審美治療

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

セラミックで白い歯を作りませんか?

「うわ、前歯が黒くなってる、、」 虫歯になると痛みでつらいこともありますが、 見た目が気になることもありますよね。   そんな時はしっかり虫歯を治療して、 新しい白い歯を手に入れましょう。   前歯が虫歯になってずっと放置していたという患者さんです。 痛みもそこまでではなく、 だからこそ、治療になかなか踏み出せなかったとのことです。   虫歯が歯ぐきの中のほうにまで進行しており、 歯ぐきのケアも必要になります。   虫歯に罹患した部分を削りとり、 欠損したところをコンポジットレジンという材料で埋めたところです。 これから全体の歯の形を再現するためにセラミックの被せ物をする予定です。   その際に歯ぐき周りのケアも大切です 歯ぐきが健康的な状態でないと、ピッタリの被せ物ができません。     虫歯の治療後に詰めるもの、被せるものがピッタリでないと、 また虫歯が再発しやすくなったり、 歯周病が進行する原因になったりします。     セラミックの被せ物をしました。 材質は表面が滑沢でプラークが付着しづらく、 生体親和性に優れており、金属アレルギーの心配がないほか、 耐久性の面でも良い状態を長く保ちやすいのです。     治療の前後を比較してみます。   治療前 治療後   いかがでしたか? 前歯が黒くなっても虫歯の治療をすることで、 ここまでキレイに元に戻るのです。 あまり放置すると歯を抜かなければならないこともあります。 そうなる前に、 勇気を出して歯科医院へ一歩踏み出してください。 お待ちしております。   治療期間 2ヶ月 治療費 ¥400,000 + tax 治療のリスク セラミックが割れる可能性がある    

2023.04.19

歯がかけたらどうする?

虫歯や歯周病以外でも歯を失くしてしまう、治療が必要になってしまう場合があります。 それは事故、外傷、怪我によるものです。 転倒や事故などで当院に来院されるのは子供だけでなく大人の方も一定数いらっしゃいます。   今回は上の前歯が折れてしまったと来院された患者様です。 テニス中にラケットが前歯に当たり、折れたとのことです。 歯茎から多少の出血はありましたが、他の部分には大きなけがはありませんでした。 こういった場合、まず応急的に前歯の形を戻す必要があります。 方法としては ①折れた歯を歯科用の接着剤で固定 ②医療用の樹脂で形を復元 ③歯を削り、仮歯を装着。後日、最終的な被せ物に変更。 があります。 ①、②に関して、歯自体をほとんど削らないメリットはありますが、色の変化が起こってしまうため、審美的に問題が出る可能性があります。 ③に関して、健康な歯を削るデメリットはありますが、被せ物の種類によってはより審美的に修復することが可能になります。 今回は将来的に起こり得る審美的な問題を気にされていたため、仮歯を作製しセラミックでの修復をおすすめさせていただきました。 セラミックであれば色の変化自体は起こらず、着色もしないため装着した時点の色を維持することができます。 また、今回のように歯が折れてしまったり、強くぶつけてしまっている場合は、歯の神経がダメになってしまい後日根管治療が必要になってしまう可能性があります。 そのため、仮歯を入れた状態で神経に問題がでないかどうか一定期間経過観察をしていきます。 今回は問題が出なかったため、最終的なセラミックの作製に移行しました。   装着後の口腔内写真です。 とても自然な色、形に仕上がりました。 自分の歯とほとんど分からないような透明感も出ています。   治療前後で比較します。 治療前                 治療後 とても喜んでいただけたので大変嬉しく思いました。   今回とは別で歯が抜けてしまった場合に歯を持参してもらえる事がありますが、その際には水道水ではなく牛乳や歯の保存液に漬けて持ってくることをおすすめします。 歯の周囲には歯根膜と呼ばれる組織が存在し、それがいかに正常な状態で歯を戻せるか が、歯の生着に大きく関わります。 水道水に比べ、牛乳や歯の保存液は体液の浸透圧に近いため、正常の状態を保ったまま運べる可能性が高くなります。 そのため、抜けてしまった場合はできるだけすぐに保存液などに浸し、歯科医院に行きましょう。   当院では事故などによる怪我などへの対応も経験豊富です。 急な出来事でお困りな場合はお気軽にご連絡ください。   治療期間 3ヶ月 治療費 約100,000円 + tax 治療のリスク 強い衝撃でかけてしまう可能性あり    

2023.01.23

レントゲンの撮影は本当に必要?

桶川にある歯医者、アズ歯科桶川院の歯科医師、鈴木篤士です。   通常、口の中に問題があり歯科医院を受診した際にレントゲンの撮影をすすめられる事が多いかと思います。 その理由としては、明らかに歯茎が腫れている、大きな虫歯があるなど原因がはっきりとわかる場合を除いて、肉眼だけでは原因の特定が難しい事があります。 歯や銀歯の内部、さらにはその下の骨の中まで確認するにはレントゲンの撮影は必須だと考えます。 当院でもどこまでの処置を希望するかを事前に確認後レントゲンの撮影をお願いしています。   今回は右下全体の違和感で来院された方のケースです。 問診と口腔内のチェック後にレントゲンの撮影を行いました。 口腔内の写真です。 右下の1番奥の歯には虫歯があり、そこが原因の可能性が高いため処置を行いました。 しかし、その後も違和感が残り時々痛みが出るとのことです。   最初のレントゲンをもう一度確認します。 赤丸の部分が周囲と比べると少し黒く見えます。 通常のレントゲンではここまでしか確認できないため、ここからは症状や経過をみたりして治療に移行するか決定します。 当院では、こういった判断が難しいケースではCTの撮影をお願いしています。 CT撮影し精査します。   CTで見ると黒い部分がはっきりと分かると思います。 この部分は神経が菌に感染し、根の周囲の骨に炎症を起こしている状態です。 このまま放置しておくと、炎症の範囲が広がり最悪の場合抜歯になる可能性があります。 根管治療が必要な状態です。   根管治療は保険内で処置できますが、難易度が高く再発を起こしやすいため、適切な手技と機材が必須だと考えています。 当院では保険内の治療でもマイクロスコープとラバーダムを使用します。   根管治療が終了し、被せ物の作製に移ります。 今回はより審美的なものを希望されたためセラミックでの作製をおすすめしました。   自然な色合いになるように歯の色を記録します。 その記録を元に技工士に作製を依頼します。   装着後の写真です。    周りの歯の色とぴったり合いとても綺麗に仕上がりました。 セラミックなどの審美的な被せ物を入れることは、虫歯や歯周病のリスクも減るためとても良いことだと思いますが、基礎となる歯の内部の根管治療がしっかりできていなければ全てやり直しになる可能性があります。 当院では審美治療、インプラント治療などの高度な技術を必要とする治療はもちろん、根管治療、歯周病治療などの基本的な治療も一つ一つ丁寧に行い、再発が起こらないよう心掛けております。 幅広い治療内容に対応できます。 お気軽にご相談ください。   治療期間 3ヶ月 治療費 ¥100,000 + tax + 保険診療 治療のリスク 根が割れてしまう可能性がある  

2023.01.18

銀歯きれいにしませんか?

桶川にある歯医者、アズ歯科桶川院の歯科医師、鈴木です。 今回はだいぶ昔に治療した詰め物を新しくしたい。 できるなら白くしたい。 といった主訴をお持ちの方です。 痛みなどはなく、なんとなく金属は体に悪そうだから取り替えたいとのことです。   初診時の写真です。 上の歯の写真ですが、奥歯のほとんどには銀歯が入っています。 特に黒く見える部分の銀歯は金属の酸化による色の変化のため、かなり古いものだと考えられます。 金属は長い期間、歯科で使用されていますがその特徴として ・保険診療で扱える ・厚みが少なくても作製可能 ・長期間使用すると金属の変形による隙間ができるため虫歯のリスクが上がる ・金属アレルギーが発現する可能性がある ・審美的に問題が出る などが挙げられます。 現在でも保険診療で使用する機会は多くありますが、そのメリット、デメリットを考えて適用するべきだと考えます。 今回は白くするのも希望であったため、強度的にも問題ない部分には保険診療での白い樹脂、それ以外にはセラミックを適用しました。   歯の色の記録を取り、できるだけ自然な色になるように作製します。   模型上で適合を確認します。 実際に口腔内に装着した状態です。 他の部分についても順次治療を行っていきます。   全体の治療が終了し、治療前後で比較します。   自然な色で作製ができ、噛み合わせなどの違和感もなく終了することができました。 現在は 保険適用外のセラミック、金歯 保険適用の白い樹脂と銀歯 の中から選択することができます。 しかし、治療方法や部位、患者様の口腔内によってそれぞれ適性が異なります。 そのため、その方に合わせた治療方法と材質の選択がとても大切になってきます。 写真やケースを用いてできる限り分かりやすい説明を心がけております。 お気軽にご相談ください。 治療期間  3ヶ月 治療費 ¥200,000 + tax 治療のリスク セラミックが割れる可能性がある  

2022.12.26

歯を抜いた日にインプラントができるの?

こんにちは。 埼玉県桶川市にある歯医者、アズ歯科桶川院の歯科医師鈴木です。 今回は前歯の治療相談で来られた患者様のケースをご紹介します。 他院で根の破折により抜歯を勧められ、その後の治療はブリッジで治す方針ですすめていたそうです。 仮歯を外し、中の状態を確認します。 検査で細かく確認し、向かって右側の細い歯が中で割れていることが分かりました。 この歯を抜歯し右隣の歯を利用したブリッジにすると3本の歯で5本分を支える設計になります。 構造上は特に問題ないと考えますが、それぞれの歯への負担が増え歯自体が割れてしまう可能性、将来的に1本でも何か問題が起きると全部外すことになる可能性などを考慮し、インプラントの提案もさせていただきました。 今回のケースにおけるインプラントのメリットとして、治療方法がシンプルになるので複雑な設計が必要ない点、ブリッジに比べ周りの歯への負担が軽減できる点が挙げられます。 相談後、向かって左側の元々ブリッジだった部分はもう一度ブリッジで修復し、今回抜歯になる右側の歯に関してはインプラントを行う方針となりました。   抜歯を行いインプラントの埋入を行います。 通常インプラントを行う場合、抜歯後に歯茎や骨がある程度きれいに治ってから処置するケースが多く、抜歯後に2〜3か月程度待つ期間が必要になります。 しかし、ケースによっては抜歯と同時にインプラントの埋入が可能な場合があります。 同時に進めるため、治療期間が短く済むことと、抜歯とインプラントという外科処置をまとめてできるため負担の軽減がメリットとして挙げられます。 今回の場合は抜歯即時インプラントと呼ばれる方法で抜いた穴をそのまま利用しインプラントを埋入する方法で対応しました。 麻酔を使用しての処置が1回で済むため、患者様にとっては楽になる治療方法ですが、適用できるケースが限られることと難易度が高いため対応していない医院が多いと感じます。 糸抜き後の写真です。 黄色く見えている部分がインプラントです。 この上から仮歯を入れ、インプラントと骨が結合するのを半年程度待ちます。 仮歯の状態の写真です。 仮歯が割れたり、取れたりする可能性を減らすため、仮歯の内部にワイヤーを通して補強し、日常生活に問題が出ないように配慮します。 経過観察後、インプラントと骨の結合を確認し、インプラントの仮歯を作製していきます。   仮歯装着時の写真です。 向かって左側はブリッジの仮歯、右側はインプラント1本の仮歯に置き換わっています。   この状態で経過を観察し、見た目、清掃性、発音などさまざまな観点からチェックしていきます。 また、向かって右側のインプラントの隣の歯の根元が露出し色が気になるとのことで、同時に治療することになりました。 治療をすすめ、歯の色、形態を決め最終的な被せ物セラミックを作製し装着します。   装着時の写真です。 自然な形に作製できとても喜んで頂けました。 セラミックの表面はツルツルしており、汚れも付きづらく定期的にチェックしていけばインプラント含め長く維持できます。 インプラントは外科処置が必要だったり、保険外診療のため費用がかかるなどのデメリットはありますが、治療方法がシンプルになり、また周りの歯に負担をかけないのがとても大きなメリットだと考えます。 当院では難易度の高いインプラントケースにも対応できる歯科医師が複数名診療にあたっております。 お気軽にご相談ください。   治療期間  8ヶ月 治療費 ¥900,000 + tax 治療のリスク インプラントが歯周病になる可能性がある      

2022.12.01

ジルコニアインレー

「奥歯の詰め物が欠けた」 歯医者に来られる患者さんからよく耳にするお悩みです。   奥歯に白い詰め物をしていた患者さんです。 詰め物の色がくすんでおり、フチの部分にも着色がみられるので接着も弱くなっていたようです。 変色するということはセラミックではないと考えられます。 欠けたままにしていると磨き残しが溜まりやすくなり、虫歯になるリスクが上がります。   レントゲン写真です。 接着が弱くなっていると、内部で虫歯が再発するリスクもあります。 残っている古い詰め物を外し、歯の内部をキレイにした後、新しく詰め直しましょう。   詰め物を外しました。 内部の象牙質という部分が見えているので、黄色く見えます。 この範囲を再び詰め直すことになります。 この詰め物のことをインレーと呼びます。   別の角度から見たところです。 この部分に詰め物が入っていました。 下の奥歯が噛み込んでいるのがわかります。 詰め物のスペースが薄いようです。   型をとって模型にしました。 先程の噛み込んでいる状態を再現しています。   下の奥歯はこんな形です。 このでっぱりが上の奥歯のくぼみに入ります。 ここは虫歯ではないため、極力削りたくない部分です。   詰め物が入るスペースがこちらです。 くぼんでいるのがわかります。 今回、詰め物の厚みをあまり確保できなさそうです。 となると、詰め物が割れないように強度のある材質を選ぶ必要があります。 保険治療では銀歯ということになりますが、表面が経年的に劣化しやすく、そうするとプラークがつきやすくなります。 自費治療では、白い詰め物のジルコニアという材質がおすすめです。   人工ダイヤモンドとも呼ばれるジルコニアは強度が高く、 強い力がかかる奥歯にも適用できるセラミックです。 表面がツルツルしているのでプラークが付きづらく、虫歯予防にもアドバンテージがあります。 硬い材料なので傷も付きづらく、着色もみられないことから、経年的に"もち"が良いと言えます。   歯の色を再現するために色合わせをしています。 歯科で用いられるジルコニアは白い材料ですが、透明感をあまり再現できません。 なので、透明感のある歯には見た目がキレイに馴染まない場合があります。   このくぼみに合わせて作ったジルコニアが、   こちらです。 ピッタリとハマっています。 適合が良く、色も近いと、境目がわかりづらくなります。   別の角度からの写真です。 こう見ると、透明感の違いから詰め物の範囲がわかりますね。 上の奥歯をこの角度から見ることは普段ないので、あまり気になることではないかもしれません。 大事なのは、   またこのように欠けないようにすることです。 どんな治療を選んだとしても、 「今後ずっと大丈夫」とは言えませんが、 できるだけそうならないようにしたいものです。   そのために大事なのは、   ①噛み合わせを考える → 詰め物の厚みを確保することが難しい場合は、強度の強い材料を選択する ②精度の高い詰め物を作る → 型取りにシリコンという材料を使用する、くぼみを作る歯科医師や詰め物を作る技工士の技術力も重要     歯の治療には様々な選択肢があります。 どんな方法があるのか、それぞれのメリットやデメリットを考え、 適した方法を選ぶことは大切なことです。 保険治療でできる範囲で治す場合、選択肢が限られることがあります。 自費治療の内容で気になるものがあればご相談ください。   治療期間 1ヶ月 治療費  ¥50,000 +tax 治療のリスク 欠けたり外れたりする可能性がある      

2022.09.20

前歯きれいにしませんか

上の前歯の歯茎が上がってしまい、根元が黒く見えて気になると来院された患者様です。 前歯には差し歯が入っており、かなり昔に治療したとのことです。   治療前の口腔内写真です。 この差し歯は内面に金属を使用しているため、今回のように金属の部分が透けて暗く見えてきてしまうことがあります。 また、神経を取っている歯は黒くなってしまうことがあるため、歯茎が上がると根元が見え暗い印象を与えてしまいます。 そのため差し歯を作製する際、歯茎の中に少し入る所まで長さを調整して暗く見えないよう配慮する必要があります。 今回向かって右側(口の中では左側)の前歯は差し歯ではなく自分の歯でしたが、歯の向きが捻れており、周りの歯をきれいに作り直しても形が揃わない可能性がありました。 その旨を説明し、自分の歯を削るのはあまり好ましくありませんが、色、形を整えるために少し削らせてもらい表面に貼り付ける形でのセラミックを作製していくことになりました。   治療後の写真です。 オールセラミッククラウンと呼ばれる被せ物で、内面には金属ではなくジルコニアとよばれる人工のダイヤモンドを使用し、その表面にセラミックを盛り上げ透明感と自然な色合いを作っています。 審美性と強度の両方を考慮しています。 今回前歯4本を同時に作製し、下の前歯と色を揃え形も自然に作ることができました。   治療前後で比較します。 セラミックのメリットは審美性はもちろんですが、汚れがつかない、材質の安定性、体への影響が少ない、など見た目以外でもたくさんあります。 差し歯、被せ物で気になっている部分がある方はお気軽にご相談ください。 治療期間 3ヶ月 治療費  ¥400,000 +tax 治療のリスク 神経を取ってある歯が割れてしまう可能性がある  

2022.09.18

セラミックって本当にいいの?

皆さんはセラミックにどのようなイメージをお持ちでしょうか。 「自費診療、白い歯、キレイ、割れやすい、etc.」 人それぞれあると思いますが、私たちが患者さんから耳にする声はこのようなところです。   セラミックとは、虫歯治療の際に使う、かぶせ物の材質の種類の一つです。 「良い物だろうとは思うけど、値段が高いイメージ」 という声もよく聞きます。   では、虫歯治療において、かぶせ物に求められることは何でしょうか。   それは、 虫歯により失われた歯の形を回復し、再び歯として機能させることです。   虫歯により欠損した範囲の大小により、最適な修復材料を選択するのですが、 保険治療のかぶせ物としては現在、金銀パラジウム合金という金属を用いた、いわゆる銀歯、もしくは、CAD/CAM冠と呼ばれる白い歯(プラスチック)を選択することができます。   いずれも型を取り、模型を作ったら、技工士さんに発注して、出来上がった物をかぶせるのですが、先述のセラミックとは一体何が違うのでしょうか。   ①二次虫歯の予防 「虫歯治療したはずの歯がまた虫歯になってしまった」 という経験をお持ちの方も今、この記事を読まれているかもしれません。     残念なことですが、虫歯を治療してかぶせ物をしても、その歯が再び虫歯になることは珍しくありません。 むしろ大人の虫歯治療は、一度治療された虫歯の再発というケースのほうが多いのです。     なぜ再発してしまうのかというと、 ・そもそも一度虫歯になってしまっているということは虫歯菌が溜まりやすい部分だということ ・精度が低く接着も十分でないかぶせ物をしてしまっているとより虫歯菌が溜まりやすくなってしまうこと などが挙げられます。 その点においてセラミックは、表面性状がよく(ツルツルしているということ)虫歯菌が溜まりづらいことや、歯との接着に優れており、接着部位の隙間ができにくいことから、保険治療のかぶせ物よりも虫歯の再発が少ないとされます。   ②キレイが長持ちする セラミックは透明感があり、元の歯の色や質感を再現するのに優れています。 保険治療の白いかぶせ物は主な成分がプラスチックでできているため、経年的に艶がなくなり、くすんだ色になったり、黄色く変色しやすいという欠点があります。 また、金属の被せ物をしていると、歯や歯ぐきに金属の色が沈着してしまい、黒ずみができてしまうこともあります。   ③強度、耐久性に優れている 今回紹介するジルコニアというセラミックは、人工ダイヤモンドとも呼ばれ、その強度は保険の白いかぶせ物の4倍以上です。 その強度の高さから、1本のかぶせ物から広範囲のブリッジまで幅広い症例に適用することが可能です。 「セラミックは割れると聞いたから」 というイメージは従来のセラミック治療をされていた方のお話だと思います。 現在広く応用されているジルコニアというセラミックは、噛む力が強い方でも安心してお使いいただけます。 また、保険の白いかぶせ物は割れやすいだけでなく、すり減りやすいという欠点もあります。 すり減ると歯が平らになってしまい、咀嚼効率が落ちるだけでなく、噛み合わせが不安定になり、歯ぎしりの原因にもなるのです。 歯の形を回復して長期的に維持するためには、セラミックの強度は一つの大きなメリットになるのです。     いかがでしたか? ちなみに上記の写真はある患者さんの二次虫歯を削ってセラミック治療をした際の写真です。 パッと見てどの歯がセラミックだったか、わかりましたか?   これから虫歯を治療するのに、その歯を再び治療する日が来るなんて考えられる方は少ないのではないでしょうか。 しかし、私たち歯科医が日々目にしている患者さんの多くは、一度治療したはずの虫歯が再発しているという問題を抱えられています。 そのようなことがないように精度の高い治療を、そのためにより長持ちするセラミックをかぶせ物として選択することを検討されてみてはいかがでしょうか。   治療期間 2ヶ月 治療費  ¥80,000 + tax 治療のリスク 歯を削る必要がある    

2022.09.04

前歯の審美治療(セラミック)

前歯の治療相談で来院されました。 仮歯が入っており、現在、中の歯の治療中との事です。 仮歯がよく取れてしまうことと、仮歯の見た目が気になっているそうです。 初診時の写真です。 仮歯と歯の間に隙間があり少し浮いているように見えます。 また、長さもバラバラで見た目も良いとは言えない状態でした。 仮歯は治療のために外さないといけないので弱めの接着剤で装着したりしますが、取れるのを繰り返すと治療がなかなか進まなくなります。 また、取れた仮歯を再度つけたり、修理する必要がでるため患者さんのストレスにもなります。 そのため。できるだけしっかりとした強度と審美性を備えた仮歯を作るべきだと考えます。 新たな仮歯を作製し、調整したところです。 仮歯ですが審美的にも問題ない状態だと思います。 ここから中の治療を進め、仮歯の形で最終的な歯の形を模索していきます。 また、最終的な被せ物の色も検討していきます。   今回は審美性、強度、清掃性を兼ね備えたセラミックで作成することになりました。 装着後の写真です。 周りの歯の色とも馴染み、とても自然な仕上がりになりました。 仮歯の形を参考にして作製しています。   治療前後での比較です。   当院ではセラミック専門の技工士に依頼し、より精度の高い被せ物の作製を心がけています。 様々なケースへの対応が可能です。 お気軽にご相談ください。 治療期間 3ヶ月 治療費  ¥400,000 + tax 治療のリスク セラミックが欠ける可能性がある  

2022.06.17

複雑な審美治療

前歯の治療相談で来院されました。 歯の変色と形が気になるとのことです。 初診時の写真です。 向かって左側の前歯は被せ物が入っており、右側の前歯は神経を取ってありだんだん変色してきたそうです。 被せ物のやり直しと変色している歯はホワイトニングでの対応をおすすめました。 しかし、2本の歯の幅が合わず左右非対称になる可能性を説明し、右側の前歯は表面のみを削って付けるラミネートベニヤでの処置も行うこととなりました。 まず、左の被せ物を除去し変色した歯のホワイトニングを進めます。 歯の色はだいぶ自然になりました。 ホワイトニングをせずに被せ物だけで治そうとすると、中の歯の色を拾い、暗い色の被せ物になってしまうため、とても重要な作業です。 その後、歯の表面を薄く削り 仮歯を装着します。 形が左右対称になりました。 この状態を参考に型取りを行いセラミックに作製に移行します。 作製したセラミックは口の中の唾液に汚染されないよう、ラバーダムと呼ばれるゴムのカバーで保護した状態で装着していきます。 装着後の写真です。 治療前後で比較します 色、形とも自然な状態に仕上がり、とても喜んでいただけました。 今回はセラミック、ラミネートベニヤ、ホワイトニングと複雑な治療内容での対応となりました。 審美治療は見た目の改善だけでなく機能の改善も重要になってきますし、それがいかに長くもつかを考えて治療を行う必要があります。 様々な審美ケースの治療を行っており経験豊富な医師が多数在籍しています。 お気軽にご相談ください。 治療期間 3ヶ月 治療費  ¥250,000 + tax 治療のリスク セラミックが割れる可能性がある

2022.05.06