子供の前歯がない時どうする?
乳歯の生え変わりは大体6歳ころから起こります。
よく相談を受けるのが、上の前歯の生え変わり時です。
6~8歳あたりで抜けることが多く、七五三の写真撮影などで前歯がない状態は避けたいがどうすればいいかと聞かれることがよくあります。
歯がない場合の対応方法として
①入れ歯の様な取り外せる物を用意する
②仮歯を一時的に歯に接着させる
が可能です。
しかし、乳歯は永久歯に比べると歯の長さが短いため入れ歯の様な取り外しが可能なものだと、維持が弱く、かなりゆるくなることが多くあります。
そのため、仮歯などを必要なタイミングに一時的に接着させる方法を選択することが多いです。
今回の相談のケースです。
上の前歯2本が抜けてしまい、なかなか永久歯が生えてこないとのことです。
今後写真撮影などの予定があり、前歯をどうにかできないかと相談に来院されました。
両隣の乳歯が短く、入れ歯を維持させるには難しいと判断しました。
御家族と相談し、撮影の日だけ仮歯を接着させることになりました。
今回は型取りを行い、模型上で仮歯を作製します。
実際に口の中に装着している状態です。
自然な仕上がりになり、撮影も上手くいったとのことで大変喜んでいただけました。
今回の場合、審美的に問題はないのですが、両隣の歯と接着させているだけなので強度が弱く、固い物を前歯で噛み続けると割れてしまう可能性があります。
また、接着させたままだと、両隣の乳歯に負担が増えて早く揺れてきてしまったり、大人の歯が生えてくる際に干渉してしまうため、早期に除去する必要があります。
この様に大人の場合に使用する仮歯とは違う部分は多くありますが、大事な日に合わせて審美的な改善をすることは可能です。
もちろん大人の場合でも対応可能です。
お気軽にご相談ください。
治療期間 | 2日 |
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治療費 | ¥10,000 + tax |
治療のリスク | 仮歯が割れてしまう可能性がある |