マウスピース矯正
歯並びの相談で来院された患者様です。
上下前歯のがたつきが気になるとの事です。
治療前の写真です。
・前歯にずれはあるが噛み合わせ自体は気になっていない
・あまり目立たない装置を希望
・治療費、期間とも少なめが良い
上記の希望がありました。
奥歯までしっかり動かし、噛み合わせまで100点を目指す治療であれば、全体のワイヤー矯正やマウスピース矯正をおすすめしますが、
今回は前歯中心の治療を希望されたため、部分的なマウスピース矯正であるインビザラインGOですすめていくことになりました。
『インビザラインGO』の特徴として、
・奥歯2本は動かせない
→噛み合わせを大きく変わりづらい
・マウスピースが20枚まで
→動かせる量に限界がある
・全体矯正に比べ期間、金額を抑えることができる
などが挙げられます。
そのため、ケースが限られる場合があります。
検査の結果、今回は適応内であったためマウスピースの作製を行い治療に入ります。
まずはじめに歯の表面にアタッチメントと呼ばれる白い装置を取り付けます。
これにマウスピースが引っかかり適切な力が歯に加わるようになります。
ここにマウスピースを装着します。
1日の使用時間は最低20時間〜22時間必要で、1枚ごとの期間は1週間〜10日使用していただきます。
マウスピース交換の都度確認した方が安心ではあるので、通院可能な方には10日程度の頻度でお願いしています。
難しい方には数枚お渡しし、ご自身でマウスピースの交換を定期的におこなっていただきます。
予定しているマウスピースの半分程度が終了した段階の写真です。
綺麗に並んできてはいますが、前歯にまだ少し段差が残っています。
最初のうちは少し話しづらかったり、取り外しに時間がかかってしまう場合もありますが、慣れてくるとほぼ違和感なく使用できているとのことでした。
経過は順調だったためこのまま継続していただきました。
治療終了時の写真です。
今回はマウスピース16枚で終了しました。
上下の前歯の歯並びも改善し大変喜んでいただけました。
奥歯の歯並びは変えていないため、噛み合わせの変化による違和感もありません。
この後、表面のアタッチメントを除去し、歯並びが後戻りしないように固定用のマウスピースを作製し、一定期間使用してもらいます。
治療前後で比較します。
奥歯までしっかり動かして噛み合わせまで整え、100点の歯並びを目指す矯正治療と、気になる部分のみを行う部分矯正があります。
それぞれのメリット、デメリットが存在し治療方法、期間、金額も異なります。
矯正担当医、専門医が複数在籍し様々なケースに対応しています。
それぞれの患者様に合った治療計画を立て、治療にあたっております。
お気軽にご相談ください。
治療期間 | 6ヶ月 |
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治療費 | ¥460,000 + tax |
治療のリスク | 矯正後に歯が後戻りする場合がある。 |