歯がない部分の治療法 -インプラント-
以前抜歯をした部分の治療相談で来院された患者様です。 数年前に左下1本抜歯し、その状態で過ごしていたが食べづらく反対側でばかり噛んでいたため、顎が痛くなってきたとのことです。 片側ばかりで食べていると顎への負担が大きく、顎の関節に異常が出たり、顎の骨自体が変形してしまう場合もあります。 そのため、左右でバランス良く噛めるようにしっかりと噛み合わせを安定させてあげる必要があります。 抜歯した部分の治療方法として以下が挙げられます。 ①ブリッジ ②義歯(入れ歯) ③インプラント 患者様は30代の男性の方で、外での仕事の時間も長く、入れ歯などの取り外しの物は難しいとのことでした。 固定する治療であれば、①ブリッジか②インプラントになります。 今回後ろの歯には一部銀歯がありますが、手前の歯は一度も治療を受けていない歯です。 前歯などの力の負担が少ない部分であれば、削る量を最小限にした接着性ブリッジなども対応できる場合がありますが、今回の様な奥歯だと力が大きくかかるためしっかりとした厚みのある被せ物が必要になります。 そのため、今回ブリッジを選択すると両隣の歯を大きく削る必要があります。 患者様とそれぞれの治療方法のメリットデメリット、リスク、金額、期間などを相談後、今回はインプラントで進めていくこととなりました。 CT撮影、模型診査などを行います。 抜歯後期間が経っているため骨は再生しており、すぐにインプラントができる状態でした。 インプラント手術後、土台が入った状態です。 この上に仮歯を装着します。 この状態まで進めば普通の歯と同じ様に違和感なく噛むことができます。 仮歯の状態で一定期間経過観察を行い、問題が出なければ最終的な被せ物の作製をしていきます。 インプラントは小手術を伴うためどうしても怖いイメージを持たれている方がいらっしゃいます。 また保険外診療になるため金額が高いイメージもあると思います。 しかし、このように両隣の歯を削らずに治療ができること、自分の歯と同じように使うことができることを考えると、インプラント治療のメリットは多いと思います。 アズ歯科桶川院には口腔外科専門医が在籍しており、難易度の高いインプラントなどの外科処置も対応可能です。 お気軽にご相談ください。 治療期間 3ヶ月 治療費 ¥400,000+ tax 治療のリスク インプラントが歯周病になる場合がある
2022.01.06