根管治療

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

鼻症状を伴う歯への根管治療

鼻の症状で耳鼻科に長期に通院し、鼻の手術も受けたが治らず歯科の受診をすすめられ 当院に来院された患者様です。   レントゲン、CTを撮影し口腔内に問題がないか調べます。 撮影したCT画像です。 もともと正常な副鼻腔は空洞になっているため、画像では黒く写ります。 しかし、上記画像で右側の副鼻腔(患者様にとっては左側副鼻腔)が白くなっているのがわかります。 その直下の歯が昔の治療後、神経がダメになってしまい、その菌が鼻の方に進んだ結果起こったものと考えられました。 歯性上顎洞炎(副鼻腔炎、蓄膿症)と診断し、その歯の根管治療が必要な旨説明し、同意を得ました。   ラバーダム、マイクロスコープを使用し根管治療を行っています。     治療前と半年後でのCT画像を比較します。   副鼻腔と口腔内を隔てる骨も回復し、鼻の症状もなくなりました。 骨ができるまでの経過観察の期間は長くかかりますが、適切な器具、手順を踏んで治療することで治る確率は上がります。 根管治療はとても難易度の高い治療です。 アズ歯科桶川院では特別なケースを除き全ての患者様でラバーダム、マイクロスコープを使用し、根管治療の成功率を上げるよう努力しています。 お気軽にご相談ください。   治療期間 6ヶ月 治療費  保険診療 治療のリスク 再発する可能性がある    

2021.09.12

神経がなくなると歯は割れやすくなる

前回の症例ブログの写真です。 虫歯が神経まで達してしまうと、歯の内部の神経をとる治療が必要になってしまいます。 ↓ ↓ 元々痛みがあれば神経を取ることによって症状は緩和しますし、冷たいものでしみたりしなくなります。 しかし、神経を取ること(根管治療)でのデメリットが多くあります。   デメリット ①神経と一緒に血管も除去するため、歯の内部の象牙質への栄養供給が遮断され、歯の内部は固く乾燥した状態になり、もろくなってしまう。 ②根管治療を行う為に、歯の内部を削ることも多く、むし歯などで歯そのものがあまり無い場合には、歯の機能回復のために土台となる部分を作る必要があり、最終的に削って歯を被せる治療が必要です。それにより、歯の内側だけでなく外側も被せるために削る必要が生じ、歯の大部分を削ることになってしまう。 ③治療時間、期間、被せるための費用がかかる。 ④歯の栄養が行き渡らない為、歯の変色を起こす。 ⑤内部で再感染を起こし、痛み腫れが出てくる場合がある。 歯の構造はとても複雑な形状をしていて、一人一人の歯の形状が違っていますし、歯の神経の形状は網目のような形であることが多く、簡単に除去できるものではありません。 また、感染を防ぐために、緊密に神経の空間に薬を詰め込むことも難しいのです。 歯の内部の断面図   歯の神経の治療、根の治療は、高度な技術を必要とするとても難しい治療です。 そのためには虫歯が神経まで進行しないよう、定期的な歯科医院でのチェックをお勧めします。   上で記載した通り、神経を取ると歯はもろくなり、割れる可能性が上がります。   以下で症例を載せていきます。 (血などが苦手な方は見ないようにお願いします。) ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓   以前根管治療を受けた歯の周りの歯茎が腫れて来院された患者様です。 レントゲンで確認しました。   以前                  今回   以前のレントゲンと比べ、今回のでは隣の歯との間が黒く見えます。 この部分の骨がなくなっている状態です。 その他の検査も行い、歯が割れていることが原因と説明し、残念ながら抜歯することになりました。   抜歯後の写真です。   拡大してみると 亀裂が入っているのが確認できると思います。 この部分から菌が侵入し、歯の周りの組織にダメージを与えた結果、骨が溶けてしまったと考えられます。   また、他の患者様での歯の破折による抜歯後の写真です。 割れているのが確認できます。 菌はとても小さく、少しでも亀裂などがあれば、そこから簡単に内部に侵入してしまいます。 定期的にチェックしても、歯が割れそうかどうかの診断はとても難しいです。 まずは神経の治療にならないように虫歯を作らないのが大切だと考えます。  

2021.01.03

根管治療

主訴:セカンドオピニオン 右下の奥歯の痛みで通院していた歯科医院で抜歯が必要と説明を受け、抜歯以外の治療方法がないか相談で来院されました。   CT画像で歯の中の状態を確認します。 CTの全体像 正面像 根の先とつながるように黒く穴のように空いてる部分が確認できると思います。 その部分が不十分な根管治療で残ってしまった汚れや菌によって骨が弱くなっている部分です。 またその下に顎の骨の中を通る神経が存在しています。 この神経は下唇や顎先の感覚を司る神経です。   側面像   この歯をこのまま放置していくと、菌が顎の神経の中まで侵入してしまい、顎先などの感覚が麻痺してくる可能性があります。 その為、根管治療のやり直しを行い、治癒してこない場合は抜歯の可能性があることを説明し治療に移行していきました。 ラバーダム、マイクロスコープを使用し、慎重に根管治療を行なっていきます。   治療後のCT画像です。 全体像   正面像   側面像 根の先まで材料がしっかり詰まっていることが確認できると思います。   治療前後のCT画像比較     骨ができており、治療前に見えていた根の先の黒い空洞もなくなっているのが分かります。 症状もなくなり、被せ物を作り治療は終了です。 根管治療はとても難易度が高く、必ず治るわけではありません。 しかし、丁寧に治療することによって治すことができる歯もあります。 アズ歯科桶川院にお気軽にご相談ください。 治療期間 3ヶ月 治療費  保険診療 治療のリスク 再発する可能性がある  

2020.12.11

根管治療

  『昔に根の治療を受けて神経とってるのに痛い』 下の前歯の腫れと痛みで来院されました。 レントゲン撮影と口腔内の診査で下の前歯の根の先で、菌による炎症が起きていることがわかりました。 根の治療のやり直しが必要な旨を説明し治療に移行します。 初回の治療時のレントゲン写真です。     赤丸の部分が根の中の菌が骨を溶かし、骨に穴をあけてしまっている部分です。 炎症がおきている所です。 こうなってしまう原因は 1、被せ物の適合が悪く、隙間から菌が侵入してしまっている 2、以前の根管治療が不十分で、根の中に菌が多く残った状態のまま治療を終了してしまっている などが考えられます。 それらを防ぐには、 ⚪︎適合精度の良い被せ物を装着する ⚪︎質が高く再発のない根管治療を受ける ことが重要になります。 治療方法は一度詰めてある材料を全て取り除き、再度きれいにし詰めなおす必要があります。   今回根の下の前歯4本に炎症が置きており、すべて治療のやり直しが必要ですが、仮歯を支えるため、治療回数を減らすため、3本同時に治療していきました。 ラバーダム、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)などを使用します。     治療開始後3ヶ月のレントゲン写真です。 治療している左側から3本の根の先には骨ができ、病巣が小さくなっているのが確認できます。 痛みや違和感もなく生活できているとのことです。     治癒が確認できたので、ここから根の内部に最終的な詰め物をし、隣の根管治療に移行していきます。 他の医院では抜歯といわれてしまったケースでも治せる場合があります。 アズ歯科桶川院へお気軽にご相談ください。   治療期間 3ヶ月 治療費  保険診療 治療のリスク 再発する可能性がある      

2020.10.17

仮歯(テンポラリークラウン)

主訴 歯茎が腫れた 治療内容 上の前歯の歯茎が腫れた事を主訴に来院されました。 右の写真で黒い丸の部分です。   診査の結果、前歯の根の先に菌が溜まり、歯を支える骨を溶かし歯茎に出てきている状態でした。 根の治療(根管治療)が必要と判断し患者様に説明し同意を得ました。 前歯には被せ物が入っており、根管治療をするためには被せ物を除去する必要があります。 その際、仮で接着させてある場合以外では被せ物を削って外す事になり、再作製が必要になります。 また、根の治療が終わり骨が再生してくるのを確認してから被せ物の作り直しを行うため、一定期間再作製ができなくなります。 しかし、治療期間中に代わりの歯を作らないと食事が取りづらいだけではなく、審美的にも影響がでてきます。 そういった事を防ぐため、治療期間中には仮歯を作製します。 被せ物を除去した後の写真です。 この状態から樹脂の様な材料を使用し、仮歯を作製します。 口の中で噛み合わせを調整し、審美的にも問題がないか患者様に確認してもらい装着します。   仮歯を装着した後の写真です。 毎回の診療はここから仮歯を外し根管治療を行い、処置後に仮歯を戻し終了します。 この状態であれば日常生活への影響も少なくすみますし、噛み合わせ、審美性、清掃性などを考慮しながら仮歯の調整を行っていくことで最終的な被せ物の形態を模索することができます。 このように当院では仮歯であっても、できるだけ見た目に影響しないよう、食事が不便にならないよう丁寧に作製しています。 仮歯の状態でお困りの事がある方はアズ歯科桶川院へお気軽にご相談ください。

2020.03.25
AS DENTAL CLINIC.
日本歯科医療評価機構

患者様満足度アンケートにご協力ください。

患者様により良い歯科医療を提供するため、
第三者機関に依頼して
満足度調査を行っています。
当院には患者様の個人情報は
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是非、たくさんのお言葉をお寄せ下さい。

また、当院では皆様から頂いたご意見をもとに、スタッフ全員で医院をよりよくしていく取り組みを実施しています。
当院について、お気づきになられた点などがございましたら、何でもお気軽にご意見をお寄せください。