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桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

白濁を治すホワイトニング!?

ホワイトニングにも種類があることはご存知でしょうか?   今日は、歯の白濁(ホワイトスポット)を治療した際のお話です。 白濁とは、歯の表面が一部白く濁ったように変色しているところを指します。 白い斑点のように見えることから、白斑とも呼ばれます。   ホワイトニングを希望されて来院された患者さんです。 もとの歯の色はA2と呼ばれる色より少し濃いくらいの色でした。 日本人では平均的な色ですが、もっと白い歯にしたいというご希望があり、ホワイトニングをすることにしました。       ↓ ↓ ホワイトニング治療を進めて、ご希望の色まで白くすることができました。       全体の色は白くてキレイになりましたが、 前歯の先端あたりの白く濁った部分が気になるとのことでした。   ここで登場するのが、アイコン(Icon)です。 もともとは予防充填材料であり、エナメル質における初期脱灰部に浸潤してミネラルの溶出を防止するための製品です。 つまり、初期むし歯対策になるのです。   そのことが見た目にも変化を生みます。 エナメル質内の白濁している部分にアイコンが作用することで、 光の屈折率が変わり、濁って見えていたものが透き通って見えるようになるのです。     治療前の写真です。 ホワイトスポットと呼ばれる、白い斑点模様が見えます。 原因はさまざまですが、エナメル質形成不全症という生まれつき起こってしまう病気の場合もあります。 そのようなケースでも有効な治療法です。   治療後の写真です。 白く濁った部分が消えました。 液状の樹脂のような材料がエナメル質に浸透することで見え方が変わるのです。     治療前 治療後   歯をほとんど削らないため、痛みも少なく、効果が早い治療法です。 エナメル質を補強して酸をブロックする効果もあるアイコン治療、 ご興味のある方はぜひ一度アズ歯科桶川院までご相談ください。   治療期間 1日 治療費 ¥20,000 + tax 治療のリスク 効果には個人差がある  

2023.10.17

MTAセメントとは?

根管治療、いわゆる歯の神経の治療のお話です。   この歯に痛みがあり、治療をすることになります。     パノラマエックス線写真で見ると、根の先にうっすら影がありました。 根尖病巣です。   病巣の位置、範囲をより詳しく確認するために歯科用コーンビームCT検査をします。   この機械で撮影します。     根の先にはっきりと病巣が見えますね。 細菌感染により周りの骨が吸収してしまっているのです。   根管治療とは、この細菌の感染経路をキレイにすることで骨の炎症を抑えるのです。   治療中、マイクロスコープを覗いている時の画像です。 根の中に以前の治療時に詰めている材料がありますが、汚染しているのがわかります。 周りに映っている青いゴムはラバーダムといって唾液が根管内に侵入するのを防ぐ役割があります。   このように汚染部分をキレイに除去して、根管内の壁に潜んでいる細菌を減らしていくのです。     ここで登場するのが、MTAセメントです。 殺菌効果がとても高く、封鎖性にも優れているため、根管治療の最後に活躍してくれる材料です。   詰めた直後のデンタルエックス線写真です。 赤丸で囲んだ部分がMTAセメントです。   ここから数ヶ月待ち、周囲の吸収した骨が改善してくるか経過をみます。     治療前 治療後   黒い影がうすくなっているのがわかりますか?   炎症により一度吸収してしまった骨が元に戻ってきたのです。 治療は成功です。   このように根管治療の成功率を上げるために、 歯科用コーンビームCT、マイクロスコープ、ラバーダム等を使用していますが、 さらにMTAセメントを使うことで難症例を治すことも可能になります。   気になる方は一度アズ歯科桶川院までご相談ください。   治療期間 3ヶ月 治療費 ¥30,000 + tax 治療のリスク 根尖病巣が治癒しない可能性がある  

2023.10.10

1本だけ白くするホワイトニングとは?

「前歯が1本だけ他の歯と違う色」の方にお伝えしたい治療です。   こんな感じの色であればキレイに白くできます。   ウォーキングブリーチという治療法です。     神経が死んでしまった歯は、血液中の成分が象牙細管内に入り込んでしまい、それが変性することで色が黒くなるのです。   通常のホワイトニングでも白くなるのですが、他の歯もいっしょに白くなるため、もともと白い隣の歯とのコントラストが残ってしまいます。   そこでこのウォーキングブリーチの出番です。   神経を治療した歯の内部にホワイトニングの薬剤を入れることで、この歯のみを内部から白くすることができます。       シェードガイドという歯の色味を評価するテストをしています。 もともとA4という色だった歯をウォーキングブリーチしてみると・・・     A2という色よりも少し白いくらいまで色が変わりました。 ちなみにこれで1ヶ月くらいの治療期間です。 治療中は歯の中にホワイトニングの薬剤が入っているだけで、とくに日常生活で気をつけることはありません。   治療の前後の様子を写真で比較 治療前 治療後   いかがでしょうか? 治療後の写真を見て、どの歯がもともと黒かったのか、ぱっと見わからないですよね。   全体を白くするのとはちがう、 1本だけ歯を白くしたい人にオススメの治療法、 ウォーキングブリーチのご紹介でした。   同じようなお悩みのある方はもちろん、 桶川市で歯科医院をお探しの方、アズ歯科桶川院までご相談ください。   治療期間 1ヶ月 治療費 ¥50,000 + tax 治療のリスク 歯が欠けたりする可能性がある  

2023.10.02

レントゲンで何がわかるの?

歯科医院を受診した際、レントゲン写真の撮影を経験したことがあると思います。 初診時から期間があいた場合や治療内容により、再撮影をした方もいると思います。   そんな時の患者さんの心情としては、   「本当に必要なの?出費が増えるなー」   なんて思うことがあるかもしれません。     そこで今回は、   レントゲンの中でもパノラマレントゲン写真を撮影することでわかることと、必要性についてお話したいと思います🦷     ●歯科でお馴染み、パノラマレントゲン写真とは   「パノラマ=広い眺望」という英語の意味でもあるように、 広い範囲を撮影することが可能です。     すべての歯を中心に上下の顎の骨や、顎関節、上顎洞(鼻の横辺り)など、顎全体を一度に撮影、検査することが可能です。 エックス線と呼ばれる放射線を使って撮影されます。     放射線と聞くとマイナスなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、 東京とニューヨーク間を飛行機で往復移動すると、高度による宇宙線の増加により被爆する放射線の量は0.2ミリシーベルト程度といわれています。 そして、歯科医院のパノラマレントゲン写真で使用する放射線の量は、0.03ミリシーベルトです。 飛行機でニューヨークに行って帰ってくる際の6分の1程度なのです。 放射線は地球上に自然に存在していますが、パノラマレントゲン撮影時の被曝は短時間でごくわずかな量なので安心してください。     ●白く写るところと、黒く写るところ   お口の中の疾患は、直接目で見ることのできない部分に生じていることが多いです。 歯の中や、歯と歯の間、詰め物や被せ物の中、歯茎の下の骨などです。     レントゲン写真では、以下のようなものが白く写ります。 ・歯牙 ・骨 ・薬剤や金属などの人工物   以下のようなものは黒く写ります。 ・虫歯で溶けている箇所 ・歯周病で骨が減っている部分 ・歯の中の歯髄とよばれる神経がある管 ・神経や血管が骨の中を通っている管   このように、お口全体を撮影するパノラマレントゲン写真は外から見ただけでは確認できない情報を豊富に写しだしてくれます。 それを確認せずに治療を進めることは危ないのです。     ●レントゲンで何を見ているのか   ①虫歯の進行具合 目視で虫歯を確認した場合、その範囲はどれくらいなのか。 大きさによっては歯髄や骨まで達していることもあり、事前に確認せずに虫歯を削り始めることには危険が伴います。 また、歯と歯の間など表面から目視しただけでは判断しづらい箇所に本当に虫歯があるかどうかの判断にもレントゲン写真を用います。   ②根管治療の予後 根管治療(歯の神経の治療)後は病気が再発している事も多くあり、病巣の有無を確認します。   ③歯周病の進行状況 歯周病は歯槽骨(顎の骨)が炎症により減ってしまう病気です。 どの程度吸収しているかを確認し、歯周病の進行具合を確認します。   ④永久歯の生え変わり期の確認 乳歯が抜けたのに永久歯がなかなか生えてこない、永久歯が生えてきているのに乳歯が抜ける気配がない等、気になる時に確認します。 先天的に永久歯が欠如していたり、過剰歯という余分な歯が埋まっていて生え変わりを阻害していることがあり、その場合は治療が必要になることがあります。   ⑤親知らずの状態 親知らずの生えてくる方向や、周りの歯への影響の有無、または抜歯する際のリスクの有無を確認します。     ●レントゲンを定期的に撮影する理由   目視では大丈夫そうにみえても、 じつは詰め物や被せ物の下で虫歯が進行していたり、 根管治療後に病気が再発している、 一部で歯周病が拡大しているなんてこともあります。   症状もない場合、これらの病変を見つけるにはレントゲンで得られる情報が重要です。     ずっとかかりつけの病院で定期検診で表面から見ただけの判断で「病変がありません」と言われていたのに、 うちで初診時にレントゲンを確認したら「これは重度歯周病です」なんてことが結構あるのです。   そうなってしまっては勿体ないですし、とても残念なことです。   必要な場合は半年程で撮影することもありますが、長くても一年に一回はレントゲン撮影をして病変を見逃さないようにしたいものです。     せっかく診察を受けるなら、 病気があるならしっかり発見、診断しないと適切な治療が受けられないですからね。    

2023.09.28

メタルフリーってなに?

「奥歯に金属が入っているけど、古くなって悪くなっていないか心配で」 というお声をよく耳にします。   保険診療で虫歯を治した場合、金銀パラジウム合金という金属で詰めたり被せるのが主流です。 金属は強度があるので様々な形に調整しながら虫歯を削った部分を補うことができるのです。   しかし、大きく口を開けるとキラッと光って金属が目立ってしまいます。 また、経年的に劣化することにより他にも弊害が出てくるのです。   ①金属アレルギー 歯科の保険診療ではパラジウムやアマルガムといった金属が従来使われてきました。 それらは金属アレルギーを引き起こしやすく、アマルガムに含まれている水銀は健康被害を引き起こす可能性もあります。 ②メタルタトゥー 金属イオンが詰め物から溶出することにより、歯ぐきが黒ずんでしまうことがあります。 一度黒くなってしまったら、その部分の歯ぐきを切除する治療法などがありますが、深い部分まで黒くなっている場合は治すことが困難な場合もあります。 ③虫歯になる 銀歯を合着したセメントが溶け出して隙間ができると、一度治療した部分から再び内部で虫歯になってしまうことがあります。 また、表面に傷がつくことによりプラークが溜まりやすくなります。   以上のことを避けるためにも金属を使わずに虫歯治療をするメタルフリー治療にはメリットがたくさんあるのです。 実際の治療を見てください。   治療前 治療後   治療前 治療後   コンポジットレジンやセラミックという白い材料で治療しました。 金属を外して劣化したセメントや二次虫歯を除去した後、新しい材料で詰めなおしました。 気になる方はぜひ一度アズ歯科桶川院までご相談ください。   治療期間 3ヶ月 治療費 ¥50,000 + tax 治療のリスク 詰め物が欠けたりする可能性がある  

2023.09.25

クリーニングして歯を白くしよう

「最近歯が黒くなってきたなぁ」 と思っていませんか?   そんな時は歯医者に来てください。 歯のクリーニングをしましょう。     歯の表面にステイン(着色汚れ)が付いていますね。   ステインが歯に付着する原因は、タバコのヤニや、食べ物や飲み物に含まれる色素です。   これらが歯の表面のタンパク質と結びつき蓄積していくので、歯磨きやうがいをしても簡単に落とすことはできません。     そんな時は歯科医院で専門的な器具を使用した施術を受けることで簡単に落とすことができます。     術後の写真です。 1回クリーニングをしただけです。   パッと見た時の印象が違いますよね。 歯の表面のステインを落としただけで、ホワイトニングをしたわけではありません。   基本的に施術に痛みはありません。 専用ペーストを使用して汚れを浮かせたり、高速振動による物理的な除去力を利用します。     その後は再びステインが付いてこないようにご自宅でのセルフケアについても知っていただきます。 より歯を白くしたい方にはホワイトニングのご提案もいたします。   いかがでしたか? 歯が黒くなってきたら歯医者にクリーニングに行きましょう。 桶川市で歯科医院をお探しの方は、アズ歯科桶川院までお越しください。   治療期間 1日 治療費 保険診療 治療のリスク 定期的なお手入れが必要である  

2023.09.18

ずっと症状が改善しない歯がある?

「ずっと歯周病がよくならない歯があって」 というお悩みをお持ちの患者さんが来院されました。     上の前歯に違和感があり、時折痛むとのことでした。 今まで定期検診を受けられていたようですが、この度症状の改善がなく当院を受診されました。     レントゲン写真を撮って確認してみます。 矢印の部分に骨の吸収がみれらます。 歯周病でこのように局所的に吸収が進むこともありますが、 今回は別にも原因があるのではないかと考えました。     下の前歯に強く当たっている歯が問題の歯です。   この歯だけ少し前に出ているようにも見えます。 歯に負担がかかっていることが考えられます。     その他の歯周病検査の結果も踏まえて考えた結果、 この歯は歯根破折しており、歯周病の治療をしても改善しないため、 抜歯が必要となると判断しました。 この歯の歯周病を治せずにいると、隣の歯も歯周病の影響を受けて一緒にダメになってしまうのです。     抜歯をした直後の写真です。   抜去した歯です。 歯石がついていました。 この歯石をとってみると、、     歯根の表面に亀裂がありました。 歯は一度亀裂が入るとくっつくことがないため、その部分の炎症は治りません。 このように抜歯することで、骨の吸収が拡がっていくことを防ぐのです。   この患者さんはブリッジという治療法を希望されていました。 抜歯した当日に仮歯が入るため、前歯を抜きましたが歯がないように見えるという心配はありません。   抜歯後1ヶ月たった時の写真です。 抜いた部分の歯ぐきが徐々に治ってきました。 磨き残しがあったり、歯ぐきが下がってきたりと、変化を確認して仮歯を調整しながら歯ぐきの治癒を待ちます。     さらに1ヶ月後の写真です。 歯ぐきの治癒も進み、磨き残しも目立たなくなってきました。 そうしたら最終的な被せ物を作っていきます。     セラミックブリッジを装着した時の写真です。 自然な歯の感じを再現できるように色調や形態を合わせています。   治療の前後で比較してみましょう。     治療前 治療後   いかがでしょうか?     治療前 治療後   「前歯を抜いたらみっともなくなるから嫌だなぁ」 というご心配をされる方もいらっしゃいますが、 しっかりと被せ物まで治療することで綺麗な前歯を再現することは可能です。   治療されているのになかなか症状が改善しない歯がある方、 もしくは、 もう残せないと言われている歯があって悩んでいる方、 ぜひ一度ご相談ください。   アズ歯科桶川院で一緒に良い治療法を考えてみましょう。     治療期間 3ヶ月 治療費 ¥400,000 + tax 治療のリスク 歯を削る必要がある  

2023.09.11

奥歯がなくなると前歯が出っ歯になる!?

「奥歯がなくなると前歯が出っ歯になる」 なんて話、信じられますか?   実は、本当なんです。 今日はそんなお話をします。     70代の男性です。 前歯がグラグラしてきたところを治療するために来院されました。   上の奥歯を抜いており、入れ歯は使っていませんでした。 前歯が前に倒れてしまっているのがわかります。   別の角度から見ています。 現在残っている奥歯は小さく、噛む力が弱いです。   すると、 噛む度に、下の前歯が上の前歯を押し上げてしまいます。 その結果、上の前歯はどんどん前に出てグラグラになってしまうのです。     上の奥歯が抜けて噛める範囲が小さいのと、 下の歯がすり減って短くなっているのがわかります。     上のグラグラになってしまった歯は残念ながら抜歯をする必要がありました。   残せる歯は出っ歯のようになってしまった角度をできるだけ真っ直ぐに戻せるように、 全体の噛み合わせの治療を進めます。     このようにすり減ってしまった歯があると、 奥歯を噛めるようにした後に噛まなくなってしまうので、 減った分をこのように盛り足したいのです。         治療後の写真です。 このようにコンポジットレジンというプラスチックのような白い材料で盛り足し、 再び上下の歯が接触して噛めるようにしていきます。       全体の噛み合わせの治療が終わり、検診で来てもらった時の写真です。 前歯が真っ直ぐになっているのがわかると思います。   横から見た時の治療前後の比較です。 奥歯にしっかり入れ歯が入り、噛む力の負担が前歯に集中しなくなっているところがポイントです。   奥歯に入れ歯を入れたことで、噛む範囲が前歯のみだったのが全体で噛めるようになりました。   前歯の角度を比較してみましょう。 上下の歯が当たるべき角度で当たるようになりました。     いかがでしたか? むし歯や歯周病で奥歯を失うと前歯の負担が増えてしまい、 結果、残された前歯はどんどん前に出てきてグラグラになってしまいます。   まずはそのことを知っていただくこと、 そして、 そうなってしまったとしても治療方法があることを知っていただけたらと思います。     治療期間 8ヶ月 治療費 保険診療 治療のリスク 歯の本数によっては長期予後を見込めないことがある  

2023.08.28

フッ素って大事!?

歯科医院で「フッ素を塗りましょう」と言われたことはありませんか?   市販の歯みがき粉に「フッ素配合」と書かれたものを見たことはありませんか?   むし歯予防にフッ素はとても大事なのです。 今回はフッ素について詳しく見ていきましょう。   そもそもフッ素ってなに? フッ素は身近にある元素です。 緑茶、紅茶、りんご、大根や、ワカメ、エビ、イワシなどの海産物に多くふくまれています。   フッ素の効果とリスク   効果 ①再石灰化 歯質(エナメル質)の修復を促進させる 酸により歯から溶け出したリンやカルシウムを補うことができる ②歯の質を強化 歯の表面を覆うエナメル質を酸に溶かされにくい硬い性質に変え、虫歯への抵抗力を高める ③菌の働きを抑制 ムシ歯を引き起こす菌の働きを弱め、酸を作られるのを抑える   リスク ①急性中毒 多量のフッ素を誤って一度に摂取した場合、腹痛、嘔吐、下痢などの症状がでる 体重15kgの子供であれば子供用の歯磨き粉を1本丸々飲み干すと中毒が生じる量になる ②慢性中毒 骨フッ素症(関節の痛みや硬直 脊髄や靭帯の石灰化) 歯牙フッ素症(歯の表面に白い斑点や、色素の沈着が見られる) 長年にわたって飲料水から、過量のフッ素を摂取した時に生じる   何でもそうですが、過剰に摂取すると中毒を引き起こす場合があります。 いずれも、フッ素洗口やフッ素塗布などのむし歯予防のための正しい使用の範囲では決して起こりません。     フッ素の利用法   ①ホームケア ご自宅で フッ素配合歯磨剤の使用 年齢に合わせて1,000~1,500ppm濃度推奨 フッ素洗口法 むし歯予防効果が高い ②プロフェッショナルケア 歯科医院で 高濃度フッ素塗布 9,000~20,000超ppm 3ヶ月ごとに塗布 ①②の併用する事でむし歯予防効果は高まります。 フッ素と共に唾液中の成分が歯に取り込まれると歯の質は強化され、むし歯になりにくい硬い歯の質になっていくのです。 大人の場合、むし歯になりそうな歯の表面や、歯茎が下がって見えてきた根っこの部分などのむし歯になりやすい所にとくに必要です。 子どもでは、乳歯や生え変わり時期の永久歯に効果的なので、この時期のフッ素の活用はかかせません。 歯科医院での定期的なフッ素塗布と、毎日の歯みがきでフッ素入りの歯みがき粉を使うことをおすすめします。       フッ素応用〜セルフケア編〜 フッ素を毎日上手に取り込むことで歯は強くなり、むし歯の予防効果を高めます。 お子さんが歯科医院で塗布するイメージがある方も多いかと思いますが、実は大人にもフッ素は重要です◎ 大人になると2次むし歯(治療済みの歯に再度起こるむし歯)にかかるリスクが上昇したり、また年齢が進むにつれ歯茎が下がってしまい虫歯になりやすい根元が露出してきます。 そんな中で、フッ素配合の歯みがき粉による歯の根元のむし歯抑制率は67%という研究結果も存在します。 フッ素ケアは大人にも非常に大切なのです。 アズ歯科ではフッ素を配合した歯みがき粉を数多く取り揃えておりますので、この機会に是非お試しください!   【Check upシリーズ】 虫歯が気になる方に   【ハグキプラスPRO】 虫歯も歯周病も気になる方に   【システマセンシティブ】 虫歯も知覚過敏も気になる方に       フッ素応用〜プロケア編〜 セルフケアでの毎日の使用も大切にはなりますが、3ヶ月に一度は歯科医院でしか取り扱えない高濃度のフッ素塗布も合わせて行うととても効果的です。 歯磨き粉に含まれるフッ素の上限濃度は薬事法で1,500ppmと定められていますが、それに対して歯科医院で取り扱うものは倍以上の濃度になります。   【フルオール・ゼリー歯科用2%】 こちらのフッ素は、お子さんや65歳以上の方であれば保険適用になります 濃度は9,000ppmです   【クリンプロ ホワイトバーニッシュ】 こちらのフッ素は歯科で取り扱える最高濃度の22,600ppmです 知覚過敏抑制剤でもあるので、冷たいものが歯にしみる方に特におすすめです🧊 こちらは保険適用外になりますので、一回塗布¥2,200(税込)となります   効果は3ヶ月〜半年程持続しますので、当院では3ヶ月に1回、定期検診ごとの塗布をおすすめしております🦷✨ ご予約は特に必要ございませんので、ご希望の方はお気軽にお声がけください。

2023.08.25

骨を足せばインプラントができるかも?

歯を失ったらインプラント治療がおすすめです。   もとの歯のようにしっかり噛めるようになるインプラントは魅力的ですが、 支える骨が足りないと治療ができないこともあります。   「インプラント治療をしたくて以前通っていた歯医者さんで相談したら、骨が足りなくて無理だと言われてしまって」   このようなお悩みで当院を受診される患者さんがいらっしゃいます。       歯周病が進行したせいで、奥歯がグラグラで噛めなくなってしまった患者さんです。 歯の根元が露出して見えてしまっています。   レントゲン写真で確認します。 歯周病により歯の根元の骨が溶けてしまっているのがわかります。   歯周病治療で治る見込みがないので抜歯しました。 抜歯した後どのようにして噛めるようにするか、事前に患者さんと相談していました。 この患者さんはインプラント治療を希望されていたため、治療が可能かどうか検査することにしました。   CTです。 CTとはコンピューター断層撮影(computer tomography)の略で、3D画像で歯や骨の状態を確認できる医療機器です。 インプラント治療が安全にできるか、骨の厚みを測るのです。     抜歯後のCT写真です。 赤く見えているのはインプラントを埋める部位のシミュレーションです。 骨の厚みが足りなく、このままインプラントを埋めてしまうと、 奥の上顎洞とよばれる空間にインプラントが突き出てしまうことが予測されます。   そこで必要になるのがソケットリフトやサイナスリフトとよばれる外科処置です。 インプラントを埋める部分に人工的に骨を盛り足すのです。 どのような治療なのか、イラストで見てみましょう。   わかりましたか? 薄い骨に穴を開け、内部の粘膜を押し広げて、できた空間に人工骨を入れ込むことでインプラントを埋めるための骨の厚みを確保するのです。   実際の治療時の写真を見てみましょう。       写真を白黒に加工しています。 矢印の部分にインプラントが埋まっています。 その周りの白い材料が人工骨です。 これが8ヶ月くらい時間をおくと自分の骨のように硬くなってきます。   手術直後のCT写真です。 白く見えるのがインプラントです。 人工骨で作ったスペースの中にしっかりインプラントが埋まっています。   治療の前後を比較してみましょう。   抜歯前 手術前のシミュレーション 手術後   いかがでしたか? 「骨が足りないからインプラントはできないよ」 と言われてしまった方も、 手術で人工的に骨を足すことでインプラント治療ができるかもしれません。   気になる方はぜひ一度アズ歯科桶川院までご相談ください。   治療期間 約1年 治療費 ¥800,000 + tax 治療のリスク インプラントのケアが必要になる  

2023.08.15
AS DENTAL CLINIC.
日本歯科医療評価機構

患者様満足度アンケートにご協力ください。

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