2020.11.05
”歯周”病と”糖尿”病
今日は、歯周病についてのお話をします。
歯周病は糖尿病の重大な合併症の一つです。
これは高血糖によって感染を防御する力などが低下し、歯周病原因菌の増殖を制御できなくなるためです。
血糖コントロールがうまくできないことが歯周病を悪化、重症化しやすくするのです。
実際、糖尿病の人は歯周病に2倍以上かかりやすくなることがわかっています。
逆に、歯周病が重症であるほど血糖コントロールの状態も悪くなります。
歯周病の治療で歯周組織の慢性炎症が改善するとインスリンの働きが良くなり、HbA1cが0.4~0.7%低下すると報告されています。
それでは最後に、
当院での歯周病の治療前後の一例をお見せします。
定期的に歯科検診を受けることは、糖尿病や糖尿病予備軍の人にとって、とても大切なことなのです。