フッ素って大事!?
歯科医院で「フッ素を塗りましょう」と言われたことはありませんか?
市販の歯みがき粉に「フッ素配合」と書かれたものを見たことはありませんか?
むし歯予防にフッ素はとても大事なのです。
今回はフッ素について詳しく見ていきましょう。
そもそもフッ素ってなに?
フッ素は身近にある元素です。
緑茶、紅茶、りんご、大根や、ワカメ、エビ、イワシなどの海産物に多くふくまれています。
フッ素の効果とリスク
効果
①再石灰化
歯質(エナメル質)の修復を促進させる
酸により歯から溶け出したリンやカルシウムを補うことができる
②歯の質を強化
歯の表面を覆うエナメル質を酸に溶かされにくい硬い性質に変え、虫歯への抵抗力を高める
③菌の働きを抑制
ムシ歯を引き起こす菌の働きを弱め、酸を作られるのを抑える
リスク
①急性中毒
多量のフッ素を誤って一度に摂取した場合、腹痛、嘔吐、下痢などの症状がでる
体重15kgの子供であれば子供用の歯磨き粉を1本丸々飲み干すと中毒が生じる量になる
②慢性中毒
- 骨フッ素症(関節の痛みや硬直 脊髄や靭帯の石灰化)
- 歯牙フッ素症(歯の表面に白い斑点や、色素の沈着が見られる)
長年にわたって飲料水から、過量のフッ素を摂取した時に生じる
何でもそうですが、過剰に摂取すると中毒を引き起こす場合があります。
いずれも、フッ素洗口やフッ素塗布などのむし歯予防のための正しい使用の範囲では決して起こりません。
フッ素の利用法
①ホームケア ご自宅で
フッ素配合歯磨剤の使用 年齢に合わせて1,000~1,500ppm濃度推奨
フッ素洗口法 むし歯予防効果が高い
②プロフェッショナルケア 歯科医院で
高濃度フッ素塗布 9,000~20,000超ppm 3ヶ月ごとに塗布
①②の併用する事でむし歯予防効果は高まります。
フッ素と共に唾液中の成分が歯に取り込まれると歯の質は強化され、むし歯になりにくい硬い歯の質になっていくのです。
大人の場合、むし歯になりそうな歯の表面や、歯茎が下がって見えてきた根っこの部分などのむし歯になりやすい所にとくに必要です。
子どもでは、乳歯や生え変わり時期の永久歯に効果的なので、この時期のフッ素の活用はかかせません。
歯科医院での定期的なフッ素塗布と、毎日の歯みがきでフッ素入りの歯みがき粉を使うことをおすすめします。
フッ素応用〜セルフケア編〜
フッ素を毎日上手に取り込むことで歯は強くなり、むし歯の予防効果を高めます。
お子さんが歯科医院で塗布するイメージがある方も多いかと思いますが、実は大人にもフッ素は重要です◎
大人になると2次むし歯(治療済みの歯に再度起こるむし歯)にかかるリスクが上昇したり、また年齢が進むにつれ歯茎が下がってしまい虫歯になりやすい根元が露出してきます。
そんな中で、フッ素配合の歯みがき粉による歯の根元のむし歯抑制率は67%という研究結果も存在します。
フッ素ケアは大人にも非常に大切なのです。
アズ歯科ではフッ素を配合した歯みがき粉を数多く取り揃えておりますので、この機会に是非お試しください!
【Check upシリーズ】
虫歯が気になる方に
【ハグキプラスPRO】
虫歯も歯周病も気になる方に
【システマセンシティブ】
虫歯も知覚過敏も気になる方に
フッ素応用〜プロケア編〜
セルフケアでの毎日の使用も大切にはなりますが、3ヶ月に一度は歯科医院でしか取り扱えない高濃度のフッ素塗布も合わせて行うととても効果的です。
歯磨き粉に含まれるフッ素の上限濃度は薬事法で1,500ppmと定められていますが、それに対して歯科医院で取り扱うものは倍以上の濃度になります。
【フルオール・ゼリー歯科用2%】
こちらのフッ素は、お子さんや65歳以上の方であれば保険適用になります
濃度は9,000ppmです
【クリンプロ ホワイトバーニッシュ】
こちらのフッ素は歯科で取り扱える最高濃度の22,600ppmです
知覚過敏抑制剤でもあるので、冷たいものが歯にしみる方に特におすすめです🧊
こちらは保険適用外になりますので、一回塗布¥2,200(税込)となります
効果は3ヶ月〜半年程持続しますので、当院では3ヶ月に1回、定期検診ごとの塗布をおすすめしております🦷✨
ご予約は特に必要ございませんので、ご希望の方はお気軽にお声がけください。