサイズに合ったものを選び、調整します。 日中1時間、夜間就寝時の使用です。 また、歯並びの原因になっていると考えられる 「口呼吸」 「不適切な舌、唇の使い方」 「不適切な飲み込み」 「姿勢」 の改善のために同時並行でトレーニングも行っていきます。   使用開始後3ヶ月の状態です。   前歯の噛み合わせも正常になり、審美的にも機能的にも問題ない状態になっていると思います。 下の歯並びはまだ狭いため、このまま引き続きマイオブレースの使用とトレーニングを続けていきます。 歯並びの種類によっては、永久歯が生えそろってから矯正に移行する場合もあります。 しかし、今回のように後の成長に影響を出してしまいそうなケースでは早めの矯正が必要になります。 虫歯予防、歯周病予防のためだけではなく、歯並びに関しても定期的なチェックは必要だと考えます。 当院では、矯正専門医3名、インビザラインドクター、歯科医師、口腔外科専門医、歯科衛生士、理学療法士、軸育士、管理栄養士など多職種で連携して診療にあたっております。 お気軽にご相談ください。   治療期間 現在で3ヶ月 予定では2〜3年 治療費 ¥400,000 +  tax 治療のリスク 治療終了後に後戻りしてしまう可能性がある 適切に使用しないと歯が動かない可能性がある

2025.06.29

マイオブレースって知ってますか?

歯並びで相談に来られる患者さんは多くいらっしゃいますが、 「矯正した方がいいか?」 「いつから始めればいいか?」 「どれくらいの期間がかかるか?」 といったことをよく聞かれます。 矯正に関しては、歯周病や全身の状態などが悪い場合を除いては、年齢関係なく始めることができます。 しかし、年齢によって治療のゴールには制限が出てしまいます。 また、治療をスタートする時期によって期間も変わります。   矯正治療は ①小児期(乳歯)から始めるⅠ期矯正治療 ②成人期(永久歯)から始めるⅡ期矯正治療 に分かれます。   ①Ⅰ期矯正治療 歯を動かすよりも発育に合わせて顎が適切な大きさになるように促していく治療です。 メリット:取り外しが可能な装置を使う事が多く、歯磨き、食事に制限が出にくい 痛みがあまり出にくい Ⅰ期治療を行うことで抜歯せずに歯並びを改善できる可能性がある デメリット:永久歯が生えそろう頃まで経過を見るため、治療期間が長くかかる 装置がうまく使えていないと効果が出にくい場合がある 成長を見ながらの治療になるため、治療ゴールの予測が難しい といった特徴があります。   ②Ⅱ期矯正治療 基本的に全ての歯が永久歯でワイヤー、マウスピースなどの矯正装置を使用し歯自体を積極的に動かしていく治療です。 メリット:Ⅰ期治療に比べて治療期間が短い ある程度治療ゴールの予測が可能 デメリット:Ⅰ期治療に比べて痛みが出やすい 抜歯などの外科治療が必要な場合がある 装置によっては、審美面、食事、歯磨きに影響が出る場合がある   Ⅰ期治療のみで治療が完了する場合もありますし、その後Ⅱ期治療に移行する場合もあります。   ケースにもよりますが、永久歯が生えそろってからⅡ期矯正を始める方が治療期間が短く済む可能性があります。 しかし、抜歯が必要になる場合もあり、親知らずを含めると8本も抜くことになるケースもあります。 当院ではできるだけ健康な歯を温存するためⅠ期治療からのスタートをお勧めしています。   今回のケースです。 歯並びの相談で来院されました。 小学2年生の男の子で、上下の前歯の凸凹と上の前歯が出てるのが気になるとのことです。 初診時の口腔内写真です。 c   顎が小さく上下とも永久歯が生えるためのスペースが足りないと思われます。 また、下顎が特に小さいため、上顎に隠れてしまい上の前歯が出ているように見えていると考えます。 このまま永久歯が揃ってから矯正治療を検討した場合、顎の大きさが足りず歯を抜いて並べる必要が出てくる可能性があります。 そのため、早めに矯正治療を開始することを提案させていただきました。   治療に移行する前に精密な検査を行い、どの治療方法が適しているのかを検討します。 今回は取り外し可能な装置 “マイオブレース“ を使用することで同意を得ました。     マイオブレースは日中1時間、夜寝ている間使用する装置で、顎の成長に関係してくる 「鼻呼吸」「適切な姿勢」「適切な舌、唇の使い方」などの取得を目指す アクティビティと呼ばれるトレーニングも同時に行なっていきます。 アクティビティには理学療法士や軸育士、専門のトレーナーで対応しています。   マイオブレースの3ヶ月の使用とアクティビティを続けた後の口腔内写真です。 c   治療前後で比較します。 治療前                  治療後   上下とも歯並びの凸凹が少なくなりました。 噛み合わせも変わったため、上の前歯が下の前歯を覆う度合いも減り、前歯が出ている印象は減っていると思います。 まだ、開始して3ヶ月ですし今後も治療は進みますが順調なスタートだと考えます。 今回のように短期間では効果が出てこないケースもありますが、基本的には継続的に使用することで良い効果が期待できます。   矯正治療は患者さんの状態によって様々な治療方法があります。 どの治療が適切かを決めるには、正確な診査、診断がとても大切だと考えます。 また、歯科医師のみではなく多職種が連携し多角的な治療を行う事が必要だと考えます。   当院では矯正専門医、歯科医師、歯科衛生士、理学療法士、軸育士、管理栄養士など様々な職種のスタッフで連携しながら治療にあたっております。 お気軽にご相談ください。 治療期間 現在で4ヶ月 予定では2〜3年 治療費 ¥400,000 +  tax 治療のリスク 治療終了後に後戻りしてしまう可能性がある 適切に使用しないと歯が動かない可能性がある  

2025.06.06

短い歯は引っ張り出せばまだ使えるかも

歯が折れたり、欠けてしまい、抜歯をすすめられた経験はありませんか。 歯自体が縦に割れてしまったり、大部分を欠損してしまった場合など、抜歯しか方法がないこともあります。 しかし、ケースによっては歯を保存することができます。 今回は他院で前歯の抜歯をすすめられ、その後ブリッジかインプラントで迷っているため相談したいと来院されたケースです。 初診時の写真です。 上の前歯2本に仮歯が入っています。 外して中の歯を確認します。 向かって右側の歯は残っている部分がほとんどなく、歯茎の中に歯が埋もれてしまっています。 この状態だと抜歯が必要な訳ではありませんが、歯茎が邪魔をしてしまい被せ物を作るための型取りの精度が落ちるため、不十分な治療になってしまいます。 下図の様に、神経を取ってある歯は歯の内部にコアと呼ばれる土台を差し込み、その上から被せ物を装着します。 この時、周囲に歯が残っていれば被せ物は歯にくっつきますが、今回のように周囲に歯が残っていない場合はコアのみにくっつくため、コアごと脱離してしまう可能性が上がります。 そのため、この歯1本では被せ物を支えるのが難しく、装着後も外れやすくなってしまうため、隣の歯と連結した被せ物を作製する必要があると考えます。 それにより連結した隣の歯にも負担がかかってしまいます。 そのことを考えると、抜歯の選択も妥当だと思います。 しかし、患者さんは可能であれば歯を保存することを希望しています。 今回は歯が横に折れていますが、縦に割れている訳ではないので、治療内容によっては保存可能と判断しました。 患者さんにおすすめした内容は 矯正治療にて歯を歯茎から引っ張り出す方法です。 レントゲンで確認すると、歯は歯茎の中、骨の中には残っているため、引っ張り出してあげれば、まだ被せ物を作ることは可能だと説明しました。 同意を得たため、矯正装置を装着していきます。 歯の内部に引っ張り出すためのフックを固定します。   仮歯を装着し、審美面を配慮します。 裏側はこうなっています。 仮歯の裏側にワイヤーと矯正用のゴムを使用し、歯を引っ張り出す仕組みです。 ゆっくり歯を動かすため、ほとんど痛みは感じません。 少しづつ歯を引っ張り出していきます。 歯が出てきました。 歯を引くと歯茎も一緒についてくる場合があります。 歯茎の高さがずれているため、電気メスを用い揃えていきます。 レントゲンで確認します。 歯が出てきたことで、根の先端の高さがずれているのが分かると思います。 治療前後で比較します。 治療前 治療後 歯茎の中に隠れていた状態から、歯が出てきています。 矯正で動かした歯は後戻りする可能性があるため、仮歯の状態で経過観察を行います。 その後、仮歯を修正し最終的な被せ物を作製します。 治療終了時です。 歯は被せ物を作れる状態にはなりましたが、引っ張り出したことで骨の中に埋まっている根が短くなり、将来的に歯周病などが進んだ場合に揺れてしまう可能性があります。 そのため、今回は隣の歯と繋いで被せ物を作製しました。 今後は定期検診で状態の変化がないかチェックしていきます。 歯によっては本当に抜歯しないといけない状況の時もあります。 しかし、現在歯を保存するための様々な方法が考えられています。 他院で抜歯と言われてしまった場合も別の治療方法を提案できるかもしれません。 お気軽にご相談ください。 治療期間 5ヶ月 治療費 ¥300,000 + tax 内訳   矯正費用¥100,000 セラミック¥200,000 治療のリスク 治療期間が伸びる場合がある 矯正治療により歯茎が下がる可能性がある 治療後に歯が後戻りする可能性がある

2025.04.28

その歯のすき間治しませんか?

鏡を見て自分の歯並びで気になるところはありませんか? 全体的にはそんなに悪くないけど、少しだけ気になるといった方もいらっしゃると思います。 当院にもそんな方々が最近多く来院されます。 矯正治療は以前からあるワイヤー矯正に加えて、マウスピース矯正の技術が発展してきたことで患者さんが検討しやすくなってきていると思います。   今回は当院に長く健診で通っていただいている患者さんからの相談です。 口腔内写真です。 全体的には歯並びは悪くないが、前歯のすき間と少し前に出ていることが少し気になるとのことです。 以前から気になってはいたが、ワイヤーつけての矯正には抵抗があり、今回マウスピース矯正について教えてほしいとの希望です。   マウスピース矯正は口腔内カメラや型取りによって資料をとり、患者さんの顎にあったオーダーメイドのマウスピースを作成します。 基本的には食事、歯磨き以外の1日に20ー22時間使用していただき、1週間程度同じマウスピースを使用し少しずつ歯を動かしていきます。 ワイヤー矯正に比べ大きな痛みが出づらい場合もありますし、外せるため食事、歯磨きへの支障も少なくなります。 また、透明の装置のため見た目にも影響が少なくワイヤー矯正に比べ取り組みやすい治療です。 しかし、ケースによっては適していなかったり、ワイヤー矯正の方が向いている場合もあるため注意が必要です。   さて、今回のケースです。 すき間を閉じたい、前歯を少し下げたいことが主訴になります。 この場合、マウスピース矯正はとても向いていると考えます。 患者さんに説明し、検査のための資料とりを行います。 そして矯正治療のシュミレーションを作成し一緒に確認してもらいます。   現在の状態です。   画像でどのくらいの隙間が空いているかの計測を行い、どのように歯を動かしていくかシミュレーションします。 患者さんにも見てもらい、修正点の確認をします。   完成した治療後のイメージです。 患者さんと事前に治療ゴールを共有することで、イメージのずれをなくしてから治療を開始していきます。   矯正治療が終了しました。     治療前後で比較します。     前歯の隙間もなくなり、内側に入れることもできました。 矯正治療中の痛みもなく、シミュレーション通りの結果になり、とても喜んでいただけました。 取り外しが可能なため、食事、歯磨きの支障もなく普通通りの生活ができたことがとても楽だったとのことです。 最近だと、昔受けた矯正の後戻りが少しだけ気になり、マウスピース矯正で短期間で治す方も増えてきています。   矯正治療は患者さんによって適した方法が異なります。 マウスピース矯正のみだと難しい場合もあります。 そのため、マウスピース矯正だけではなくワイヤー矯正でも対応できる矯正専門医のいる医院での矯正をお勧めしています。 当院は矯正専門医3名、マウスピース矯正担当医が3名勤務しております。 口腔外科専門医と連携した難しいケースにも対応可能です。 お気軽にご相談ください。 治療期間 6ヶ月 治療費 ¥400,000 + 検査料(¥30,000) + tax 治療のリスク 治療期間が伸びる場合がある 矯正治療により歯茎が下がる可能性がある 治療後に歯が後戻りする可能性がある    

2025.04.19
AS DENTAL CLINIC.
日本歯科医療評価機構

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