審美治療

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

目立たない入れ歯

歯を失ってしまった場合の治療方法には ブリッジ、入れ歯、インプラントが考えられます。 口の中の状況、残っている歯の本数、費用などにより、どの治療が1番適しているかが変わってきます。 特に複数本の歯を失っている場合、ブリッジが適用できない場合があります。 その際に選択できるのが、入れ歯かインプラントになります。   インプラントはしっかり噛むためにとても良い治療方法だと考えますが、 金額がかかってしまう 外科処置が必要なため全身状態が不良な人にはリスクがある 治療期間がかかる などのデメリットがあります。   そういったことを考慮して入れ歯を選ぶ患者さんもいらっしゃいます。   今回は入れ歯の相談で来院された患者さんです。 元々、入れ歯を使用していたが、歯にかける金具が見えるのが気になるとの事です。 治療前の口腔内写真です。   下の歯は2本のみ残存しており、その部分に入れ歯をかけている状態でした。   正面から口元を見ると、歯にかけている入れ歯の金具があるのが分かります。   今回は歯の本数が少ないため、ブリッジを選択することができないのと、治療期間、金額の面を考慮し目立たない入れ歯を検討することになりました。 通常、保険の入れ歯では金具を使用する必要があります。 そのため、金属を使用しない保険外の入れ歯、ノンクラスプデンチャーをおすすめしました。     ノンクラスプデンチャーとは歯茎の色に近い特殊な樹脂を使用します。 利点 柔軟性があり、フィット感が高いため違和感が少なくなる。 入れ歯が歯を包み込む設計のため、周囲の歯に負担をかけづらい。 入れ歯の下に食べ物などの汚れが入りづらい。 金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がない。 審美的である。   欠点 保険外治療のため費用がかかる。 歯の状況によって適用できない場合がある。   同意を得て、治療に移ります。 保険外専用の材料を用い、精密な型取りを行います。 そして歯と歯茎の形に合わせた入れ歯を作成していきます。 ケースにもよりますが、 型取り→咬み合わせの記録採取→試適→完成といった流れで進みます。 4−5回の来院が必要になることが多いです。   完成し装着した状態の口腔内写真です。   口元の写真です。 金具を使っていないため、入れ歯を装着しているのが外から見ても分かりづらいと思います。 審美面のみではなく、入れ歯の下に食べ物が入りづらく、硬いものもよく噛めると患者さんに大変喜んで頂けました。 患者さんのお口の状態によって、ブリッジ、インプラント、入れ歯の中で1番適した治療方法は異なると考えています。 一人一人の患者さんとしっかりとお話しをした上で治療方法を検討していきます。 お気軽にご相談ください。   よくある質問 ここで患者さんからよくある質問を挙げたいと思います。 Q:入れ歯はすぐ作れますか? A:残っている歯の状態が問題なければすぐに型取りを行い、作成可能です。ただし、治療が必要な歯があれば、まずその歯の治療を行った上で型取りをする必要があります。 Q:痛みが出ますか? A:新しい入れ歯を装着する際には歯茎に当たって痛い場合があります。また、長期的に使用していくと歯茎の形も変化してくるため痛みが出ることもあります。その際は入れ歯の調整をすれば痛みを取り除くことが可能です。 Q:メリット、デメリットを教えてくだい。 A:メリット:周囲の歯を削らない。治療期間が短く済む場合がある。        デメリット:違和感がある。噛む力があまり発揮できない。材料にもよるが審美面に影響が出ることがある。   治療期間 1ヶ月 治療費 ¥150,000 + tax 治療のリスク 材料が欠けてしまう可能性がある。 長期的に使用すると調整が必要な場合がある。      

2025.10.03

すきまを埋める「ダイレクトボンディング」

矯正治療後、数年して、 当時治療したときの材料が茶色くなってきたのでキレイにしたい、 ということで来院されました。   前歯が2本少なく、矯正治療で位置をよせたものの、 少し残るすきまをコンポジットレジンという白い樹脂の材料で埋めたようです。     歯の表面にコンポジットレジンを接着しているのですが、 接着力が弱くなり、その境目に着色がみられたり、   コンポジットレジンそのものが吸水、変色してしまっているようです。 そのせいでどこが材料でどこが自分の歯なのか、 だれが見てもわかるようになってしまっています。   この角度で見ると歯の表面に材料をくっつけているのがわかりやすいかと思います。 以前の治療では犬歯にのみ盛り足しているので、 犬歯が大きく見えてしまいます。     そこで、まずは当時の材料をキレイに削り取ります。 自分の歯を削るわけではないので痛みはありません。   もとの歯の形が見えるようになりました。 前歯の形が少し細く見えるのですが、 これは以前の矯正治療で歯を動かすために少し削られたと聞きました。   なので今回の治療では、 この前歯と犬歯のあいだのすきまをコンポジットレジンという材料を使って埋めていきます。   治療前 治療後 できるだけ治療しているとわからないように、 つなぎ目がわからないように形や色を考えて盛り足していきます。   治療前 治療後 今回は犬歯だけでなく、前歯にも材料を足すことで、 歯の大きさをそろえています。     治療前 治療後 いかがでしょうか。 歯の表面に材料を接着しているだけなので、 歯を削る必要はありません。   なので、痛くないのです。   これがダイレクトボンディングという治療です。   ご興味のある方はぜひ一度ご相談ください。   治療期間 1日 治療費 ¥110,000(税込) 治療のリスク 欠けたり、変色する可能性がある

2025.09.20

「保険 白い歯」と検索している方へ

「銀歯、いやだなぁ」   昔、むし歯の治療したところ、銀歯にしたけど、 やっぱり白い歯がいいなーって思っている方へのお話です。       ズバリ、条件によりますが、   できます。   現在、保険診療でも白い材料でむし歯の穴を詰めることができます。   残っている歯の本数などで制限があるので、 できない場合もありますが、   1本ごとのむし歯治療であれば、 多くのケースで白い材料を選択できるようになってきています。   この患者さんもそんなお悩みで来院されました。     以前、奥歯のむし歯治療で銀歯を入れたようです。 よく見るとわかりますよね。   銀歯をつけてしばらくするとセメントがゆるみ、スキマができてくるので、 そこから再びむし歯になることもあります。   銀歯の部分が心配なので外して中を見てほしいというご依頼で始めました。     銀歯を外すと、、   こんな感じで以前むし歯治療したときの穴が見えてきます。   以前治療された銀歯の中は、   こんな感じになっていました。 黄色く見えるのが歯の内部の象牙質という部分です。   銀歯を削って外すときは中の象牙質が露出するので、しみてしまうことが多いです。 なので治療の際には麻酔をすることがほとんどです。     銀歯の下では、セメントが劣化して黒くなっていたり、 その内部でむし歯がひろがっていたりするので、   その部分を削ってきれいにします。   残っている歯の状態によっては、 コンポジットレジンという材料でその穴を埋めて治療おしまい、 なんてこともありますし、   今回のように欠損が大きい場合は強度などの面から、 歯型をとって、 CAD/CAMインレーとよばれる白い材料(ハイブリッドレジン)で歯の形を作製、 後日来院時につける、という場合もあります。     今回はCAD/CAMインレーを選択しました。     治療の前後を見比べてみてください。   治療前   治療後     いかがでしょうか? 保険診療で使用できる材質では強度の面で金属より劣るため、 場合によっては治療前より歯を削る量が増える可能性もあります。   なので、 銀歯が入っている人みなさんにオススメできるわけではないです。   ただ、 銀歯が古くなってきて気になる方は、 その銀歯を外してむし歯の治療後、 次に詰める材料として、 保険治療でも白いものを選択できるようになってきていることを知っておいてほしいと思います。   治療期間 2ヶ月 治療費 保険治療 治療のリスク 欠ける可能性がある  

2025.09.12

CAD/CAM冠とセラミックの違いはここに出る!

奥歯に保険治療のCAD/CAM冠や、 自費治療のセラミック(ジルコニア)冠が入っている患者さんです。   じつはこの見えているあたり、ほとんどかぶせ物なんです。 治療時期や治療した医院が違うため、材質もさまざまなものが入っています。   下の一際白い歯がセラミック冠です。 色に関しては患者さんのお好みで調整は可能です。     見た目はセラミックのほうが綺麗に仕上がります。   「奥歯だから見た目はそこまで気にしないよ」 という患者さんもいらっしゃいます。     ただ、ここで差が出てくるのです。 白い歯がセラミック冠、 その右の歯が保険治療のCAD/CAM冠です。   定期検診時に、 歯垢がピンク色に染まる検知液を使って、 みがき残しを確認したときの写真です。   CAD/CAM冠の周り、歯ぐきのあたりにピンク色に染まった歯垢がたくさんついているのがわかります。   イラストで見るとこの辺りですね。   ここに歯垢がたまる状況が続くと、、、       むし歯菌がかぶせ物の中に再びむし歯を作ってしまったり、 歯周病菌が歯ぐきに炎症をおこし、歯ぐきが下がってきてしまったりする原因となるのです。   そうならないようにするためにも、 歯ぐき周りの歯垢が効率よくとれるように歯ブラシの当て方も大事なのですが、 そもそも歯垢がつきづらい材質のかぶせ物にすることで、 今後のむし歯の再発や歯周病進行のリスクを減らすことに繋がるのです。   みなさんがかぶせ物の材質を選択するときの参考にしていただけたらと思います。   治療期間 2ヶ月 治療費 ¥50,000 +  tax 治療のリスク 歯を削る必要がある  

2025.09.03

歯を抜いた日にインプラントを入れることもできます

歯を抜いた場合、その後の治療の選択肢として インプラント、ブリッジ、入れ歯があります。 基本的にはどの治療を選択しても、抜いた穴がある程度治るまで次の治療に進めず、待機する期間が出てしまいます。 しかし、ケースによっては歯を抜いたのと同じ日にインプラントを入れることができる場合があります。   今回は前歯の治療相談で来院された患者さんです。 左上の前歯が腫れを繰り返し、他院で抜歯を勧められたそうです。 周囲の骨がないため、抜歯後はインプラントは難しくブリッジを提案されていました。   実際にお口の中を見ていきます。 左上の前歯(向かって右側)には昔に治療したセラミックが入っています。 周囲の歯茎が赤くなっており、それは歯茎の内部で炎症が起きているためと考えられます。   CTで骨の状態を確認します。 正面から見た画像です。 前歯の根の周囲が黒くなっているのが確認できると思います。 横から見た画像です。 こちらでも同様な状態が確認できます。 これは根の周囲の骨が細菌の感染により溶けてしまっている状態だと考えられます。 この状態ですと、抜歯が適用になることを説明しました。   周囲の骨が少ない状態で、ブリッジを選択する先生が多いと思います。 また、ブリッジであれば保険が適用できるため希望する患者さんも多いと思います。   診断の結果 ①抜歯後、経過をみてブリッジを選択する ②抜歯後、骨の状況をみてインプラントを選択する が考えられました。   相談したところ、今回は両隣の歯が健康で治療をしていない歯だったため、可能であればインプラントを希望したいとのことでした。   口腔外科専門医とシュミレーションを行いインプラントの計画を立案します。 抜歯と同時に人工の骨を用いてインプラントを埋入。 可能であれば同日に仮歯を作成するところまで進めることにしました。   処置後のレントゲン画像と口腔内写真です。   下の画像の赤い丸の部分に人工の骨を添加していますが、それ以外のインプラントの周囲は自分の骨に噛み込んでいるため、しっかりと固定が取れました。 それにより、当日に仮歯を装着することが可能となりました。 しかし、強い力を加えてしまうと固定が緩んでしまう可能性があるため、インプラントの部分の噛み合わせを弱くし、前歯であまり噛まないように説明しました。   この状態で人工の骨が自身の骨に置き換わるまで約半年程待ち、問題が出なければ最終的な被せ物(今回はセラミック)に置き換えていく予定です。   このように、費用、期間はかかりますが、ケースを慎重に精査して処置を行えばできるだけ治療回数の少ない、ダメージの少ない治療が可能になる場合があります。 口腔外科専門医とインプラントを含む難易度の高い治療にもあたっております。 お気軽にご相談ください。   よくある質問 ここで患者さんからよくある質問を挙げたいと思います。 Q:痛みや腫れはでますか? A:処置後、1−2日くらいに腫れのピークが来ますが、表面から見てあまり分からない程度の腫れで済む場合が多いです。痛みは、鎮痛剤を服用すればコントロールできる程度で、数日でおさまることがほとんどです。 Q:処置時間はどれくらいですか? A:抜歯と人工骨の添加、インプラントの埋入までで40ー60分程度。仮歯の作成で40分ほどかかります。 Q:ブリッジと比べたメリット、デメリットを教えてくだい。 A:メリット:周囲の歯を削らない。審美的である。        デメリット:外科処置が必要。治療期間と費用がかかる。 治療期間 半年ー1年 治療費 インプラント、人工骨の使用 ¥330,000 (税込) 仮歯 ¥22,000 (税込) 被せ物は種類によって別途かかります 治療のリスク インプラントが生着しない可能性がある 処置後に腫れ、痛みが出る可能性がある

2025.08.17

アイコンという治療方法を知っていますか?

前歯の白濁(ホワイトスポット)が気になり、アイコン治療を希望して来院される患者さんが最近増えてきています。 この白い部分は大きく以下の2つに分かれます。 ①エナメル質形成不全 乳歯のときの外傷や感染、病気や栄養障害などによって、永久歯のエナメル質が十分に形成されなかった場合に起こる白濁です。エナメル質形成不全が原因の場合、虫歯とは違い脱灰は生じていません。 しかし、正常なエナメル質と比べて作りが不完全なため、光の屈折や透過の違いによって白く見えてしまいます。 ②初期虫歯 歯の表面が初期虫歯になると、虫歯菌が作り出す酸の影響で、歯のリンやカルシウムなどのミネラルが溶け出してしまいます。 表面はまだ崩壊していないため、外から見ると光の屈折率や透過性が変化して白く濁って見えます。これが虫歯に由来するホワイトスポットです。   ↓に詳細が載っています。 https://www.as-dc.com/treatment/icon.html   構造的には通常のエナメル質より強度が落ちるため、虫歯やかけてしまうリスクがあります。 この部分を審美的にも改善し、虫歯リスクを減らすことにもつながるのが “アイコン“です。   今回は前歯2本の審美的な改善を希望して来院された患者さんです。 初診時の写真です。 真ん中の前歯の先端寄りに白濁があります。 小さい頃からこの部分がずっと気になっており、最近ネットでアイコンという治療方法を見たので自分にも適用できるのか教えてほしいとい来院されました。   今回の場合はエナメル質形成不全によるものと考えられました。 白濁の部分はかなり濃く、アイコンだけでは治らない可能性を説明し同意を得たため処置に移ります。 白濁が強いため、時間をかけしっかりと薬剤を浸透させます。   処置後の写真です。 白濁の部分がなくなり、周囲の歯の色と境界が分からなくなりました。 とても綺麗に治ったと思いますし、患者さんもとても喜んでくれました。   処置前 処置後   よくある質問 ここで患者さんからよくある質問を挙げたいと思います。 Q:痛みはありますか? A:白濁がとても強い場合のみ、歯の表面を少し研磨することはありますが、痛みを伴うことは基本的にありません。 Q:どれくらいの時間でできますか? A:複数本まとめて行う場合でも1時間程で終わります。 Q:デメリットはありますか? A:アイコンを使用した歯へホワイトニングの効果があまり出ない可能性があります。そのため、ホワイトニング予定の方には先にホワイトニングすることをおすすめしています。   基本的には歯も削らず、1度の来院で済み、審美面の改善、虫歯リスクの軽減につながるためとても良い治療方法だと考えます。 昔から臨床に取り入れられていた治療方法ではありませんが、当院ではすでに数多くのケースを扱っています。 お気軽にご相談ください。   治療期間 1日 治療費 1本あたり ¥20,000 + tax 治療のリスク 完全に色が隠せない可能性がある

2025.07.19

短い歯は引っ張り出せばまだ使えるかも

歯が折れたり、欠けてしまい、抜歯をすすめられた経験はありませんか。 歯自体が縦に割れてしまったり、大部分を欠損してしまった場合など、抜歯しか方法がないこともあります。 しかし、ケースによっては歯を保存することができます。 今回は他院で前歯の抜歯をすすめられ、その後ブリッジかインプラントで迷っているため相談したいと来院されたケースです。 初診時の写真です。 上の前歯2本に仮歯が入っています。 外して中の歯を確認します。 向かって右側の歯は残っている部分がほとんどなく、歯茎の中に歯が埋もれてしまっています。 この状態だと抜歯が必要な訳ではありませんが、歯茎が邪魔をしてしまい被せ物を作るための型取りの精度が落ちるため、不十分な治療になってしまいます。 下図の様に、神経を取ってある歯は歯の内部にコアと呼ばれる土台を差し込み、その上から被せ物を装着します。 この時、周囲に歯が残っていれば被せ物は歯にくっつきますが、今回のように周囲に歯が残っていない場合はコアのみにくっつくため、コアごと脱離してしまう可能性が上がります。 そのため、この歯1本では被せ物を支えるのが難しく、装着後も外れやすくなってしまうため、隣の歯と連結した被せ物を作製する必要があると考えます。 それにより連結した隣の歯にも負担がかかってしまいます。 そのことを考えると、抜歯の選択も妥当だと思います。 しかし、患者さんは可能であれば歯を保存することを希望しています。 今回は歯が横に折れていますが、縦に割れている訳ではないので、治療内容によっては保存可能と判断しました。 患者さんにおすすめした内容は 矯正治療にて歯を歯茎から引っ張り出す方法です。 レントゲンで確認すると、歯は歯茎の中、骨の中には残っているため、引っ張り出してあげれば、まだ被せ物を作ることは可能だと説明しました。 同意を得たため、矯正装置を装着していきます。 歯の内部に引っ張り出すためのフックを固定します。   仮歯を装着し、審美面を配慮します。 裏側はこうなっています。 仮歯の裏側にワイヤーと矯正用のゴムを使用し、歯を引っ張り出す仕組みです。 ゆっくり歯を動かすため、ほとんど痛みは感じません。 少しづつ歯を引っ張り出していきます。 歯が出てきました。 歯を引くと歯茎も一緒についてくる場合があります。 歯茎の高さがずれているため、電気メスを用い揃えていきます。 レントゲンで確認します。 歯が出てきたことで、根の先端の高さがずれているのが分かると思います。 治療前後で比較します。 治療前 治療後 歯茎の中に隠れていた状態から、歯が出てきています。 矯正で動かした歯は後戻りする可能性があるため、仮歯の状態で経過観察を行います。 その後、仮歯を修正し最終的な被せ物を作製します。 治療終了時です。 歯は被せ物を作れる状態にはなりましたが、引っ張り出したことで骨の中に埋まっている根が短くなり、将来的に歯周病などが進んだ場合に揺れてしまう可能性があります。 そのため、今回は隣の歯と繋いで被せ物を作製しました。 今後は定期検診で状態の変化がないかチェックしていきます。 歯によっては本当に抜歯しないといけない状況の時もあります。 しかし、現在歯を保存するための様々な方法が考えられています。 他院で抜歯と言われてしまった場合も別の治療方法を提案できるかもしれません。 お気軽にご相談ください。 治療期間 5ヶ月 治療費 ¥300,000 + tax 内訳   矯正費用¥100,000 セラミック¥200,000 治療のリスク 治療期間が伸びる場合がある 矯正治療により歯茎が下がる可能性がある 治療後に歯が後戻りする可能性がある

2025.04.28

その歯のすき間治しませんか?

鏡を見て自分の歯並びで気になるところはありませんか? 全体的にはそんなに悪くないけど、少しだけ気になるといった方もいらっしゃると思います。 当院にもそんな方々が最近多く来院されます。 矯正治療は以前からあるワイヤー矯正に加えて、マウスピース矯正の技術が発展してきたことで患者さんが検討しやすくなってきていると思います。   今回は当院に長く健診で通っていただいている患者さんからの相談です。 口腔内写真です。 全体的には歯並びは悪くないが、前歯のすき間と少し前に出ていることが少し気になるとのことです。 以前から気になってはいたが、ワイヤーつけての矯正には抵抗があり、今回マウスピース矯正について教えてほしいとの希望です。   マウスピース矯正は口腔内カメラや型取りによって資料をとり、患者さんの顎にあったオーダーメイドのマウスピースを作成します。 基本的には食事、歯磨き以外の1日に20ー22時間使用していただき、1週間程度同じマウスピースを使用し少しずつ歯を動かしていきます。 ワイヤー矯正に比べ大きな痛みが出づらい場合もありますし、外せるため食事、歯磨きへの支障も少なくなります。 また、透明の装置のため見た目にも影響が少なくワイヤー矯正に比べ取り組みやすい治療です。 しかし、ケースによっては適していなかったり、ワイヤー矯正の方が向いている場合もあるため注意が必要です。   さて、今回のケースです。 すき間を閉じたい、前歯を少し下げたいことが主訴になります。 この場合、マウスピース矯正はとても向いていると考えます。 患者さんに説明し、検査のための資料とりを行います。 そして矯正治療のシュミレーションを作成し一緒に確認してもらいます。   現在の状態です。   画像でどのくらいの隙間が空いているかの計測を行い、どのように歯を動かしていくかシミュレーションします。 患者さんにも見てもらい、修正点の確認をします。   完成した治療後のイメージです。 患者さんと事前に治療ゴールを共有することで、イメージのずれをなくしてから治療を開始していきます。   矯正治療が終了しました。     治療前後で比較します。     前歯の隙間もなくなり、内側に入れることもできました。 矯正治療中の痛みもなく、シミュレーション通りの結果になり、とても喜んでいただけました。 取り外しが可能なため、食事、歯磨きの支障もなく普通通りの生活ができたことがとても楽だったとのことです。 最近だと、昔受けた矯正の後戻りが少しだけ気になり、マウスピース矯正で短期間で治す方も増えてきています。   矯正治療は患者さんによって適した方法が異なります。 マウスピース矯正のみだと難しい場合もあります。 そのため、マウスピース矯正だけではなくワイヤー矯正でも対応できる矯正専門医のいる医院での矯正をお勧めしています。 当院は矯正専門医3名、マウスピース矯正担当医が3名勤務しております。 口腔外科専門医と連携した難しいケースにも対応可能です。 お気軽にご相談ください。 治療期間 6ヶ月 治療費 ¥400,000 + 検査料(¥30,000) + tax 治療のリスク 治療期間が伸びる場合がある 矯正治療により歯茎が下がる可能性がある 治療後に歯が後戻りする可能性がある    

2025.04.19

銀歯がイヤになったら白くしちゃおう!

今までむし歯の治療を頑張ってきたけど、   気づいたら銀歯だらけになっていた!?   なんてことはないですか?     鏡を見て、イヤだなぁと思ったら、   いっそ全部、白くしちゃいませんか?     30代の男性です。 奥歯に銀歯があると光って見えます。     お口を開けるとこんな感じです。 以前は奥歯のむし歯は銀歯で治すことが多かったのです。     従来の白い歯の材料は強度が弱く、 奥歯に強い力が加わると割れてしまうことが多かったため、 銀歯を選択することが多かったようです。   しかし、現在はむし歯の削り方を工夫することで、 このような銀歯にせずに、白い材料で埋めることができるのです。       レントゲン検査で見つかった、この黒い部分はむし歯です。 このむし歯の治療を見てみましょう。     この歯です。見ただけでは、どこにむし歯があるかわからないですよね。     削っていくとこんな感じです。 むし歯菌によって溶かされた穴が見えます。 これでもどこがむし歯なのか分かりづらい場合、う蝕検知液を使って視覚的に分かりやすくします。     するとこのようにむし歯菌がいる部分が青く染まります。 この部分を削っていくのです。     削り進めていくとむし歯が発生した部分が見えてきます。   どこかというと、       矢印のところです。 歯と歯の間にプラークがたまり、そこがきっかけで穴が広がっていきます。 セルフケア、ご自身での歯みがきで大事なのは、こうしたところをしっかり清掃できるようになることです。 この部分に効果的な清掃器具はデンタルフロスです。     この部分に使った白い詰め物はコンポジットレジンという材料です。 保険治療です。1つの部分で3割負担の方だと窓口でのお支払いは¥1,000くらいです。         下の奥歯にはブリッジと呼ばれる大きな銀歯がありました。 患者さんはこのような古くなった銀歯もすべて白い材料にやりかえたいと希望されていたので外しました。     中はこんな感じになってました。 土台をきれいにしたら、白い材料で治します。   ここはジルコニアという材料を用いました。 ブリッジにも耐えられる強度の高いもので、 これは保険外治療になり、このブリッジで¥165,000(税込)です。   こんな感じですべての銀歯を白い材料に変えました。   治療の前後を見比べてみましょう。       治療前       治療後     いかがでしょうか。 パッと見てすべて白い歯だと違和感がないですよね。 じーっと見なければ、たくさんむし歯の治療をしているようには見えないと思います。 健康的に見えるでしょうし、銀歯がたくさん入っている状態と比べてその方の印象が変わるかもしれません。     気になった方はぜひ一度ご相談ください。 ちなみにこの方の場合、先ほどのブリッジ以外はすべて保険治療で白くできました。 保険治療なら高くても1歯で¥1o,oooくらいです。     治療期間 6ヶ月 治療費 ¥150,000 +  tax 治療のリスク 欠ける可能性がある    

2025.04.11

歯の色、気になりませんか?

自分の歯をよくみてみると歯の色が黄ばんでいる気がする。 マスクを外すようになったり、外出量が増えたことにより口元や歯の色が気になる方も多いのではないでしょうか?   日本人の平均の歯の色はA3〜A3.5と言われていて欧米の方と比べると 少し黄色っぽく見えたり、元々は白くても年齢や生活とともに黄ばんでいきます。   こちらはホワイトニングを行う前の歯で、A3という日本人の平均的な歯の色   この歯にホワイトニングを行うとこうなります。 A3.5からB1という色になり、パッと見ても白くなりましたね!     ”ホワイトニング” よく目にする言葉ではあるけど、実際にはあまり知らない方も多いのではないでしょうか?   ホワイトニングは歯を削らずに白くする方法のことです。   ①歯科医院で行うオフィスホワイトニング ②ご自宅で行うホームホワイトニング ③オフィスとホームの両方を行うデュアルホワイトニング ④神経のない歯に行うウォーキングブリーチ   と4種類あります。     みなさまがイメージするホワイトニングはこちらの写真のようなものが 近いのではないでしょうか?   これは”オフィスホワイトニング”といって歯科医院にて専用のホワイトニング剤とライトを使用して行うホワイトニングの方法です!   今日はこのオフィスホワイトニングについてご紹介いたします!   オフィスホワイトニングはどんな人に向いている?特徴は?   ・他のホワイトニングの方法と比べると少し強い薬剤を使用するため、一度の施術で白くなりやすい ・あまり時間をかけずに白くしたい方やホワイトニングをする回数を減らしたい方 ・自分で管理するのは煩わしいそんな方におすすめの方法です!     写真のように専用のホワイトニング剤を歯の表面に塗っていきます。 薬剤が歯ぐきについてしまうと荒れてしまうので専用の保護剤で歯ぐきを保護しています。     色の白くなり方や安定するまでの期間には個人差がありますので 当院では複数回行うのをおすすめしております。     歯についている汚れや着色を取り、きれいにしてからホワイトニングを行うことでより効果が出やすいので、まずは歯科医院にて歯のお掃除”クリーニング”をしましょう! 一時的に知覚過敏のような症状が出る事がありますので普段から歯がしみる方はホワイトニングをする前にご相談ください!当院にはホワイトニングコーディネーターの資格を持つ衛生士が3名在籍しており、ご自身にあったホワイトニングの方法をご提案いたします!   ホワイトニングは同じ時間、同じ回数、同じ方法を行ってもすべての人に同じ効果が出るわけではありません。 年齢や歯の質、食事や喫煙等の状況によっても歯の色の白くなりやすさや色の保ちは変わりますので定期的なメンテナンスがおすすめです! お気軽にご相談ください。 治療期間 1ヶ月 治療費 ¥20,000  ×  2  +  tax 治療のリスク 一時的に歯がしみる可能性がある。 徐々に元の歯の色に戻る可能性がある。  

2025.03.19
AS DENTAL CLINIC.
日本歯科医療評価機構

患者様満足度アンケートにご協力ください。

患者様により良い歯科医療を提供するため、
第三者機関に依頼して
満足度調査を行っています。
当院には患者様の個人情報は
一切伝えられません。
是非、たくさんのお言葉をお寄せ下さい。

また、当院では皆様から頂いたご意見をもとに、スタッフ全員で医院をよりよくしていく取り組みを実施しています。
当院について、お気づきになられた点などがございましたら、何でもお気軽にご意見をお寄せください。